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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


2-757  砂の女

  1. 2010/09/09(木) 23:00:00_
  2. 勅使河原宏
  3. _ comment:0
砂の女  1964年・日本



砂の女





 
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2010年9月9日(木)  セルDVD

監督  勅使河原宏
主演  岡田英二 (男)
     岸田今日子 (女)

感想
パチパチパチ・・・聞いていた通りに凄い映画でした☆
女の気持ちが分かる「だって砂がなきゃ、誰も私なんかをかまっちゃくれないでしょ?」
「他人なんかどうでもいい」その通りです!

砂に隠す逃げる時のロープやしみ込ませる焼酎、
あれは私の生活のすべてを包んでいる、目には見えないあるモノと同じで、
隠したり、見えないようにしながら毎日を生きている・・・。

多分、若い頃に見ていれば、ラスト何で逃げないのかな?と思ったと思うけど、
今は逃げたきゃ逃げるし、まぁとりあえず、って感じがよく分かる。

妊娠した事を知ったのは、あの時みたいだから(臨月で運ばれたと思っていたら、違っていた)
子供に対する気持ちで残ったのではないと思う。
もし異常な妊娠なら、生きて帰れるかどうか分からない・・・そこまできっと男は考えていないと思う。

衆人環視のもと、散歩する権利を得る為に女を襲う・・・それを見ている人間たちは、
多くの洋画で見た(特にスペインを舞台にした)公開死刑を思い出した。
自分たちの不満のハケ口を、そうな女まで見ている、平気で、見るのが当たり前的な?
結局見られうブーイングな感じ?

逃げた時ハマったのが砂地獄とは・・・
きっと死んだという夫娘も、本当に最初から結婚していたのではなく、こうして連れられてきたのでは???

岡田英二はキレイね・・・よく似合うわ、ちょっと世の中を斜めに見ている先生・・・
先生って呼ばれて、罠にはまった・・・人間は語るに落ちるのだからね・・・。
ラストあたりの顔の大写しも素敵☆ 
すっかり砂の男になり切っちゃって、着ているモノや履いているモノも、すっかり、砂仕様。

岸田今日子は凄いね☆ 
多分男性から見るとすごく良い女性でしょうね~!
相手は別に誰でも良いのよ、逃げられる直前に疲れているのにと文句言いつつ、
お湯の世話をしてあげたのとか、帰ってきた時に男を、特に感慨深くもなく見た目や・・・
そういう女をよく演じていたと思います。

女は自分が大事で、異常妊娠で死ぬのが怖い・・・それがよく分かった。
最後の最後に失踪宣告が出るけど、タイトルバックの時にハンコを押していたのが印象的で、
7年経って死んだ事になっても、ホントはどこかで生きている、名前もない砂の男になって。
証明書などの書類に失踪宣告がつけば完璧って感じ???

勅使河原監督の作品、多分、話に聞いただけで(淀川さん)見ていないと思うけど、「利休」とか
「豪姫」は宣伝を見たと思います。

脚本がすごく良いのは、原作者だから当たり前ではないと思う。
すごい事だと思うし、撮影は大変だったと思います。
中但馬砂丘の事を思い出します。

実際は砂丘のそばに民家のある部落なんてないと思うけど、
今も毎年失踪者が出ている現状、どこでどんな事があるか分かりませんね。
ココ60年くらいは日本では考えられなくても、昔は奴隷とか拉致とか、
そんな事どこの国にもしょっちゅうあった事だもんね~!




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