FC2ブログ

映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


2-400  イングリッシュ・ペイシェント  (旧gooブログの記事)

  1. 2009/10/14(水) 23:30:00_
  2. アンソニー・ミンゲラ
  3. _ comment:1
2009年10月28日の記事
タイトル「映画の神さま・17 地球には、線は書いていないから」



イングリッシュ・ペイシェント




 
.


先日「イングリッシュ・ペイシェント」という映画を見ました。
1996年度のオスカー総なめの作品です。
タイトルの意味は、直訳の通りに「イギリス人の患者」です。
国籍不明の人間をイギリス人として扱ったのです。

時代は、第2次世界大戦の始まる少し前から、ドイツ軍の降伏直後まで。
舞台は、北アフリカ(砂漠地帯)そして、ヨーロッパ大陸。
内容は、ドイツ軍降伏の少し前に、イギリス国籍の飛行機が墜落した事故で、
大ヤケドを負って(ホトンド重体)記憶を失った、正体不明の人物(男性)を、
カナダ国籍の女性看護師が、皆と一緒に連れて行くのは難しいからと、
小さな村の廃修道院で、看護して、看取るまでの間のお話です。

患者が、戦争前からの自分におきた出来事を少しずつ思い出し、
看護している女性看護師自身にも ある出来事がおきる・・・
患者の思い出す過去の話と、看護師の現在の出来事を、交互に織り交ぜて進むドラマです。

この映画の「人間関係」の部分で、いわゆる「不倫」という一部分があり、
それがピックアップされるレビュー等が多いのですが、
それよりも、 miriが、この映画を見て一番感じたのは「反戦」「戦争はダメだ」という事です。

実は、正体不明の患者は、砂漠地帯の正確な地図を作るのが仕事だったのです。
miriは皮肉な事だと思うのですが、地球儀や地図には線が入るけど、
地球そのものには「線」は書いていないという事に気づき、
その事も「反戦」という意味だと感じたのです。

日本は特殊な島国だから、きっと国際宇宙ステーションからは、
ひと目で“日本”だと分かるのでしょうけれど、アフリカ大陸、ヨーロッパ大陸、南北アメリカ大陸などは、
どこから どこまでが どの国なのかは、絶対に分からないと思います。
地球には線 (国境)が書いていないからです。本当は地図も要らないのかもしれません

 戦争して、領土を増やし、自分の国だけを富ませて、それが何になるのでしょう?
・・・地球人が全体的に幸せになれなかったら、何の意味も無い・・・そんな事を思いました。

 最後に、この映画の「砂漠の映像」は、とにかく美しいから・・・
それを見るだけでも価値があると思います。
技術的な美しさだけではなく、砂漠を愛している人が、
長い時間をかけて撮った「映像」なのではないかなと思いました。 





2コメント

Unknown (宵乃からす)

2009-10-29 07:33:12

この作品、わたしも観ました。
あまりよく覚えていないけれど(結構、最近なのに・・・)砂漠の美しさと、包帯ぐるぐる巻き患者との心の交流とか印象に残っています。
観た直後はmiriさんの仰る通り、不倫ということが引っかかっていたんですが、不思議とその部分は忘れていたんですよね。やっぱり、この作品はロマンスものではなく、戦争映画なんだなぁと納得してしまいました。

>地球そのものには「線」は書いていないという事に気づき、その事も「反戦」という意味だと感じたのです。

この言葉にハッとしました。素敵なことに気付かせてくれてありがと~!



こんにちは☆ (miri)

2009-10-29 10:49:24

コメントを有難う~☆

>やっぱり、この作品はロマンスものではなく、戦争映画なんだなぁと納得してしまいました。

すっごく嬉しいです!
この映画について、そういうふうに捉えるのは変かしら?と思っていたので、宵乃さんに共感してもらえて!
実際、miriは、見終わった後に、パチパチパチと拍手して「これは反戦映画だね」と呟いたのです。
でも、きっと、そういうとらえ方をする人は、本当に少ないだろうと・・・

もちろん、その「不倫」といわれる人間関係や他の人間関係等からも多くの学びはありますが、
この映画全体を見ると「戦争さえなければ」という声が、あっちからも、こっちからも聞こえるのです。

いつもホントにありがとう~! miriも映画はホトンド「ながら観」ですよ~!
本当に用事のない時、用事を作らないように準備した時以外は・・・
お互い「ながら観」をしなくて良い時が増えると良いね~☆ これからもよろしくね☆




<<2-401  荒野の1ドル銀貨 | BLOG TOP | 2-400  イングリッシュ・ペイシェント>>

comment

管理人のみ閲覧できます

  1. 2013/06/17(月) 21:30:07 |
  2. |
  3. [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
 
 管理者にだけ表示を許可する
 


このブログ内の検索フォームです

私のプロフィールです 

miri

Author:miri
古今東西、色々な映画が好きです♪
一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

カテゴリです❀

1975年からの記録(記事追加中です)

ネタばれについての、お知らせです。

感想文の中で映画の内容について深く触れている場合は、必ず大きな色文字でお知らせしています。 また、感想文の途中の一部分のみのネタばれの場合は、白抜きの隠し文字(反転で読めます)にしてあります。 ただ、申し訳ありませんがその白隠し文字は携帯(スマホ)では見えてしまいます(ペコリ)。 最後に、2008年以前の文章については、配慮はしてありません(ペコリ)。

« 2020 01  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -