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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


(2-47)  午後の遺言状  (2回目)

  1. 2019/09/26(木) 22:30:00_
  2. 新藤兼人
  3. _ comment:0
午後の遺言状  1995年・日本



午後の遺言状




 
.


2019年9月26日(木)  セルDVD

監督  新藤兼人    
主演  乙羽信子

感想
良かった、この作品は
今年見た全部の映画の中で一番良かった。



再見だけど、ほぼ内容は覚えていなかったし、
心から良い時間を過ごせました!

この映画はここ数年、ずっと再見したくて、一番再見したい作品だったのに
なかなかオンエアがないので、とうとうしびれを切らして
セルDVDを買ってまでして見て、本当に良かった!


終わった瞬間に「これは乙羽信子の映画なんだなあ」と、
心底思いました。



20年以上前に見た時は個人的なことは知らなかったので
素直に杉村春子が主演と思ったんだけど、違うね、
(あ、もちろん、大女優の人生をもきちんと描いていますが)

この作品は、婚姻関係にない男女の
真実の(と、本人同士は思っている)愛情を描いた作品なんだなあ
それも監督の個人的な思いの・・・。
(監督と乙羽さんは前妻との離婚後に結婚していますが、最初は不倫だったのでね)

で、21年前の初見時には分からなかった事が
今現在、母のいる場所での認知症の人々を見てとてもよく分かりました。

他に、製作時から四半世紀経っていて、
そういう老人が増えたこと、
そういうのでなくても、もう日本は65歳以上が28パーセントもいるらしく
全然違う国の話とさえも思える・・・

この頃からもっと手を打っていなかったから、
今現在すごいことになっているし、
今後もどんなに悲惨な国になるか分からないよね?

倍賞美津子、得したね~!
あと、松重豊、きっとこれが初見だったんだと思うと
背中がぞぞぞーっとするくらい、凄いと思いました。
監督の目が、ね。

観世さんも素晴らしかったし、奥さん役の女優さんも、
そして津川さんまで亡くなっているんだよね・・・涙。

この映画はあまりにも若い人には響かないのかもしれないけど
私は37歳でも響いたけど、今回はもっと響きました。
今後再見するとしたら、もっと響くか・・・あまりにも近くなったら見たくないかもね?


新藤監督は、いっぱい映画を作って
この作品以降も作ったけど
私はこの映画が
監督の生涯の一番の作品だと、信じて疑いません。




初見時感想はこちら  →  午後の遺言状(96・日) ・・・ 2-47 





この映画の結末

大女優は帰途に宣伝の撮影の仕事が入る。
新婚夫婦はバイクで走ってゆく。

そして主人公は、山荘の雨戸を閉め、帰ろうとし、ふと気付き、
あの石を持って出る。

そして、川へ・・・
石はバシャンと、しぶきを上げて川に落ちて行った。
そのしぶきのアップで終わり。





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