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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


(5-1417)  この世界の片隅に  (2回目)

  1. 2019/08/11(日) 23:00:00_
  2. 片渕須直
  3. _ comment:2
再見  この世界の片隅に  2016年・日本



この世界の片隅に




 
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2019年8月11日(日)  地デジNHK

監督  片渕須直
声の主演  のん

感想
地デジでオンエアがあったので、初見の夫に付き合って見ました☆
1年半、ほとんど覚えていたままでした。

でも、初見時のように原作と違うと怒ることはなかったです。
ラブラブと騙されることもなく、淡々と、そしてある意味
ちょっと距離を置いて・楽しんで見たのですが、

私としてはこの映画の後に「マイマイ新子と千年の魔法」を見て、
その監督という目で見ると、また一層深い思いを残してくれました。


う~ん、やはりそれは、ファンタジーという目線ですね!


もちろん戦前から戦時中の普通の人々の暮らしを
声高ではなく、静かに、でもリアルに、そして感慨深く描いている点は
優秀な作品だと思うし、素晴らしいです、もちろん☆

でも、主人公をああいう性格にして
ボーっとした、芸術家気質とでも言いますか?
こういう時代でなければと思える事もあるけど、

すずさんが描くあこれの描写の中に
新子やきいこや、千年前の彼女たちを見る事が出来たんです。

それは波のウサギや、空にはばたく鳥と爆撃、
畑を飛ぶ蝶たち、同じ場所に落ちる色の付いた焼夷弾、
壊れたふすまの障子の中に現れる模様の数々・・・。

主人公の目で見れば、恐ろしい出来事の中にも
美しいものはあるのかもしれない・・・
そのまま、見たままというよりも、
主人公の中で、ファンタジーと化しているんだろうな、なんてね。

でも、一番心に残ったのは、
今回も、自分の息子が広島から歩いてきて、
呉のその場所で焼け死んでいたことに気付かなかったおばさんの
「生きていかないと仕方ない」という言葉とその姿でした。

良い再見の機会でした、感謝です♪



初見時感想はこちら  →  この世界の片隅に(16・日) ・・・ 5-1417 
 




この映画の結末

ラストシーンは、今そこに居る皆の後ろ姿を
呉の海の方に向けて。

主人公は右手を失っている。
実家の母は行方不明のまま、父は10月に死んで
妹は原爆症で寝ている。

義姉は娘を亡くし、息子とも再会できないまま。
義両親は年老いながらも健在。

町内の人もだれかかれか亡くしている。
広島ではもっと。。。






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comment

原作をご存じなのかなと

  1. 2019/08/28(水) 10:19:55 |
  2. URL |
  3. 宵乃
  4. [ 編集 ]
過去記事も読んでみましたが、あの女性のことを他の方の感想で知ったのですね。私も映画を見た後に三角関係になるということだけは知りました。一切出さないという選択もあるけど、あのシーンもすずの絵のことが出ていたからなぁ…。

>主人公の目で見れば、恐ろしい出来事の中にも美しいものはあるのかもしれない・・・~主人公の中で、ファンタジーと化している

ここ良かったですよね。絵を描くのが好きな普通の主婦ということで親しみを感じました。爆撃風景があんなに美しくなるなんて!

>自分の息子が広島から歩いてきて、呉のその場所で焼け死んでいたことに気付かなかったおばさん

息子だったんですか…。二次被ばくの恐ろしさをほのめかしてるシーンなのかと思ってた私は冷たい人間です(汗)
こちらも完全にセリフを聞き取れたわけじゃないので、いつか再見すべきかもしれませんね…。

Re: 原作をご存じなのかなと

  1. 2019/08/28(水) 19:54:29 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
こちらもたくさん考えて下さり、本当に有難うございます☆

> あと、関係ないですが「この世界の片隅に」の原作との違いを調べてきたら、三角関係じゃなくて過去の女でした。リンと結婚まで考えていたのに家族に反対されて別れ、その後(どれくらいかはわからない)すずと結婚したようです。すずにとっての水原と同じポジションですね。すずとリンは知らずに仲良しなって、ふとしたことで昔の女だと気付いて苦悩するという展開だったようです。
> 関係ない話を失礼しました。
> 過去記事も読んでみましたが、あの女性のことを他の方の感想で知ったのですね。私も映画を見た後に三角関係になるということだけは知りました。一切出さないという選択もあるけど、あのシーンもすずの絵のことが出ていたからなぁ…。

今回は全くするーっと流せたんですが(夫は全く気付かなかった!)
それは、もう、この映画の中では、あのシーンだけの登場人物と
割り切ってみる事が出来たからだと思います☆

初見時は映画に良い印象を持った後で、原作との違いを知り、
ものすごくがっかりしたんです。

リンさんは遊女なので、結婚出来るわけないです、親目線では絶対にさせません。
そこで男は小さいころに一緒にさらわれかけた?すずを忘れていなくて
親に言ったら、堅気の家で大喜び、戦争でどうなるか分からないから
一日も早く結婚させたかったんでしょうし、
本人も遊女をあきらめきるには、それしかなかったんでしょうね?

> ここ良かったですよね。絵を描くのが好きな普通の主婦ということで親しみを感じました。爆撃風景があんなに美しくなるなんて!

そうですね、宵乃さんも、もしかしたら、あの時代に生きていたら、
(映画とか見ることはなくても)
普通の生活をイラストにしていたのではないでしょうか?

> 息子だったんですか…。二次被ばくの恐ろしさをほのめかしてるシーンなのかと思ってた私は冷たい人間です(汗)

いや、多分、よく聞こえなかったからそう思っただけだと思います。
二次被爆なんて、あの当時には庶民には分からなかったと思うし、
宵乃さんは冷たい人間ではありません!

> こちらも完全にセリフを聞き取れたわけじゃないので、いつか再見すべきかもしれませんね…。

私は初見時によくわからなくて、あのおばさんの言っていたことを
数回聞き直して、意味が分かり、泣けてきたんです。

息子があんな姿になっても、泣くわけでもなく生きていかないと仕方ないという・・・
それがこの映画で一番言いたかった事のように思ったからです。


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古今東西、色々な映画が好きです♪
一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

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