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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


5-1559  歌謡曲だよ、人生は  秋の音楽映画祭 参加作品

  1. 2018/10/22(月) 23:00:00_
  2. 複数の監督による合作
  3. _ comment:0
歌謡曲だよ、人生は  2007年・日本



歌謡曲だよ、人生は




 
.


2018年10月22日(月)までに数回に分けて  日本映画専門チャンネル

歌謡曲にちなんで
12話からなるオムニバス作品です。



全体の感想

私の世代には全く合わない古い歌謡曲が多かったけど
まあ今までに1度も聞いたことがなかった歌はなかったので
結局昭和歌謡なんですが、戦後直後から60年代までの歌なんでしょうね?

「女のみち」と「乙女のワルツ」だけはリアルタイムで知っていますが
まだ子供だった頃ですね(笑)。

私なら別のラインナップを選びます(笑)。
とりあえず、忙しい時期だったので、
オムニバスで一話ずつの時間が短かったので(15分前後)
その区切りずつで見られて、助かりました。

「乙女のワルツ」「みんな夢の中」「逢いたくて逢いたくて」は、
もううずうずしてしまったので、youtubeででも聞きたいと思います!




タイトルと監督と歌手とひと言感想
出演者は多いので、感想の下に書きました。

「プロローグ ダンシング・セブンティーン」
特に感想なし
これも歌だったのか?
知らない歌でした(笑)。


「僕は泣いちっち」
磯村一路
守屋浩

ひと言感想
ありがちな話ですが、主演が今をときめく青木君だったので
ほお10年前の姿かと、食いついて見ました(笑)。

しかし、暗い歌ですね、好きではないです。
今は東京どころか世界中が近いしね・・・。

ヒロインに華がない、今も女優しているけど脇役専門なのかも?
終わり方が微妙でした。



「これが青春だ」
七字幸久
布施明

ひと言感想
この歌はいかにも団塊の青春ソングって感じですよね?
私たちには合わない、何というか、微妙。

話もいまいちで。
俳優陣は今もよく見るけど助演が多いかな?
女優陣は残念ながら知らないし、華もなかった。

終わり方が非常に良かったです☆



「小指の想い出」
タナカ・T
伊東ゆかり

ひと言感想
この歌は小さい時に流行っていてテレビでよく聞きました。
れんさんが主演で、一所懸命に見ました。
ヒロインはもう引退しているようで、この映画はそういう女優さん
(若くて使い捨て系)が多いんだなあって思いました。

しかしこのシュチュエーション、もう慣れたけど・・・
たった8分間に深い思いを乗せて、良い作品でした♪

そしてあと50年もすれば、世界中こんな人だらけになりそうで(笑)。
私はもうこの世にいないのでイイです(笑)。



「ラブユー東京」
片岡英子
黒沢明とロス・プリモス

ひと言感想
今までは全部現代とちょっと過去とちょっと未来だったので
この映画のファーストシーンにはギョッとしました。

主演の方、最近ブイブイ言わせていますね(笑)。
演技力はあると思います。 しかし、この役柄!
言葉がなくともというのは映画的で良かったんですが・・・。

そしてこの歌、イイですね~!
昔OLの頃におっさんがよく唄っていたような気がします。

そうか、そうなっていたんだなって思った瞬間のこのチェンジ。
見ごたえのある10分間でした、ラストはとても良かった。



「女のみち」
三原光尋
宮史郎

ひと言感想
まさかのサウナ続き!
しかも主演が宮さんで(笑)。
しかしこの作品は、今では製作できないね、虐めだからね。

なんじゃこりゃ?
宮さんのPV?
銭湯で老若男女って!!!
しかも板谷由夏って!!!

この歌はたしか中1で日本中が流行っていたから
もう何百回も聞いています(笑)。
内容がホントに分かったのは、大人になってからです(笑)。



「ざんげの値打ちもない」
水谷俊之
北原ミレイ

ひと言感想
北原さんご本人の歌唱で、数年前にうたコンのオンエアで
全部聞きました、例の部分も。
すごく良かったので、保存してあります。

この作品はすごくその歌の世界観を大切にしてあって
素晴らしいと思いました☆

配役もグーで、あの二人は、それ以外の女優では
出来なかったですね。

余さんは相変わらずキレイで雰囲気があったし、
吉高は、マジ可愛い頃でしたね♪



「いとしのマックス/マックス・ア・ゴーゴー」
蛭子能収
荒木一郎

ひと言感想
上記で聞いたことのない曲はないと書いたけど
この歌は多分一回も聞いたことないです。
私はグループサウンズは幼児だったのであまり知りません。
(GS全般は懐メロの番組で聞いたことはあります)

で、滅茶苦茶でした、蛭子さんってこういう漫画を描くって知っていたけど
まさか映画までね?
ハッキリ書くけど、「あんた、アホちゃう?」

ヒロインは上記の方々と同じで今は不明で華のない方で残念でした。
武田くんはこういう役柄が似合いました。



「乙女のワルツ」
宮島竜治
伊藤咲子

ひと言感想
この歌は大好きで、伊藤咲子の3曲くらい好きな中でも一番かな?
内容も配役も良かったです♪
(ヒロインについては今までの作品と同じ)

昔の事も今の事も、
人はそれぞれ懸命に今を生きるしかないと
改めて思わせてくれました。

あの、でも、あのおじさんの涙は、
多分お若い方には分かりにくいかな?と思ったりします。
私の今の年齢なら、分かる・・・と思います(笑)。



「逢いたくて逢いたくて」
矢口史靖
園まり

ひと言感想
この歌は大好き、たしか小学生の低学年の頃、
よくテレビで聞きました。
3人娘?だよね?の中では一番好きな歌手ですが
最近の姿を見てしまい、ゲッソリ(笑)。

伊藤歩も妻夫木聡も、江口さんも(笑)
皆若くて素敵でした。

内容は、この監督なので、ああなるのは分かり切っていました。
頑張れば叶わないことは無い、
そうではないのが実人生だから
「せめて映画では」ってことだと思うけど?
そういうところが、私は大嫌い。

しかし、あの名字、今の日本人なら誰もが知っていますね(笑)。



「みんな夢の中」
おさだたつや
高田恭子

ひと言感想
この映画の中で、一番良い話でした。
映画的でした。
そして本当に夢のような作品でした。

ピエロが出てきた最初にはイミフだったんだけど
最後まで見ると本当によく分かりました。

また、鈴木ヒロミツさんのご遺作だと分かり、なんだか泣けました。
あの方は、潔かったですね、もう10年以上も経っていて仰天しました。

その他、女優も俳優も売れている人ばっかりで
とくに緑子は、この頃はまだいまいちだったけど今は一番売れてるんじゃないの?(笑)

俳優陣の実年齢に文句も出るけど
高橋さんはキレイだから、仕方ないね(笑)。

監督さん知らないので調べたら、照明の方なんですね!
もう仰天!!!
監督を本職になさっても良いように思います。

でもこの作品の色合いとか思い出すと
そうか、照明のプロらしい作品だったなって思いました。



「東京ラプソディ」
山口晃二
渥美二郎(オリジナルは藤島一郎)

ひと言感想
瀬戸朝香はきれいだにゃあ。
田口君もこの頃から売れていたよね?

そうそう、台詞が消してあって、
ずっとあの歌が流れて、字幕で歌詞も出たので
すごく好感でした。

でも、できれば藤島さんの歌声を聞きたかった。
権利関係かなあ?
好きな声です、あの方は、凄い歌手でした♪







以下、出演者

「僕は泣いちっち」
青木崇高 伴杏里 六平直政 下元史朗

「これが青春だ」
松尾諭 加藤理恵 池田貴美子 徳井優 田中要次

「小指の想い出」
大杉漣 高松いく 中山卓也

「ラブユー東京」
正名僕蔵 本田大輔 千崎若菜

「女のみち」
宮史郎 久野雅弘 板谷由夏

「ざんげの値打ちもない」
余貴美子 山路和弘  吉高由里子 山根和馬

「いとしのマックス」
武田真治 久保麻衣子 インリン・オブ・ジョイトイ 矢沢心 希和 長井秀和

「乙女のワルツ」
マモル・マヌー 内田朝陽 高橋真唯 山下敦弘 エディ藩 鈴木ヒロミツ 梅沢昌代

「逢いたくて逢いたくて」
妻夫木聡 伊藤歩 ベンガル 江口のりこ 堺沢隆史 寺部智英 小林トシ江

「みんな夢の中」
高橋惠子 烏丸せつこ 松金よね子 キムラ緑子 本田博太郎 田山涼成 北見敏之 村松利史  鈴木ヒロミツ

「東京ラブソディ」
瀬戸朝香 田口浩正 









今年から、映画の結末を書きます。
白文字反転で読めます。
(携帯・スマホでは、白文字にならず読めますので、お気を付けください)

「歌謡曲だよ、人生は」の結末

「僕は泣いちっち」
ヒロインは遊び仲間とのドライブで交通事故、足をやられて、田舎に帰ってきた。
主人公は初めての試合で倒されたところで終わり。
KOされるのか、立ち上がるのかわからないまま。

「これが青春だ」
トイレに閉じ込められて彼女と会えなかった主人公が
やっと出られて、無人の舞台でエアギターしたら拍手が!
それは閉じ込めた張本人の掃除のおばちゃんだった、でも主人公の笑顔で終わった。

「小指の想い出」
主人公は夕食が出来るまで昔の事を思い出す、若かりし頃の彼女と別れた時の事。
そしてその彼女そっくりのいまそこにいる「オンナ」が止まった。
充電を始める、3分間。 オンナは、ロボットなのだ。
「ラブユー東京」
時は流れ現代、やくざの親分になっている主人公。
金はあるが物足りない毎日。
ある朝、ちょっと休憩した場所で、あの時火山の中で別れた男を思い出す。
彼も思いだしたようだが、お腹の大きな女性と行ってしまう。
主人公の目に涙。終わり。

「女のみち」
銭湯での歌のショーが終わり、少年と別れる宮。
なんと板谷が待っていた!「待たせたな」宮を見て、満面の笑みの板谷。
少年はあんぐりと口がふさがらない(笑)。二人を見送る。寺の鐘が鳴る。塔が映る。小津っぽい。

「ざんげの値打ちもない」
バイクの練習をする若い女、ふと気付けばあの女性がいない。
その女は線路内を歩いている。
あの殺人の光景は、事実だったのだろうか?
「いとしのマックス/マックス・ア・ゴーゴー」
皆殺しで終わり(笑)
「乙女のワルツ」
内田朝陽が今は彼となって、奥さんの作ったものを食べる。
あの子に似た女性は彼氏とお茶タイム。
「逢いたくて逢いたくて」
あの手紙の相手の女性からの返事を、夫が持って走って走って
そして途中で妻にかわり自転車で追いついて、本人に渡す、そのシーンで終わる。
「みんな夢の中」
ピエロが消える、畑の中、でも、中心人物がまどろんでいる
同窓会自体が全てが夢の中だったのかもしれない?
あの子は亡くなっているんだと分かるし、とても映画的な話。
「エピローグ 東京ラブソデイ」
歌謡曲だよ、人生は の大文字を屋根とサイドに書いた
バスが東京タワーに向けて走ってゆく姿で終わり。
バスの中では、バスガイドが乗客の子供に貰ったお守りを嬉しそうにしている。




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Author:miri
古今東西、色々な映画が好きです♪
一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

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