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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


5-1522  マイマイ新子と千年の魔法

  1. 2018/08/28(火) 23:00:00_
  2. 片渕須直
  3. _ comment:4
マイマイ新子と千年の魔法  2009年・日本



マイマイ新子と千年の魔法





 
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2018年8月28日(火)  日本映画専門チャンネル

監督  片淵須直
声の主演  福田麻由子

感想
すっごい良い映画でした!
ものすごく考えられて作られていると思います。


そして、この映画の舞台は昭和30年代だから
私の子供時代とはまだ10年くらいの開きがあって、
しかも田舎の事だからちょっと違うんだけど
それでも熱い想いを感じさせてくれる・・・
昭和40年代の都会の子供もいつか描いてほしい、本気でそう思う監督。

もちろん、「この世界の片隅に」はすごく良かったけど
戦時中の事はいつも思うように「勉強になった」程度だったんだけど
この作品は、それよりはずっと自分に近い時代だからだと思うけど
いろんな思いがぐるぐる渦巻いて、どうしようもないです・・・。

千年の魔法が、新子だけでなくきいこにもあったのは、
夢ではなくて本当に魔法なんだけど、
いつも思うようなパラレルワールドが存在している証拠のようにも思えます。

あの子が清少納言だったらしいんだけど、
お姫様らしくない、こころの優しくて、明るくて、感性の豊かで鋭くて
身分の上下ではなく、何が良いか(面白いか)で動いているところが
周りの皆を(大人たちはちょっとね?)動かしたんだろうなって思いました。

途中の驚きの展開ですが、
今現在の子育てしか知らない人にはショックで文句も出るでしょうけど
私の世代でさえ、けっこうえぐい事やキレイではない事を
大人たちの世界から垣間見て、子供なりに処理してきたんです、
だからちょっと度が過ぎているかもしれないけど、あり得る事だと思いました。

その相手さんたちも、誰もが必死で生きていただけ・・・
あの美人先生の正体とかも、実際私の中学校でも似たようなことありましたよ!
それを中2なりに「フリンだって!」と、漢字も分からないのに大騒ぎしていたんです(笑)。

家族の事はご都合の良い点が多かったけど、当時はあったことでしょう。
最終盤の顛末にはちょっと驚いたけど、
誰もがそこから旅立って、強く生きていったんだろうな、と信じられました。

きいこの家庭については、
お母さんの早世を彼女自身が成長して妻になり母となった時に
思い知ることが多いんだろうなと、そういうふうに納得しました。
私の友人にもそういう子がいたけど、そのことについて聞くことは、
できなかったから・・・想像しただけです。

そして、千年前の彼女たちの流した色紙がそうなって、
生きていたはずなのに儚かった命もリンクして
咲いていた花々も今もあって
友情が時を超えて?なのかどうかは分かりにくいけど
それで良いと思えました・・・映画的に素敵なファンタジーでした。

顔の見えない(見えにくい)声優陣も
すっごく良かったです。


エンドロールの美しい日本!
当時はエアコンの室外機がないから、
もちろん温暖化もしてないから、暑いけど暑さの違う夏だったんだろうな。

雲も空も、麦畑も、そして降る時には雨も、
天の川、蛍、懐中電灯に照らされる舗装されていない道・・・
それから建物もお衣装も何もかも
こういう風に描かれると、もう見とれるだけです。
蝶の2羽は、きっと・・・。


自分の中学生時代くらいまでは
そういう日本の四季が見られたように思います。
だからちょっとはノスタルジーあるけど
大きくは、魔法にかかったような構成の素晴らしい映画でした☆


何故か、見終わって大泣きしてしまいました(笑)。
子供時代、あんな風には過ごしていなかったのにね・・・。



※やっぱり子供は上に上に登ってゆくんだなと、
最近あった失踪+発見ニュースを思い出しました



今年から、映画の結末を書きます。
白文字反転で読めます。
(携帯・スマホでは、白文字にならず読めますので、お気を付けください)

「マイマイ新子と千年の魔法」の結末

新子のおじいちゃんが死んで、一家はお父さんの職場近くへ引っ越す。
きいこも強くなって、皆で見送る。

千年前の彼女らは、あの角で、遊んでいる。

美しいエンドロールへ。




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comment

  1. 2019/03/11(月) 23:59:42 |
  2. URL |
  3. ポール・ブリッツ
  4. [ 編集 ]
土浦セントラルシネマでゴールデンウィーク上映をやるそうなので、来月末に見てこようと思います。

劇場で見るのはシネコンよりもいいよね、などと知ったようなことを(笑)

面白かったらブログに感想を書くっす。

ポールさん、こんにちは☆

  1. 2019/03/12(火) 17:12:53 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
お出まし頂き、有難うございます☆
記事を楽しみにして待っていますね~!

面白くなかったら、ごめんチャイ!
(もちろん、記事か書かなくて良いですよ)




> 土浦セントラルシネマでゴールデンウィーク上映をやるそうなので、来月末に見てこようと思います。
>
> 劇場で見るのはシネコンよりもいいよね、などと知ったようなことを(笑)
>
> 面白かったらブログに感想を書くっす。

  1. 2019/04/28(日) 14:35:53 |
  2. URL |
  3. ポール・ブリッツ
  4. [ 編集 ]
見てきました。あまりの素晴らしさに悶絶して涙して、いまだに感想がまとまってくれません。たしかにこれを「血槍富士」と比べれば、どちらを上にするか悩むよお~。

ポールさん、こんにちは☆

  1. 2019/04/29(月) 09:47:35 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
> 見てきました。あまりの素晴らしさに悶絶して涙して、いまだに感想がまとまってくれません。たしかにこれを「血槍富士」と比べれば、どちらを上にするか悩むよお~。

それは良かったですね☆
私もとっても嬉しいです!

「血槍富士」とは全くタイプの違う作品ですので
同じ邦画というくくりにしては「同点」以外ないですよね?(笑)
分かって頂けて嬉しいです。

記事は(書かれるなら)ゆっくりとお待ちしていま~す!


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