FC2ブログ

映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


5-1508  万引き家族

  1. 2018/07/22(日) 23:00:00_
  2. 是枝裕和
  3. _ comment:2
万引き家族  2018年・日本



万引き家族




 
.


2018年7月22日(日)  映画館にて

監督  是枝裕和
出演  リリー・フランキー 安藤サクラ 松岡茉優 子役二人 樹木希林 他



感想の前に

毎年、この時期になると、映画館は子供向け作品ばっかり。
若い人の事も子供と言います。
大人向けはこれと「空飛ぶタイヤ」と「ハン・ソロ」と「ジェラシックワールド」だけで
その4本から選ぶのに、時間とかも限られているし、仕方なくこの作品を見ました。



感想

やり過ぎだわ、やり過ぎ。


良い作品ですし、いかにもカンヌ映画祭の審査員が
ヨーロッパの映画人が好きそうな作品ですので
どうこう言うのもあれですが、やり過ぎ(笑)。

詰め込み過ぎだな、全く。
あれこれ、今の日本の(日本だけではない?)矛盾とか
いろいろな問題を突いてて、ハッとさせられることもあったけど、
それにしても多過ぎる。

この作品は、お幸せな方には面白くないと思います。



以下、内容に触れていますので、お気を付けください。



あと、そんなドロドロのどうにもならない中、
年寄りがコロッと死ぬのは、かなりなご都合の良いことで
朝起きたら死んでいたなんて、今の時代有り得ない、
そんなんなら誰も苦労しないって、介護とか大変なんだよ。

コロッといきそうな病弱には見えなかったしね、
一応食べて寝て、自分の家だし好きなことしていたし、
そう、復讐だろうね、あれは。

亜紀の正体はちょっと酷いんじゃないの?って感じ。
本人は「捨てられて」おばあちゃんが「拾ってくれた」んだろうけど
復讐以外の何物でもない・・・

あと私の立場から言わせてもらうなら、
子供が二人とも風邪一つ引いていなくて解せない。
今現在でも子供が悪い感染症にかかることは、あるんだよ。


とにかく、詰め込み過ぎで、考えさせる反面、
ご都合の良いとこはすっ飛ばして、いけいけゴーゴーで(笑)。
「三度目の殺人」のほうが断然良かった。


役者は全員良かった。
リリーさんの貧相な裸の後ろ姿、奥田の娘のゲップ等・体当たり演技の好感、
子役は二人ともそのまんまだったし、
樹木希林を初めて良いなって思ったし、
松岡なにがしは、可愛いだけで売っているんじゃなかったんだと反省したし、
いっとう得をしたのは、ほぼ1シーンのチョイ役・池松壮亮、今年は彼の年だなあ、うまかった。
あと、その他のチョイ役の皆さん、柄本さん緒形さん森口さん池脇さん高良さん
みんなすごかったね、きっと監督が上手にやるんだろうね!

是枝監督は、好きな作品とそうではない嫌いな作品と
どっちも同じくらいあります。
その時々の自分の考えにもよるんでしょうけど、
家族を追いかけるとか、絆の大安売りが嫌いという考えは良いと思います。
これからも見てゆきたい監督さんです。

良かったセリフは「誰かが捨てたものを、誰かが拾うんだ」です。
胸に痛まない人はいないような気がします。
この作品がR12なのは、正解ですね、R18でも良いかも?





今年から、映画の結末を書きます。
白文字反転で読めます。
(携帯・スマホでは、白文字にならず読めますので、お気を付けください)

「万引き家族」の結末

ばあさんの遺体遺棄で、女が収監された。
男は一人暮らしへ。

亜紀はあの家を覗きに行く(「ルーム」みたいだと思った)、
私の考えでは両親とは暮らしていない。

男児は施設に住み、学校にも通っている。
たくましく成長、連れてこられた時の事を面会時に女が話す。

男は男児との別れを決める。
男児はりんを守るためにわざと捕まったのだ。

しかし、じゅりは、以前同様虐待され、ベランダで外をじっと見る。
その目線で、エンドロールへ。

あ、そうそう、じゅりがゆりと自分のことを言ったのも
「ライオン 25年目のただいま」を思い出しました。




<<2018年7月のプラグインの言葉 | BLOG TOP | 5-1507  わが青春のイレブン>>

comment

  1. 2018/07/30(月) 11:18:21 |
  2. URL |
  3. しずく
  4. [ 編集 ]
観てますが、感想を書き辛くてそのままになっています。
分かりにくい箇所が幾つかあったのでノベライズを読んでからと思っていました。

予想よりは悪くなかった。
あの万引き家族が未成年者を含めずに、自らの意思での構成だったら共感できたと思います。

2人の子供はネグレクトされた環境だったとはいえ、勝手に大人たちが一方的な判断で連れ去った結果にすぎない。

だからといって、彼らを制裁しようという気にもなれないというところでしょうか?

リーリーフランキーが苦手でしたが本作では少し近しくなれたかも。


しずくさん、こんばんは☆

  1. 2018/07/30(月) 18:58:27 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
コメントを有難うございます☆

> 観てますが、感想を書き辛くてそのままになっています。
> 分かりにくい箇所が幾つかあったのでノベライズを読んでからと思っていました。

どこが分かりにくかったのでしょうか?
パンフレット読んだらおおよそ分かりましたが・・・?
記事を書かれるなら、楽しみにしています☆

> 予想よりは悪くなかった。
> あの万引き家族が未成年者を含めずに、自らの意思での構成だったら共感できたと思います。

予想は良くなかったんですね?(笑)
未成年者を出さないはずはないです、このヒト「誰も知らない」を作った人ですから。

> 2人の子供はネグレクトされた環境だったとはいえ、勝手に大人たちが一方的な判断で連れ去った結果にすぎない。

う~ん、そうなんですけど、どちらも我が子を探していませんよね?
死んだってかまわないという気持ちなのでは?
目黒区のあの子も、誰かに拾われれば、生きる事は出来たかもしれませんね?

> だからといって、彼らを制裁しようという気にもなれないというところでしょうか?

いや、やはり制裁しなくてはいけませんが、
彼らよりも実親の方がより罪が深いというところではないでしょうか?

行政の目とか、キレイなこと言っても
虐待される子供は現実に山ほどいて、
それは実親がそうしてしまうにいたる色んな社会のひずみもあるから
誰のせいという描き方はしていないと思います。

> リーリーフランキーが苦手でしたが本作では少し近しくなれたかも。

私もあの人好きくないですが、この作品では頑張ったと思います。
ふたりでそうめんを食べてその後のシーンとか
死体遺棄の後のお風呂とか
すごく上手に演じていたと思います☆

「そして父になる」もすごく良かったし、うまかったけど
やはり福山さんと一緒に出ていたので、今回の方がより良かったですね!
まぁ監督の力が大きいとは思いますが・・・。

長々と偉そうに書いて失礼いたしました(ペコリ)。


.
 
 管理者にだけ表示を許可する
 


このブログ内の検索フォームです

私のプロフィールです 

miri

Author:miri
古今東西、色々な映画が好きです♪
一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

カテゴリです❀

1975年からの記録(記事追加中です)

ネタばれについての、お知らせです。

感想文の中で映画の内容について深く触れている場合は、必ず大きな色文字でお知らせしています。 また、感想文の途中の一部分のみのネタばれの場合は、白抜きの隠し文字(反転で読めます)にしてあります。 ただ、申し訳ありませんがその白隠し文字は携帯(スマホ)では見えてしまいます(ペコリ)。 最後に、2008年以前の文章については、配慮はしてありません(ペコリ)。

« 2019 08  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31