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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


5-1487  長屋紳士録

  1. 2018/06/28(木) 23:00:00_
  2. 小津安二郎
  3. _ comment:0
長屋紳士録  1947年・日本



長屋紳士録





 
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2018年6月28日(木)  Amazonビデオ

監督  小津安二郎
主演  飯田蝶子

感想
宣伝文句から想像していたのとはちょっと違う作品でした。
何となく、もう残っている作品は戦前とかの古いのが多いので
せめて戦後だからとこれを選んだんですけど・・・
ひと言で言えば「時代が違う」って感じでした。

「シッシッ」とか「メッ」とか言って怖い顔して
子供の名前も呼ばない「坊や」ではね~
もちろん、戦後2年、誰もが自分が食べるのに必死だと分かっているし
何の関係もない、寝小便するガキに来られても
っていうか押し付けられても、ハイそうですかって篤志家のような人が
一般市民にあるはずがないっていうのね。

ラストシーンで分かったんだけど、戦災孤児とか多くて、
大人が捨てたタバコ拾って吸って、あれ小学生くらいだよね?
この映画を撮影しているスタッフの誰もが注意しないし
当たり前の光景だったんだろうね、
だからこそ、蝶子さん演ずる怖いおばさんでも
1週間も泊めてくれるなんて、篤志家のような事だったんだろうし、
警察は何のあてにもならないって事だったんだよね。

実父も普通の人で捨てたわけではなかったんだし
公開当時はすごく良い話だったのかもしれないけど
平成の世の中、こどもさまさま、子供大事、小さな命を守る
先進国日本では、この映画は・・・見辛い・・・。

当時をよく知る人なら良い作品と受け止められるような気もします。
1961年生まれの私には、戦後2年は、恐ろしいばかりでした。

・・・つまり多くの恐ろしい時代の話と違って、(例えばナチスの事とか)
自分の国の、自分が生まれるちょっと前の光景だったからこそ
怖かったんだろうなって思いました。

小津さんの初見作品、もうあと数本あるけど、
どれも古いし、こころつぶれたくないので
毎月一本見るのは、これで終わりにします。

いつか何か機会があれば、見ても良いですが・・・
来年になったらまた、1950年代以降の有名作品の
再見を楽しむのも良いかもしれませんね~?

あ、でも、蝶子さんの友人さんとか、後の作品群の女性群に似ていて
そういう基本みたいな???
でもまぁ笠智衆さんの役柄の無責任なことにはびっくりでした(笑)。

小津監督さん、1年半楽しかったです、有難うございました☆





今年から、映画の結末を書きます。
白文字反転で読めます。
(携帯・スマホでは、白文字にならず読めますので、お気を付けください)

「長屋紳士録」の結末

からっぽになったこころと自分の部屋。

・・・西郷さんを映して、その下の戦災孤児の群れ。

記録映画として、その部分、ものすごく怖かったです。





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