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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


5-1445  血槍富士

  1. 2018/04/30(月) 23:00:00_
  2. 内田吐夢
  3. _ comment:0
血槍富士  1955年・日本



血槍富士




 
.


2018年4月30日(月)  時代劇専門チャンネル

監督  内田吐夢
主演  片岡千恵蔵  

感想
非常に良い作品でした。


最終盤のクライマックスからエンドマークまでは、ちょっと置いといて、
そこまでなんですけど

最初らへんは、何人かが歩いているだけで
母娘とかもいるのに、健脚の男性一人旅と
結局同じ船に乗ったりするのは、変じゃない?とか
斜め的な目で見てしまったんですけど
それはすぐに直って、まともな目線で見るようになりました。

群像劇でもあり、ロードムービーでもあるのでしょうけど
ちゃんと「いなければならないところ」に、「そういう立場の人」を置いていたことが
この映画の勝因だと思います☆
計算されつくした、なんて陳腐な言葉は使いたくないのですが・・・。

役柄的に、あの殿様というかご主人様ね、
あの人のこころの弱さが、もし、違うものだったら
最終盤も、その前のあれもこれも違ったんでしょうね、
だからこそ、こういうこころの持ち主だったんだけど、
今現在でも似たような話は吐いて捨てるほど
でも、選べなかった時代だからね、自分はそういう家の子なんだからね・・・。

俳優陣はみんな素晴らしかった!
千恵蔵さんも、ご主人様も、加東さんも、
母娘のお母さんも、年老いた父とその娘も、
岡っ引きの人も、その人に疑われたあの人物も、赤鼻三人衆も、
下手な人は一人もいなかったし、それ以外の助演やチョイ役も
全員その人が演ずるべきでした。

ただ、時代的に仕方ないけど
あの男の子も、母娘の女の子も、他のお祭りに来ていた子供たちも
みんな、今風で言うと「労働基準法違反」もいいとこで
子役のあり方・使われ方を考えてしまいました。
お祭りのシーンは、夜もいいとこ深夜に撮ったはずですしね。
でもまぁ今ではないんだし、今更仕方ない事です(笑)。

さて、置いておいた最終盤からエンドマークへの流れですが
この首一万石」と何が違うんだろう?とも思えましたが
ポールさんが教えてくれて納得しました。

でも決定的に違うその2作品の明るさというか・・・
無残さの違いは、伊藤監督がこの作品の良さにイライラして
作ったんだろうか?と思うほどでした。





今年から、映画の結末を書きます。
白文字反転で読めます。
(携帯・スマホでは、白文字にならず読めますので、お気を付けください)

「血槍富士」の結末

ご主人様ともう一人の家来が殺されたので
主人公千恵蔵は槍で仕返し、もうめちゃくちゃだけど強くて、全員殺した。

「下郎に殺された」となると大変なので相手方も文句言わず、
代官所としても仕返しだしと、全くおとがめなし。
この旅の目的である江戸に向かって一人行く。

槍持って、二人の遺骨持って、その他の持ち物持って、
あの子がついてゆくというのを振り切って、坂道になっているところをゆく主人公、
赤鼻三人衆と母娘が送って、良いラストシーンでした。




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