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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


2-730  一番美しく

  1. 2010/08/27(金) 23:00:00_
  2. 黒澤明
  3. _ comment:0
一番美しく  1944年・日本



一番美しく




 

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2010年8月27日(金)  日本映画専門チャンネル

監督  黒澤明
主演  志村喬  (工場長役)

感想
昭和19年製作作品、戦況が悪くても、そういう事は庶民には知らされていないから、
兵隊さんが頑張っているんだから、私たちも頑張らねば、と銃後の守りというか、
この話は光学レンズを作る会社の工場の話で、ニコンの工場がモデルになっているようです。
もし、昭和19年に、私が20歳前後の女性として、親とか兄弟が戦地に送られている状態で、
この工場に勤めていたら、きっと彼女たちの中の一人として頑張ったと思う。
自分の作ったレンズが、兵器の一部となり、敵を殺す為に役に立つのだ、と。
増産計画、男性が2倍、女性は1・5倍を不満として1・75倍にしてもらう彼女たち・・・
当然、病気や、検査ミスや色々と出るわけで、
でも信じられない事に彼女らは、鼓笛隊?も作っていて、そっちも頑張るし、
お昼休みにはバレーボールなんかもしている。
すごい体力。

きっと当時の事を知らないから、あまり食べるモノもないのにとか思っても、
実際は日本人がこんなにちゃんと食べられるようになったのは、
ココ50年ばかりの事だろうから、案外平気なのかもしれないけど・・・。

色んな出来事があって、でも仕事は増産計画頑張って・・・
そんな中、彼女たちの中心人物が、ある子を庇っている事や、検査ミスが発覚し、大変な事に・・・
でも全て努力努力で、何の不平も言わずに、何とかクリアするし、
皆の結束はますます強くなる・・・病気で故郷に帰っていた子も戻ってきたし、
がんばろーおぉー!という感じで、終わる・・・。

う~ん、戦意高揚を歌った中に、反戦のメッセージを感じた。
黒澤作品の中で評価が低いらしいけど、監督本人は「一番可愛い作品」と言っていたらしい、
そりゃそうだわね、中心人物を演じた女優と、この翌年結婚したんだものネ。
(女優引退、黒澤久雄の母、故人)
でもその子の件を除いても、私も可愛い作品だと思いました。
時局に逆らえずに、何とか映画を作ることを続けて、
同年にレジスタンスの目を盗んで作られた「天井桟敷の人々」なんかとは比べられるはずもなく、
小品だけど、仕方なかったのよね~。




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