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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


2-488 神々の王国

  1. 2010/01/20(水) 20:00:00_
  2. ジュリアン・デュヴィヴィエ
  3. _ comment:2
Au Royaume des Cieux (神々の王国) 1949年・フランス



神々の王国




 
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2010年1月20日(水)  買ったDVDを鑑賞

監督 ジュリアン・デュヴィヴィエ
主演 色々な若者たち

感想
異色作というけど、まぁそんなに良くも悪くもない作品だったかな?
デュヴィヴィエさまって、結構“普通”の作品でも、
私には「イイ感じ」で受けとめられるのよね。


鑑別所の少女たちの、一人ひとりの身の上と罪・・・
寛容の元・所長のやり方か? 
厳格の現・所長のやり方か?(でも異常すぎる)

殺人を犯した少女から、ただ孤児で行く場所のない少女まで、色んな子を全部
一緒くたにして、集めて、管理する?この時代の鑑別所という名の施設・・・

反抗やハンストやケンカ・殴り合いや、
見て見ぬ振りのお婆さんや、
マリアの話を信じる子と、信じない子と、

まぁホントのところは、マリアとピエールの「愛」は「恋」だから、
普通の暮らしが続くと、変わってしまうんだろうけど、
とにかく今ここに来る、という事が、他の少女たちには
(もちろん本人同士にとっても)「真実の愛」のように映ったのよね。

この時代のフランスの事は分からないけど、きっと今は全然違うと思うし。
自然も、すごい洪水で恐ろしいけど、きっと今は工事一杯して、安全になっているよね?
堤防の決壊のシーンは、多分ミニチュアだと思う。ちゃちかった~!

監督が亡命先のアメリカから、戦後なかなか帰国できず、
やっと帰れて、作った初の作品、評判良くなかったらしいけど、
後年の群像劇につながると思うし、
戦前のただ暗いラストの映画たちより、良くないという事はなかったと思うわ。

フランスの映画界で、この後活躍しそうな俳優をたくさん使ったというけど、
その辺は実際どうだったんだろう?あまりスターはいなかったのでは?
まぁスターなしの方がこういう作品は光るよね
(若者の群像劇・ガチャガチャと進行)

私としては鑑別所の彼女たちより、昔・鑑別所に5年いたという
ピエールの下宿のおばさんの娘が普通に暮らしているのを見て、
やっぱり親しだいかもしれないなぁって思った。

今年のはじめに、やっぱり少女の刑務所の映画を見たんだけど、
自分では分からない事が多すぎて、ただ目を丸くして、見るだけで・・・
何も偉そうなことは言えない、誰だっていつ犯罪者になるかなんて
分からないんだもの・・・。

この頃は、戦後だから、戦争で親の死んだ子も多かったし。
特殊な時代の特殊な世代の話、もちろん、いつの時代にも似ている人達はいるけど・・・
哀しみやら何やら・・・一種の反戦映画かもしれない

このDVDを買って見て本当に良かった☆
これからも監督の作品を買い集めたいと思います。
(ちょっとお高いのが、悩みのタネです)




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comment

こんばんは。

  1. 2011/01/19(水) 19:30:55 |
  2. URL |
  3. アスカパパ
  4. [ 編集 ]
コメントとTBありがとうございます。
miriさんのレヴューを読ませて頂きました。
心の思うままに、実に素直に書いて居られますね。
特に、

>何も偉そうなことは言えない、誰だっていつ犯罪者になるかなんて
分からないんだもの・・・。

感銘しました。

1940年前後は、こういう施設の映画が多かったです。今は、死語となっている感化院という施設もありました。「みかへりの塔」もそうでしたし、終戦後、ヒットしたラジオドラマ「鐘の鳴る丘」も、そうでした。映画やドラマの題材として適していたかも知れません。
現在は、少年鑑別所と呼称していますね。
欧州映画にも屡々登場しますし、古今東西、この類の映画は時々現れますが、概ね、水準作か、それ以上の作品が多いと思います。話が横道に逸れてしまいした。申し訳ありません。

アスカパパさん、おはようございます☆

  1. 2011/01/20(木) 08:38:40 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
こちらこそ、コメントとTBを有難うございました☆

> miriさんのレヴューを読ませて頂きました。
> 心の思うままに、実に素直に書いて居られますね。

ちょうど一年くらい前に見たのです。
いろいろと買い始めた頃で、嬉しくって~♪

> 特に、
> >何も偉そうなことは言えない、誰だっていつ犯罪者になるかなんて
> 分からないんだもの・・・。
> 感銘しました。

感銘だなんて・・・ハハハハハお恥ずかしい。
私など心に暗いモノを持っていると、いつ爆発するやら・・・自分でも怖いのです☆

> 1940年前後は、こういう施設の映画が多かったです。今は、死語となっている感化院という施設もありました。「みかへりの塔」もそうでしたし、終戦後、ヒットしたラジオドラマ「鐘の鳴る丘」も、そうでした。映画やドラマの題材として適していたかも知れません。
> 現在は、少年鑑別所と呼称していますね。

現在でも、テレビドラマなどは多いですよね・・・
多分、昔の場合と違って、今は、ちょっとテレビ制作者にも、鑑賞者にも
「自分は違う」のような上から目線があるような気がします。

昔の場合は、今よりも、多分、もっと切実だったように思います。
誰もが楽ではなかったはずですものね・・・
知らない時代の事を、偉そうに書いて申し訳ありません。

> 欧州映画にも屡々登場しますし、古今東西、この類の映画は時々現れますが、概ね、水準作か、それ以上の作品が多いと思います。話が横道に逸れてしまいした。申し訳ありません。

いいえ、いつもいろいろと勉強させていただき、有難うございます。
アスカパパさんとお話しさせていただくと、自分が素直になって
まるで中学生のような心になる事を発見します。

これからも映画と、それにまつわるお話を、聞かせてくださいね☆
今日も寒そうです・・・皆さまご自愛くださいませ。
 
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miri

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古今東西、色々な映画が好きです♪
一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

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