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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


2-1065  浮雲 

  1. 2011/05/13(金) 23:00:00_
  2. 成瀬巳喜男
  3. _ comment:0
浮雲  1955年・日本



浮雲



以下、内容に触れていますので、お気を付けください。





 
.


2011年5月13日(金)  BS3

監督 成瀬巳喜男
主演 高峰秀子  (ゆき子役)

感想
何というか、凄い映画ですよね~キネ旬1位というのもうなずけますけど、
高峰秀子さんって言ったら、私の中では「優しい日本のお母さん」だから、

どうしたって、義兄に犯されたり(しかも後でお金のために、再びその人間に身を任せる)
米兵のオンリーになったり、
同じ相手(不倫)と、くっついたり別れたり、子供を授かるも・・・

そういう悪い女の雰囲気、って言うモノが、この人にはないよね~。
申し訳ないけど、清潔すぎるその雰囲気、
自堕落に堕ちてゆく「おんな」は、演じていない・・・と、思うのです。

って、もしかしたら、公開当時に見れば全然違う感想だったかもしれない・・・
あの白い入浴剤のお風呂に、男女で入っている事に、ものすごい衝撃を受けて・・・?
そういう関係だと、ひと目で分かったのかもしれない。

でも、今は、現代では、この映画の作り方では、
あまりにも「清潔感」があふれていて、
あのような女の人生が描かれているとは、どうしても思えないのです。

くっついたり離れたり繰り返す理由が、
身体の相性が良いから、だそうですけど、
とてもじゃないけど、そういう女性に見えないのよね~!
(男の方もいまひとつ、見えにくい)

だいたい林芙美子の書くモノは、私にはダメなのよね~
「放浪記」も読めなかったし、アレルギー的な・・・

なんじゃこりゃ~!としか思えない、相手役の男、
奥さんが居て、ヒロインとズルズル・・・
しかもヒロインとの旅行中に、そこにいたキレイな人妻に手を出す・・・
ずっと後には、近所の飲み屋の女房にもちょっかいを出す

林芙美子の男性観って、そういうのが多いのよネ~。
今現代においても、そういう男は確かに居るとは思うけど、
いくら映画でも、見ていて、ゾゾーッとするのよね~。

死のシーンも、何というか、いろいろな文句ばかりが浮かんでしまうし、
あれをラストシーンにして、あの男は1週間も経たないうちに
別の女にちょっかいを出しそうな雰囲気が、見えてきたし・・・

この映画、時代を現代に変えて、
戦時中の仏印を、単身赴任先のアメリカあたりに変えて、
誰か作って下さい、きっとただの安っぽいメロドラマにしかならない。

だからこそ、戦時中と、戦後のドタバタのこの時代を
こうして描いた事には意味があるとも思えるけれども・・・
そうね、この作品の良いところは、きっとそこだけでしょう。

とても評価の高い作品ですが、
内容と言い、全部、気に入らなかった。

“清潔感あり過ぎで・賞”





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