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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


2-1590  エル・スール

  1. 2012/04/18(水) 23:00:00_
  2. ビクトル・エルセ
  3. _ comment:0
EL SUR  (エル・スール)  1982年・スペイン / フランス



エルスール




 
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2012年4月18日(水)  BS3

監督 ヴィクトル・エルセ
主演 オメロ・アントヌッティ  (父アグスティン 役)
    二人少女の俳優  (8歳と15歳のエストレリャ 役)

感想
原田康子的な・・・。

この監督の「ミツバチのささやき」がダメだったので、
5ヶ月もほっといたんですが、とうとう見たら、あまりに良くてビックリ!
こんなことならもっと早く見れば良かったのに・・・って思いました。

それで「ミツバチのささやき」は、よく分からなかったんですが、
この映画は、よく分かったのです。
なんとなく原田康子のこと考えていたのですが、
偶然にもこの映画の世界観は、その小説と同じだったので・・・。

「病める丘」という小説の、主人公の女性の年齢が低いバージョンを見ているかのようでした。
なので、本来のこの映画への感想とは違うのかもしれませんが、
私なりにとっても気に入ったのです。

お父さんがどうなったのかが、終盤ハッキリと分かるシーンがあって、
あぁいう描き方がダメな人には難しい映画だと思いますが、
私は「病める丘」でとうとう見つからなかったお父さんがココに居たように思えました。

この映画の一番のネックは最初の数分ですね・・・
なかなかあぁいうところをスルー出来ないので、辛抱強く待っていましたが、
とうとう右からの日差しが入ってきた時、待った甲斐があったように思いました♪

娘と、父親、その組み合わせには個人的に色々と思うところがあって、
こういうスリリングな関係って、美しいとさえ思います。

昔・愛した女性の登場の仕方も良かったし・・・
お母さんとお手伝いさんが、スーッと来てスーッと行ってしまったのも面白かった。
それほどまでに、子供のあの儀式は重いのでしょうね。
たったひとつと言って良いほどの、お父さんにとっての楽しい場面・・・。

そう思うと、お母さんがどこまでも可哀想なのかもしれないけど、
自分というモノを持たなくてはならないのは、本当はお母さんなんだけど、
この映画は未完成品らしいので、その点、よく分かりました。

ラストシーンは、それなりの希望と、それなりの絶望と、
うまいなぁ~って感じで、
私としては「ミツバチのささやき」から随分年月が経って、
監督さんも成長なさったと思ったりしました♪



再見時感想はこちら  →  エル・スール(82・西/仏)(2回目) ・・・ 2-1590




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