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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


2-1615  シベールの日曜日

  1. 2012/05/04(金) 23:00:00_
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CYBELE OU LES DIMANCHES DE VILLE D'AVRAY  (シベールの日曜日)  1963年・フランス



シベールの日曜日





 
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2012年5月4日(金)  セルDVD

監督 セルジュ・ブールギニョン
主演 ハーディー・クルーガー (ピエール 役)

感想
う~ん、色々と聞いていたけど、難しい映画ですわね。
男の人なら笑って見られる場面があるのかもしれないけど、
女から見ればそういうわけにもいかないし・・・。

ピエールの事は少し分かるような気がします・・・
それは最初に飛行機で殺してしまったかもしれない女の子の事、
それがこころの傷こころの蓋になっていたんだけど、
駅でシベールに初めて会って、お互いニコッとしたときに、
浅いこころは分からないけど、深いこころは「あの子は生きていたのだ、ここにこうしているのだ」と
受け止めてしまったと思うのよね。
だから、シベールと会う事は、一種の浮気なんだけど、
ロリコンという意味ではなく、あの死んだと思っていた子に対する罪の償いだと思うのよね~。

フランソワーズのことは、ちょっとよく分からない・・・
というのは私は12歳で親に捨てられていないから、
誰もいなくなった彼女がどれほど必死であぁいう態度に出たのかは、
心底からは分からないから・・・ただ、その点を除いて想像するのには、
12歳というけど、あれはたちの悪い“オンナ”なんですよね・・・
ただ、事実上は子供だから、頬にキスするくらいが精いっぱいで
それ以上のことは知らないし、出来ないし、
ピエールがそういう事をしようとしたら怖くなって逃げると思う・・・
ピエールが普通の男性ではない事を見抜いていて、
そのうえで結婚の話をするのだけど、お互いに寂しい心を埋め合わすだけのことで、

悪意の他人(マドレーヌに助けを求められた医師など)が思うような二人ではないんだけど、

マドレーヌから見ると、やっぱり何も言ってくれなかった事が一番の問題で、
二人が何をどうしているかという事よりも、ピエールが自分との事を
どうしてゆくつもりなのか?のその一点だけに目が行っていたと思う。

まぁでも最後の方がよく分からないまま、死んでしまったので、
シベールの叫びは、自分が可哀想だと言う意味だし・・・。

総合的に考えると、戦争がなければピエールも普通の人として
マドレーヌにも会う事もなかっただろうし、シベールは別の獲物を見つけていたかもしれないけど、
やはりひとつのメッセージは「反戦」と、もう一つは「親の責任」で、
あとはあの二人の逢瀬をどう取るかで変わってくる物語りなんだと思います。

色々なエピソードを挟んでいるけど、脚本的にひとつの方向が見いだせず、
どっちからもどうとも見られる(たとえば、子供たちに混ざって遊びたいだけのシベールと、
男の子にやきもちを焼きたたくピエールの部分があると思えば、
マドレーヌとのキスをフランソワーズに見られて逆上するピエールと、
ってこのあたり一緒かな??? 
その後臥せって、でも来てくれたからまた甘えて、奥さん抜きの会話をするシベール・・・)

う~んどうなんだろう?
真剣に結婚になるかといえば、12歳の言葉と、18歳までの6年間はリンクしないし、
マドレーヌがピエールを愛する意味は、同情ではなく、愛情で、
二人は大人のすることしているんだけど、フランソワーズ登場後にはそれがなくなっていて、
それをもっと早く何かあると受け止めるべきでした。

カルロ?でしたか?あの人は良い人でしたね~。
しかし酷過ぎる、甥ごさんのツリーを黙って持ってくるなんて、風見鶏も、
やっぱその辺考えると、ただの浮気男が浮気相手に喜んでほしいみたいだし?

多分、一番正しいシーンは、シベールの名前を知らせて受け取るシーンだと思います。
それ以外のシーンは、この映画を作った人の感性がどっちを向いているか?
そして映画を見る人がどういう状況か?という事で全然変わると思いました。

今の私はマドレーヌでもシベールでもないし、
この映画は、女性が楽しめる作品ではないということが分かっただけです。





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