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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


2ー1829  幸福(しあわせ)

  1. 2012/09/24(月) 23:00:00_
  2. アニエス・ヴァルダ
  3. _ comment:0
LE BONHEUR  (幸福 (しあわせ))  1964年・フランス



幸福(しあわせ)




 
.


2012年9月24日(月)  レンタルVHS

監督 アニエス・ヴァルダ
主演 3人

感想
私はこの映画は「シティ・オブ・ゴッド」と同様に、
お話の中身について論じるのではなく、

フランス映画らしいフランス映画、
アニエス・ヴァルダらしい作品を、
音楽と光にまかせて、自然と見るしかなかったです。

お話の中身については、あの年齢の子供たちがいる人間たちが、
自分勝手に死んだり、
よそのオンナに割く時間があったりすることや、

また、自分が殺した女性の産んだ子供たちの世話をすることを
簡単に出来るオンナは、絶対にいない、と思うし、

0~1歳と2~3歳の子供(その位だと思う)なら、とりあえず
世話してくれるなら誰でも良いのだけど、後で怨むしね(爆~)。
(子供がだんだん大きくなっていて、きっと時間をかけて撮った作品だと思います)

・・・等々、きりがないけど、
それらを真面目に考えると気が狂いそうになるので、
考えないという方法しかありません。



以下、中身を横に置いておいて、この映画について。

凄い映画だと思います☆
フランス映画を、映画を、愛する監督が、
もしかしたら市川昆さんの奥さんのような気持ちで(黒い十人の女・脚本)
作ったのかもね~?って思うと、楽しい。

まず、最初の方、ルノワール監督の「ピクニック」とか「素晴らしき放浪者」への
尊敬の念を感じ、調べたらビンゴでした。
あのテレビに映っていたのも、ルノワールの作品(私は未見)だそうですし。

エミリの部屋にあった、モンローなどのスターの写真、
夫婦の食器棚に貼ってあった、同じく識別できないけどスターの写真、

池のある公園にはフランソワーズ(シベール)とピエールがいそうでしたし、
いろんな映画があちこちに見られそうでした♪

二人がまだそうなる前のカフェで見られたいくつもの看板の言葉が
意味シンで笑えたり、
ダンスのシーンで木を挟んで上手に時間経過を示したり、

音楽が、軽いので引っ張ってきたけど、
あの「お前が人間なら、絶対に言ってはいけない事」を言う時には止まっていて、
立ちあがると同時に復活して、

溺死体を抱き上げるとき、背景の人が一人ずつ消えたり、
テレーズに「毎日じゃあ、デザートも変化が必要」と言わせたり、

音楽は、最後の方はガラッと曲調が変わっていました・・・
それは葬儀の場面だけではなく、最後の最後まで、
特に黄金いろの森での、言葉が一切ないシークエンス、あの音楽だけで引っ張って・・・

「光・色調」は、私の借りたソフトは結構褪せていたけど
これは当初は美しかったと思うし、

「しあわせ」って主人公たちや、周りの人々が
たびたび口にしていたこの言葉、
私から見ると「おしあわせで、けっこう」って感じです☆

「歌う女・歌わない女」しか知らないけど
大好きと思って見ていた高3時代の「女性映画」のラストを飾った作品の監督で、
この作品で再会したのは大きな意味があると思いました☆

私は、フランス映画らしいフランス映画が、大好きです!
(※この映画の場合、お話の中身抜きでネ)




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古今東西、色々な映画が好きです♪
一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

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