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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


337・嘆きのテレーズ 1953・フランス

  1. 1980/08/03(日) 23:59:00_
  2. マルセル・カルネ
  3. _ comment:6
↓ 再見時に買ったDVDです
  信じられない事に、このペアで500円、しかも美しく見やすいフィルムでした☆



嘆きのテレーズ



映画鑑賞の記録 1
(誤字・脱字・間違った情報等も・そのまま、ノートを転記しただけの記録です)
(その後 ネットで調べたりして 分かった事は、追記してゆきます)

ココから下が転記の内容です。



1980年8月3日(日) PM9:45~11:45 (19歳)
Directed by マルセル・カルネ
    シモーヌ・シニョレ

カルネの作品なので 楽しみです フランス映画 そして
私の べスト1・の 作品の かんとくさん だから・・




 
.


感想
ひえー すごい 内容なんだわ 題名と 全く 違うもん
ゾラの 原作は よく 知らないけれども
そして いっとう 感じたのは シモーヌ・シニョレ
すごい 「いる!」 といった感じで 存在感 あるのよね
あの目なんか 忘れられんし どの映画でも ニコニコ笑ってなんか
いない気がする すごい いかにも “大女優”と
いう気がします
母おや役 やってた人も 後半は ただ ただ 「目」の演技
すごいね あれも 口もきけず 字もかけないから 
目で もの いう しか なくてね
さて、おはなし
テレーズは かわいそうな女と 思った Tess みたいに
まんず どっか まちがってるのよ 親のない この女の子が
どうしたら 幸せに なるか 考える人も なくて
ローランも かわそうな 男だ
殺人なんて したいと 思っちゃ いなかったでしょうに
水兵も ラスト 死ぬとこ なんとも いえんし
手紙、手紙 と 言って
すべては宿命- そんな言葉を 使うだけなら
        カンタン だけど・・・

マルセル・カルネ は よく わからん
けど さいしょと さいご リヨンの 街なみを うつし
そして内容は テンポ早くて いきをも つかせない
うまいなあ やっぱ人生 とってるな
そう 思いました



********************



2009年10月:追記

この映画のシモーヌ・シニョレは、今でもハッキリと覚えています。
とにかくすごい存在感で、これが大女優なんだよ、って
言われているようで!
あの目が、今でも怖いと思ってしまいます。

水兵が死ぬとこ、というくだり、書いていて思い出しました。
内容は覚えていないけど、ゾラの原作なら悲惨な話に決まっているし。

カルネが好きで見たのですが、天井桟敷の人々のようには
思えなかった様子ですね・・・機会があれば、これも再見したいと思います。





********************





http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=16569


原題:THERESE RAQUIN

製作年:1952年





********************





再見時等の感想はこちら




これ以降の殿堂入りの感想はカテゴリーからお願いします
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comment

  1. 2012/09/24(月) 21:33:24 |
  2. URL |
  3. マミイ
  4. [ 編集 ]
miriさん、こんばんは。
女優二人に圧倒されました。

>母おや役 やってた人も 後半は ただ ただ 「目」の演技
姑さんの目の演技もすごかったですね。
あれならまだ口うるさかったときの方がマシかも・・・と思ってしまいました(^^;

>テレーズは かわいそうな女と 思った Tess みたいに
>まんず どっか まちがってるのよ 親のない この女の子が
>どうしたら 幸せに なるか 考える人も なくて
テレーズ自身も幸せになる道を自ら閉ざしているような気がしました。
さっさと逃げたらいいのに・・・と何度も思ってしまいました。

>殺人なんて したいと 思っちゃ いなかったでしょうに
星回りが悪いと言うか、ちょっとした事で事態が悪いほうへ悪いほうへとむかってしまいましたね。
allcinemaで「夫の殺害を企てる女の冷酷さ」ってあらすじが書いてあったのですが、
計画的ではなかったと私は思いました。

マミイさん、こんばんは☆

  1. 2012/09/24(月) 22:43:18 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
コメントを有難うございます☆

> 女優二人に圧倒されました。

そうですよね~迫力!

> 姑さんの目の演技もすごかったですね。
> あれならまだ口うるさかったときの方がマシかも・・・と思ってしまいました(^^;

こわいですよね~ホント、ゾーッとします!

> テレーズ自身も幸せになる道を自ら閉ざしているような気がしました。
> さっさと逃げたらいいのに・・・と何度も思ってしまいました。

それが出来ないからあぁなるのですよね~。
ゾラの書くモノはこんなのが多くて、辟易としますね☆

> 星回りが悪いと言うか、ちょっとした事で事態が悪いほうへ悪いほうへとむかってしまいましたね。

そういう事って、現代の日常でもありがちですが
殺人までいくことも、たまにはありそうで(報道等で見ると)
どこかでちょっと道が違えば・・・と、残念に思いますよね~。

> allcinemaで「夫の殺害を企てる女の冷酷さ」ってあらすじが書いてあったのですが、
> 計画的ではなかったと私は思いました。

ハイ、ネットのあらすじは違う事が多いです。
ご自身の目で見られて、マミイさんがそう思われるならそうだと思います。

私は今はハッキリとは言いきれませんが、
ゾラが、どう思ったかは知らないけど、
多分カルネ監督は、冷酷な感じでは描写されなかったように思います♪

こちらへも返信をします。(字数制限が心配なので)

  1. 2012/10/03(水) 11:59:07 |
  2. URL |
  3. [ 編集 ]
>このペアで500円、しかも美しく見やすいフィルムでした☆

わぉっ、それはいい買い物をされましたね!

>あの目なんか 忘れられんし どの映画でも ニコニコ笑ってなんか
いない気がする すごい いかにも “大女優”と
いう気がします

初めてシニョレに会った「燃え尽きた納屋」では、やや吊り上った目に
怒りを含んだ表情だったのに、嘆きのテレーズではこんなにも美しい方だったかと
驚きました。

強請った水夫も悪人に描かれていず、手紙を気にして死んでいく件は時代を感じさせました。
ローレンにしても殺すつもりはなくてたまたまそうなってしまったというか
運命の歯車が狂ったという描き方。
やはりまだ人ががつがつしていない1950年代の様相を帯びていて好感が持てました。

マザコンの夫も含め、男性陣がおっとりとしているのに比べ女性陣の姑とテレーズの怖いこと!
テレーズはローランと手を切るつもりだったのに、水夫に強請られてローランと会います。
ローランは「君が会いに来てくれたきっかけをもう一度作ってくれた水夫に感謝する」というようなセリフも言っています。私は水夫を殺してしまうのかとはらはらどきどきしていましたが・・・。
現代だったら再犯を重ねるところですよね。

「燃えつきた屋根」を検索しました。
『S・シニョレは50台の老婦人役を見事に~』という文章が目に入り、笑ってしまいました。
若い時分に観ていて、今は私自身が映画中のシニョレと同じ年頃と思うと複雑です。
是非、是非「燃えつきた屋根」を再見したいという気持ちが募ってきました。




Re: こちらへも返信をします。(字数制限が心配なので)

  1. 2012/10/03(水) 13:17:07 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
しずくさん、こんにちは☆
コメントを有難うございます☆

> わぉっ、それはいい買い物をされましたね!

ハイ、嬉しかったです☆
オンエアのなさそうなフランス映画のDVDを買う時には、
たいてい結構なお金を使ってしまうのですが、
このときはラッキーでした♪

> 初めてシニョレに会った「燃え尽きた納屋」では、やや吊り上った目に
> 怒りを含んだ表情だったのに、嘆きのテレーズではこんなにも美しい方だったかと
> 驚きました。

美人女優ですけど、美人というより、大御所みたいな感じを受けていました。
しずくさんのこのコメントの最下段にもあったように、
スクリーンの彼女は年とらないのに、自分は20歳代だったのに、今の年齢ではね~
そりゃぁ印象が変わりますよね~(笑)。

> 強請った水夫も悪人に描かれていず、手紙を気にして死んでいく件は時代を感じさせました。
> ローレンにしても殺すつもりはなくてたまたまそうなってしまったというか
> 運命の歯車が狂ったという描き方。
> やはりまだ人ががつがつしていない1950年代の様相を帯びていて好感が持てました。

そうですね~
多分原作は(ゾラですから)もっとエグイと思うのですが、
上手にこの当時の現代風にアレンジしていましたね~!

> マザコンの夫も含め、男性陣がおっとりとしているのに比べ女性陣の姑とテレーズの怖いこと!

ははははは・・・心あたりが(爆)!

> テレーズはローランと手を切るつもりだったのに、水夫に強請られてローランと会います。
> ローランは「君が会いに来てくれたきっかけをもう一度作ってくれた水夫に感謝する」というようなセリフも言っています。私は水夫を殺してしまうのかとはらはらどきどきしていましたが・・・。
> 現代だったら再犯を重ねるところですよね。

そう思います。
原作がどうなっているのか知りたいですけど、
なかなか昔は通信・交通事情も今のようなわけにはいかないので、
今のように便利になりすぎるのも困ったものかもしれませんね~?

> 「燃えつきた納屋」を検索しました。
> 『S・シニョレは50台の老婦人役を見事に~』という文章が目に入り、笑ってしまいました。
> 若い時分に観ていて、今は私自身が映画中のシニョレと同じ年頃と思うと複雑です。
> 是非、是非「燃えつきた納屋」を再見したいという気持ちが募ってきました。

その作品のソフトは3年まえに新しく(初めて)DVDになっていますので
いずれレンタルに出るかもしれませんが、
↓ DVDそのものも安価のようです、お知らせまで。
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Daps&field-keywords=%94R%82%A6%90s%82%AB%82%BD%94%5B%89%AE&x=12&y=16

「ディア・ドクター」は、何ヶ月も前に(1年になるかも?)録画したまま見ていません。
年内には見て、コメントに行かせて頂きますね~☆

記事にしました!

  1. 2012/10/06(土) 17:05:18 |
  2. URL |
  3. 宵乃
  4. [ 編集 ]
不倫モノと思って観てたので、わたしもビックリしてしまいました。
テレーズは計画はしてないけども、心のどこかで”いっそ死んでくれれば”と思っていた気がしますね~。あの陰鬱な表情に、前半はうんざり!
でも、後半の義母の眼が素晴らしかったです。あそこらへんから、「お!?」と引き込まれました。
ラストは、それぞれ罰を受けたというか、悪い方に勝手に転がって行ったというか、妙にスカッとしてしまったり(わたしだけ?)
水兵さんはちょっとかわいそうだったけどね~。

Re: 記事にしました!

  1. 2012/10/06(土) 19:30:32 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
宵乃さん、こんばんは☆
再びのお出まし、有難うございます☆

> 不倫モノと思って観てたので、わたしもビックリしてしまいました。
> テレーズは計画はしてないけども、心のどこかで”いっそ死んでくれれば”と思っていた気がしますね~。あの陰鬱な表情に、前半はうんざり!

そうですか~!

> でも、後半の義母の眼が素晴らしかったです。あそこらへんから、「お!?」と引き込まれました。

あの女優は凄いですよね~!!!
「お!?」と引き込まれる宵乃さんが、目に浮かぶようです☆
(身を乗り出したりして???)

> ラストは、それぞれ罰を受けたというか、悪い方に勝手に転がって行ったというか、妙にスカッとしてしまったり(わたしだけ?)
> 水兵さんはちょっとかわいそうだったけどね~。

まぁゾラの書く話ですので、良い方向(一般的な意味で)には
行かないようにできていると思います。

宵乃さんがスカッとしたと仰るのは、よく理解できます。
(日ごろの感想を聞いていると、という意味です)

私は、あのラストの行方は、内容そのものよりも
「凄い映画だな~」と、監督の事を思ったりしました。
では、今からおうかがいしま~す♪
 
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2021年2月から新ブログ「スクリーンのこちら側から・・・」に記事をアップしています。 このブログは今後も月に一度のまとめ記事をアップし続けます。 

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古今東西、色々な映画が好きです♪
一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

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