映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


5-1186  ハンナ・アーレント

  1. 2016/09/26(月) 23:00:00_
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HANNAH ARENDT  (ハンナ・アーレント)  2012年・ドイツ/ルクセンブルク/フランス



ハンナ・アーレント





 
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2016年9月26日(月)  イマジカ 
 
監督 マルガレーテ・フォン・トロッタ
主演 バルバラ・スコヴァ



あらすじ

実在の人物のお話です。
20世紀の大哲学者ハイデガーの教え子だったハンナ・アーレントはユダヤ人で、
(フランスのユダヤ人キャンプに入れられ・・・ゲットーのようなもの?)
強制収容所に入れられる寸前に、夫ともにアメリカに亡命しました。
戦後、時間がたち、
この物語は1960年に南米でナチ戦犯アイヒマンが捕まったところから始まります。
ハンナは、良き理解者の夫・友人たち・教え子たちに囲まれ
充実した人生を送っていましたが、そのアイヒマンの裁判を傍聴し、
本(最初は新聞記事)を書いたことで、大騒ぎに巻き込まれてゆきます。。。



感想

ハイデガーって「ソフィーの世界」には出て来なくて
本当に最近の哲学者なのですが、そうは言っても、20世紀前半の人です。
その人を何となく尊敬していたのですが、
この映画を見て「ただのエロオヤジ」と言うのは言い過ぎだけど、
たいしたことない普通の人間だとガックリしながら思っています。

この映画の凄いところは、やっぱり、あの終盤の講義の中身と
それをあれこれ考える、“思考”とは何か?と思いながら、
考えながら、

若い人たちの喝采と、古い人たちの去ってゆく後ろ姿と、
事実の重みと、
やっぱりどこまでも、考える作品だと思います。

夫さんが優しくて良かったな~って思いました☆
そして理解してくれる、彼ら彼女ら・・・。

それにしてもアイヒマンの実写映像には・・・何とも言えないですね・・・
先日も「ホロコースト」という恐ろしい映画を見たばかりで
ユダヤ人の方々のお気持ちはもちろん分かるのですが、

考えなかった小役人、
というのも、よくよく考えると、あぁなるほどと思わない事もないし、

ゲットーや収容所内で、ユダヤ人でありながら
上下の差があって、束ねる人がいて、ナチに近いまでいかなくても
協力していた人がいたのもどうやら事実らしい・・・と思わない事もないし、

この映画の舞台さえ、もう戦後15年以上、
今年は戦後71年、
事実あったことは、自分の知る範囲以外は、誰にも言えない事で、
戦後生まれた人間には何も言えないわけで、

でも、考える事は出来る、
この映画はその事を教えてくれて、
本当に素晴らしい映画だと思いました☆

煙草、あれだけすっても、肺がんにはならないのよね~笑。

とにかく、良い作品でした♪





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