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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


2-2025  バベットの晩餐会

  1. 2013/02/06(水) 22:30:00_
  2. その他の外国人監督作品
  3. _ comment:0
BABETTES GASTEBUD  (バベットの晩餐会)  1987年・デンマーク



バベットの晩餐会





 
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2013年2月6日(水)  レンタルVHS

監督 ガブリエル・アクセル
主演 3人ですね☆

感想
私はこの映画は「神を賛美している」作品だと思いました。

もちろんこの世で生きる人間を描いています。
その人間たちを見ていると、各自がそれぞれに神の愛を受け止めて
それをお互いに「具現化」している・・・
それを見せてくれる作品だと思いました。

舞台はデンマークの小さな漁村、プロテスタントの牧師さんは、
フランス人(もちろんカトリック信者)を
(ちょっとビックリとはしていたけど)ほぼためらいなく2回受け入れます。

受け入れられたのは、お話の中で重要な役割を果たす
「伏線」なんていうのも恥ずかしいミエミエな出来事、それを
演じる人たちで、どちらの場合も人間的には「失恋」しますが、
その失恋は、やがて長い時間をかけて別の愛に昇華 ・・・。

お話が進んで、もう中盤近くになってやっと
タイトルの人名「バベット」さんが出てきますが
彼女もフランスから政治的理由で、夫と息子を殺され、自分も殺されかけ、
伏線その2が生きて、彼女を送り込みます。

バベットさんと、牧師の娘姉妹は、お互いがお互いを支え合って、
村の人々とも溶け込み、フランス語混じりのデンマーク語が
もう14年・・・

1万フランというお金の価値はよく分からないけど、見ていると多分
女性が一人でつましく生きるには、
一生涯働かなくても暮らせるような金額だったのではないでしょうか?

そのお金をどう使い? そしてその後どこでどう暮らすのか?
その答えも全部、神の愛につながっているのだと思います。

・・・でも(牧師にあのように育てられそれを当然と生きてきた)姉妹から見ると
「今までの生きてきたすべてで考えても意味が分からない事」にぶつかり、
本当に戸惑って、村人たちに余計な事も言ってしまい、そのあたり笑わせましたよね。。。

さて、タイトルの晩餐会、伏線その1が生きて、何十年ぶりの再会、
と、どこか様子がおかしい村人たち、
あの食事の価値が(理屈で)分かっていたのは将軍だけだったけど、

私はなぜか
「マーサの幸せレシピ」「幸せのレシピ」を思い出し、

人間は心のこもったお料理で(お金がかかっているという意味ではなく)
ご馳走そのものの価値が(頭で)分からなくても、
(お互いに争っていた事を謝りあったり)
村人たちの心(と身体)を溶かしたのだと、確信しました。

将軍が言っていた言葉を私なりに翻訳すると、
・神の愛があってこその人間
・でも人間同士もお互いに思いやりあっての存在
・そして素晴らしい心のこもったご馳走は、人の心を溶かし
・何もかもが神への賛美につながり、全ては1つになる・・・
って感じす。

ラストシーンも美しく、芸術家は貧しくないのだと
良い仕事をする事が生きがいだという言葉は

これからも貧しい食卓かもしれないけど、
精いっぱいに努めます、という意味だったと思いました。

3人とも女優陣は素晴らしかったし、
牧師・二人のフランス人・村人たち、全員良かったです。
晩餐会でお運びのお手伝いをする坊やが可愛かったです。

この作品のDVDがないのは変です!
このところ異常なスピードでDVDのなかった作品がDVD化されているので、
数年内に発売されると信じて待ちたいです。



※数年後、CSでのオンエアで再見後に、DVDやBDが発売されました。




再見時感想はこちら  →  バベットの晩餐会(87・デンマーク)(2回目) ・・・ 2-2025





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