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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


2-616  ボルベール  

  1. 2010/05/12(水) 23:00:00_
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VOLVER  (ボルベール <帰郷>)  2006年・スペイン



ボルベール




 
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2010年5月12日(水)  BS民放

監督 ペドロ・アルモドバル
主演 ぺネロぺ・クルス  (ライムンダ役)

感想
世の中には良い男性もいるので・賞
この映画には男は必要ない、女性の女性による女性のための映画・・・
ロクでもない男しか出てこない(通りすがりは別だけど)

暗くなりがちな話題なのに、そうならないのは、スペインと言うお国柄のせい?
ぺネロぺ・クルスの魅力のせい?
色彩(着ているモノ・自然の風景も)の魅力もあるし、
ぐいぐい引き寄せられ、不思議な魅力にあふれる作品・・・

でも冷静に考えてごらんよ、「仲が良かったと信じていたライムンダの両親は、
実は父親の女癖の悪さでずっと破たんしていて、実の娘であるライムンダに手を出し、
子供を産ませ、その事を母親が気付かずに、ライムンダは傷つき、
それを承知の上で結婚してくれる相手と、子供と三人暮らし。
母親とは音信不通状態。
母親は何故嫌われているのか全然わからない。
妹も男の人とはうまくいかず、ひとりで無許可美容室を経営。
ある日、母親は、ライムンダの事を知り、逆上。
浮気相手の女ヒッピー(この人も父親のはっきりしない?もしくは別れた?
男性との間の子供が二人とも娘で、一人はテレビ局で大成功、
もう一人は、近所に住む老婆の世話をして暮らす、その老婆は主人公のおば、母親の妹)と、
夫が浮気して寝ている山小屋に行き、火を付け二人を殺す。
その遺体は両親だと信じて疑わないライムンダ姉妹。
約4年前の話。
母親は数日山をうろつき、自首しようと村へ戻り、妹(ライムンダのおば)のところへ行くと、
妹は火事のショックでボケてしまっていて、死ぬまで面倒を見ようと決意、
人に見られないように姿を隠しながら世話をする・・・彼女を目撃した近所の人は幽霊が出たと判断。
例の良い人も疑いながらも世話し、ある時、墓掃除の習慣の日に、ライムンダは娘を連れて、
叔母のところ、彼女のところへ。
変な会話等が成立しているのは伏線。
帰宅後、夫が職を首になったとゴロゴロしていて、娘の裸を見たりしている。
これは性的虐待をするかも?と思わせる。
翌日、ライムンダが一日の勤務を終え、バスを降りると、娘が立っていて、
夫が「俺は本当の父親ではない」と言って襲ってきたから、刺し殺したという。
始末をしている時に、叔母が亡くなったと電話が入り・・・もういやだ・こうしてあらすじを書いているだけでも、
この映画がどんなにヒドイ脚本なのかが分かるよね???
とにかく死んだはずの母親が出てきて、妹と孫は早く知り、
ライムンダだけ遅く、でもこの頃には娘が誰の子供か分かってきていたし、
近所のレストランの件では、ずうずうしさ全開で、死体を捨てに行くところとか、
色々と、そしてがんの末期の彼女の推理・・・
最後の最後に、その二人(ライムンダの母親と、ヒッピーの娘、母親をライムンダの母に殺されたという事)が、
これからの人生を分かち合うところが怖いような気がした。
結局、母親の事より、今この末期の自分を世話してくれる人の方が、大切だよね???
そんな感じ?
ライムンダと娘は、いつまでも殺人等がバレないのかな?
ちょっと分かんない。

とにかく、ぐいぐい引き寄せられる凄い作品だったけど、考えれば、酷い男によって
酷い目に合わされる女が強くて跳ね返して、ずうずうしくも生きてゆくような話で・・・
う~ん、この世に良い男が居ないと思う人間たちが作った話のように感じてしまった。
(でもライムンダの夫は、娘の事を承知で結婚してくれたのにね・・・
誰の子なのか?は知らなかったと思うけど・・・
女があまりにもやり手だと、男は委縮するんだという典型的な例だと思う)


しかしぺネロぺは、魅力があるし、スペイン語ってまたイタリア語と違って素敵だわ。
ロシア女、の正体を見抜き、
ベッドの下での再会は、現実はこんなものでしょう、と、いうような感じだったし、
やたら女優たちを泣かせたりせず、泣く場面だと思えるところで、
それぞれの人が静かに泣くところが、素敵だったな☆




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