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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


2-229  ストレイト・ストーリー

  1. 2008/11/30(日) 20:00:00_
  2. デヴィッド・リンチ
  3. _ comment:0
THE STRAIGHT STORY  (ストレイト・ストーリー) 1999年・アメリカ



ストレイト・ストーリー




 
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日付けが書いてないので、適当な日付けでアップします。
仮:2008年11月30日(日)  セルDVD

監督 デヴィッド・リンチ
主演 リチャード・ファーンズワース

感想
ストレイト、というのは主人公の名字ですが、真っ直ぐな、という意味がありますよね?

彼は73歳の・体調も良くない・お金もない・
車も運転免許証もない・頑固なおじいちゃんです。

そして、10年来仲たがいしている、3歳年上の兄が倒れたとの連絡が入り・・・
“兄に会って一緒に星空を見たい”・・・その一念で、
時速8キロの農業用の古い型の小さなトラクターで、560キロ先の兄の家まで、6週間かけて行くのです。

その途中で、いろんな出会いがあり、それぞれに意味があり、考えさせられるのですが、
最後に二人がやっと会えて、言葉は少ないけど、仲たがいなどなかったように、
子供の頃に一緒に見た星空を見る・・・そして、これは実話だそうです。

ストレイト、彼が兄に会いに行く 「道」 アメリカの田舎の道は真っ直ぐで、
大きな空と大規模な農地が素晴らしいです。
でも、彼の歩んできた 「人生の道」 は、決して真っ直ぐではありません。

途中で出会う人々・・・家出中の女の子には家族の絆を、
自転車で走る若者の集団には老いる事の意味を、
死んでしまった鹿たちに見守られた夜もあり、
トラクターが壊れ・助けてくれた人には、簡単に車に乗せて行って貰うのでは意味のない事を、
トラクターの修理屋の喧嘩ばかりしている双子の兄弟には、兄弟である事の意味を、
同世代の老人とは戦争中の話を (お互い他人には言えなかった何十年も前の話を・それまでは全く知らなかった者同士が) 出来て、
教会の神父さんや、大きなトラクターの人などに助けられ、
やっと・やっと・辿り着いた、兄の家。

そして・・・脳卒中で倒れても、亡くなっていなかった兄、
不自由ながら身体をもって待っていてくれた兄。
何もかもが、誰も彼もが、偶然ではなく、愛と許しを求めて真っ直ぐに行く彼を
“神が祝福していた” ように思います。

でも、私が一番心ひかれたのは、やっぱり娘のローズです。
出戻ってストレイト家で父と二人暮らしです。
(シシー・スペイセクは、昔「キャリー」で見たときに衝撃を受けました。演技の上手な俳優で好きです)

ローズが、よそのお子さんを見ている “目” を見ただけで、
私にはこの人がどういう人なのかが、すぐに分かりました。

そしてその通り・・・
(生きているけれども)自分の子供と離れて暮らさざるを得ない悲しみ・・・。
母親としての痛み・・・。

人生の道は、誰もが真っ直ぐではないけれども、
実は、真っ直ぐに歩んでいるのではないのかな?と思いました。
試練さえも・・・本当に自分で選んだのかどうか?は、今は分からないけれども、

身体のあるうちに出来るだけの事はしたいなぁと思いました。



追伸:この監督の長編第一作の「エレファント・マン」とこの作品と、
通じるものは「真実の愛」「神」などだと思います。
他の作品は見ていないので決め付けられませんが、
この監督さんは愛を求めて映画を作っているのではないでしょうか?



******************************



☆ 2013年3月に再見しました ☆


その時の記事は → こちらです。



2016年:追記

DVDを持っているので、今後も時々見たい作品です♪




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