FC2ブログ

映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


5-311  暗殺者のメロディ

  1. 2014/04/22(火) 23:00:00_
  2. ジョセフ・ロージー
  3. _ comment:0
THE ASSASSINATION OF TROTSKY  (暗殺者のメロディ) 
1972年・フランス/イタリア/イギリス



暗殺者のメロディ








 
.


2014年4月22日(火)  レンタルDVD

監督 ジョセフ・ロージー 
主演 アラン・ドロン / リチャード・バートン 



感想の前に

このソフトは、楽天で普通にレンタルされています、旧作です。
その事を知らずに探していた時に、いつものレンタルVHS屋さんにありました。(割りと安い)
でも、アマゾンにはVHSはなく(多分売り切れ)
DVDはレアで、超高価です!(数万円)

私はものすごくラッキーなことに、104円で借りる事が出来ました♪
・・・こういう作品は本当に珍しいのですが、
最近「惑星ソラリス」といい、楽天やるじゃん、みたいな感じが続いています☆



感想

私はロミー・シュナイダーの作品はなるべく全部見たいと思い、
つねに探していますが、今回はこの作品を借りて見ました。

彼女も主演人の一人ですが、
あくまでも ドロン(暗殺者)対 バートン(トロツキー)の 濃い作品です。

ロミーは良かったです。
ドロンとの最後の共演作とかで、熱の入った演技でしたし、
あのシルエットも健在、なかなかの女性・女優です♪

最後のキチガイ風に叫ぶところも、本当に良かったし、
静かな時間の少ない恋を、懸命に生きていました☆

・・・演出ですが、この監督の別作品が好きではなくって
どうせ、的な目線で見ていたら、ビックリ仰天! ものすごく良かったです!

特に闘牛のエピソードは、人間対人間にあてはめて
こうなるのだと、誰が見ても分かりやすくなっていて、
そのくせ、その場はその場で恐ろしいほどの空気感で・・・

あとは、最終盤の酷いシーンに、わざわざ
あの窓と庭を映した事が、監督さんのトロツキーヘの想いを感じ・・・

事実を元にしているので、誇張等はあると思いますが、
それよりもこの作品に込めた思いを強く感じ、鑑賞後に色々と調べて
感得ご自身が赤狩りでハリウッドを追われたり、
少年期にトロツキーさんに傾倒していたとかでした。

この監督さんの事を今後は、先入観なしで
もっと作品数を見てゆきたいと思いました。

で、この映画の見どころ「俳優二人」の件ですが、
バートンさんの評価が高いですが、もちろん良いですが、
私的にはドロンが凄かった!

いままで見たドロンで、もしかして、一番かもしれない・・・くらい良かったです。
アクションもなく、きゃぴきゃぴ系の恋愛もなく、
内面を、顔に、身体に、表現していて、
「このヒトは俳優なのだ」と、初めてに近く思ったかもしれません・笑。

終盤の彼女とのシーン、心配する彼女に、
自分の今後の事だけを考える彼、
男女の心の機微と、暗い運命への道のりを現わして
素晴らしかったです☆

本当に見る事が出来て良かったです。
出来の良い作品でした。



感想のあとに

私が心から共感する「みんなのシネマレビュー」のある方のご意見です。

赤狩りによって国外へ逃亡し、
その後一度もアメリカへ戻らずに生涯を終えたジョセフ・ロージーが、

裏切られた革命家レフ・トロツキーの最期を描くという
フレーム外の凄みに対抗するように、
豪華出演陣の熱演およびメキシコの鈍い大気がフレーム内でひしめいている。

体感温度がどんどん上昇していく感じ。

アラン・ドロン以上の存在感を出した
トロツキー役のリチャード・バートンが良かったのはもちろんだが、
妻役の人がこの映画では特に良かったように思う。

トロツキーが自宅で自らの声明を録音している時に突然窓が開き、
庭の風景と共にその窓を開けた妻が現れ、
トロツキーは続けて妻への愛情を録音するという、
おそらくこの映画で最も美しいシーンでも、
慎ましやかに登場しながら笑顔で静かに画面から去っていくのだが、
革命家の妻であるということへの絶望を背負いながらも
そんな素振りを少しも見せずに良き妻であり続けるという姿勢が見事に表れていると思った。

闘牛の衝撃的な死に様と政治状況を重ね合わせるような骨太演出もさることながら、
上記で挙げたような繊細さや、
他にもアラン・ドロンとロミー・シュナイダーが船の上で戯れるシーンの瑞々しさ等、
本作は映画の誘惑で溢れており、

アナーキスト:トロツキーの映画としてよりもむしろ
シネアスト:ジョセフ・ロージーの映画として見ることで記憶されるべき映画なんだろうと思う。

【Qfwfq】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-08-20 03:10:50)






<<5-314  ルー・サロメ / 善悪の彼岸  ノーカット版 | BLOG TOP | (1-261)  友情  (2回目)>>

comment

 
 管理者にだけ表示を許可する
 


このブログ内の検索フォームです

私のプロフィールです 

miri

Author:miri
古今東西、色々な映画が好きです♪
一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

カテゴリです❀

1975年からの記録(記事追加中です)

ネタばれについての、お知らせです。

感想文の中で映画の内容について深く触れている場合は、必ず大きな色文字でお知らせしています。 また、感想文の途中の一部分のみのネタばれの場合は、白抜きの隠し文字(反転で読めます)にしてあります。 ただ、申し訳ありませんがその白隠し文字は携帯(スマホ)では見えてしまいます(ペコリ)。 最後に、2008年以前の文章については、配慮はしてありません(ペコリ)。

« 2019 08  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31