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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


5-694  告白  (1969年版)

  1. 2015/02/09(月) 23:00:00_
  2. コンスタンタン・コスタ=ガヴラス
  3. _ comment:2
L’ AVEU  (告白)  1969年・フランス/イタリア



告白




 
.


2015年2月9日(月)  レンタル

監督 コンスタンタン・コスタ=ガヴラス
主演 イブ・モンタン (アルトゥール・ロンドン (通り名:ジェラール) 役) 

感想
この監督さんの作品は、感想が書きにくいですよね~。


でもまぁ「Z」「戒厳令」とこの作品で
この監督の「政治3部作」との事で、
3作品とも見終わった今が良い機会と思いますので、
ちょっと書かせて頂きます☆



モンタンさんがあぁいう目に合うのが・・・恐ろしかったけど、
アウシュビッツを描いた作品でも、ここまで見てられないのは少ないような気がします。。。

これは60年くらい前に実際あったことで、
21ヶ月拘束、最初のうちは飲まず食わず眠らせず、
拷問拷問拷問・・・

公開だけど、最初から全部シナリオ通りの裁判、
無実で11人も死刑にされ (3人だけが終身刑 → 釈放)
全員、その時の政権のトップの方々・・・
書記長の犯罪という事にでっちあげている

私たち日本人にはちょっと分かりにくい東欧の
もちろん歴史の教科書では習ったのですが、
やっぱり実際のところ分からないあれらの国々の事で・・・

この事件の事は、生き延びた方(アルトゥール・ロンドンさん)の手記を元に、
淡々と作られ・・・
現実に起こった事で、経験なさった事で、しかもこの方、アウシュビッツの生き残りで・・・

最後らへんはちょっとだけ安心できたような気がしていたのに、
最後の最後に、映画製作時の「現在、現実に起きた」プラハ侵攻までおまけについて
もう息をもつかせないというか・・・苦しくて苦しくて・・・

現実の奥さんのシモ―ヌ・シニョレが奥さん役で出ていて、
やっぱ凄い存在感なのですが、

事件が1951年、手記の発表が1968年、
その長い年月と、その前の年月、きっとその後の年月も
このご夫妻は本当の意味で手を携えて、添い遂げ切ったのでしょうね・・・。

「Z」はギリシア「戒厳令」はウルグアイ (ついでに「ミッシング」のチリもありました)
この作品はチェコスロバキア時代のその国、
邦画だと熊井啓監督が浮かびますが、


現実に起きた事件を冷徹に見据えて描く・・・もう何も言えません。
勘弁してほしい・・・。



と思いつつ、この監督作品を今後も見てゆきたいと思います。。。


この映画で描かれているのは、スランスキー事件です。
こちらに詳しく書かれています →  ライク事件からスランスキー事件へ





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comment

気にかかってはいるのですが

  1. 2015/02/12(木) 23:31:26 |
  2. URL |
  3. 鉦鼓亭
  4. [ 編集 ]
miriさん、こんばんは

3部作制覇、やりましたね。
僕は、この「告白」だけ見逃していて、三部作完了出来るか、ちょっと自信がありません。(汗)
昔みたいに、近所の映画館にきた作品は全部観るスタイルではない今、自由に選んでると、中々、手が出ないんですよ。
コスタ・ガブラスの有名な三部作の一作だから、悪いはずはないのだけれど・・・。

ガブラス監督は、硬派な題材を興味そらさずに見せ切る才能を持つ監督だと思っています。
日本で言えば熊井啓監督に少し似てる気がします。

Re: 気にかかってはいるのですが

  1. 2015/02/13(金) 08:53:28 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
鉦鼓亭さん、おはようございます☆
コメントを有難うございます☆

> 3部作制覇、やりましたね。

・・・それが笑い話のようなことなのですが、
私は単純にこの監督作品なので借りただけで、
見終わってからネットで調べてそういう3部作と知り仰天したんですよ~!

先日の話にもつながりますが、
ホントに知識なく、単純に見るときには、
私には映画の神さまがほほ笑んでくれる事が多いようです(笑)。

> 僕は、この「告白」だけ見逃していて、三部作完了出来るか、ちょっと自信がありません。(汗)
> 昔みたいに、近所の映画館にきた作品は全部観るスタイルではない今、自由に選んでると、中々、手が出ないんですよ。
> コスタ・ガブラスの有名な三部作の一作だから、悪いはずはないのだけれど・・・。

そうですね・・・今は私たちの青春時代と違って
映画を見る手段も方法も、本当に信じられないほど多くて
男性にはお時間の問題もありますしね・・・

きっといつか良い機会が巡ってくるかもしれませんよ~。
take it easy で、まいりましょう~!!!

> ガブラス監督は、硬派な題材を興味そらさずに見せ切る才能を持つ監督だと思っています。
> 日本で言えば熊井啓監督に少し似てる気がします。

えへへ・・・記事にも書きましたが、やはり世界中相手になさるのと
日本の国内だけなので、ちょっと小さく書きました(笑)。

でも、私も、それは心から思っていた事なので、
鉦鼓亭さんからそのお言葉を聞くと、メッチャ嬉しいです!
ありがとう!!!


.
 
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