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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


☆ エデンより彼方に ☆  ☆ 再見 天はすべて許し給う ☆

  1. 2014/05/27(火) 23:00:00_
  2. 外国人監督作品が複数ある記事
  3. _ comment:2
初見:5-329  Far from Heaven (エデンより彼方に) 2002年・アメリカ

再見:2-667  All that heaven allows (天はすべて許し給う) 1955年・アメリカ



エデンより彼方に天はすべて許し給う




 
.


今月の上旬に「エデンより彼方に」という作品を見ました。
見終わって調べると、「天はすべて許し給う」へのオマージュ的なドラマと
ネットに書いてあったのですが、たしかにそんな感じがありました☆

それで、だいたいは覚えていたけど 詳細があやふやだったので
録画保存してある「天はすべて許し給う」を、つい最近、再見しました。
両方の感想を書かせて頂きます☆



Far from Heaven (エデンより彼方に) 2002年・米 
5月5日(月)  イマジカ 
監督 トッド・ヘインズ
主演 ジュリアン・ムーア

All that heaven allows (天はすべて許し給う) 1955年・米 (2回目) 
5月27日(水)  BS2を録画したBD
監督 ダグラス・サーク
主演 ジェーン・ワイマン / ロック・ハドソン 



両方を見ての感想など

どちらも物語の舞台は1950年代のアメリカ東部、
・製作時と同じか、
・製作時よりも50年くらい前の出来事か、
その点が違うので、内容も違えてあるところがありましたが、
美しいアメリカ東部の小さな町の明るい空と黄金いろの木々は全く同じでした。

内容を違えてあるというより、人物像等で、似せてある、なぞってある点も多かったけど
どちらかというと「大きく広げて」あり、見応えがあったという感じでした。

ヘインズ監督が、サーク監督を尊敬していらっしゃることが、何も知らない人間にも
とってもあったかく伝わってくる・・・そんな感じを受けました。



「天はすべて許し給う」の再見ミニ感想です  

2014年から見ると、
「そのくらいのこと」とか「きっとうまくいく」とか、簡単に言えそうですが、
当時の主人公になってみれば皆同じだったのではないでしょうか?

子供は巣立ち、他人は(大雑把にいうと)関係ない、
自分がどう生きるか、間に合わなかったのではないと信じたい・・・
強くそう思いました☆



「エデンより彼方に」の感想です  

これは結構な作品でした。
ダグラス・サーク「らぶ」らしく、確かにそんな感じで、美しいアメリカの東の秋
タイトルバックとエンドロール、素晴らしかった。

内容だけど、簡単に不倫とか書いてあるとアホかいな?と思う。
こころを打ちあける事、
子供を育てる事、
友人、嫉妬、
夫の性癖、一目で堕ちた恋?
そして人種差別・・・
子供の虐め・・・
駅での別れ・・・
思いだすほどに深く深く・・・。

どんな時代にも、後の時代から見ると信じられないような
「簡単に通過できそうな事なのに、全く出来なかった、差別の対象だった」
(たとえば、日本ではついこの前まで、年上の女性との結婚がNGな地方がありました)
という事はあると思います。

ただ、私は、勉強不足だったせいか、
アメリカという国が第2次大戦に勝って、世界一のような顔をしていた時代に
人種・肌の色・性別・性志向・・・
実にさまざまな偏見・差別があった事をあまり知らずに育ち、
(多分、歴史の勉強が、第2次大戦以降、詳しくなされなかったのだと思います)
1950~60年代のアメリカを舞台にした映画作品で知ることがいまだに多いのです。

「エデンより彼方に」は、「天はすべて許し給う」を なぞりながらも、
(大まかに言って) ひとつだった問題点を、数え切れないほどに多くして、
お嫌いな方から見ればくどいかもしれないけど、
私的には、2000年代に作られた、1950年代の問題点をえぐる・・・
とても良い作品だと思いました。

これからも色々な映画作品で、さまざまな勉強をさせて頂きたいと思っています☆




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comment

  1. 2014/06/01(日) 11:59:03 |
  2. URL |
  3. 宵乃
  4. [ 編集 ]
こんにちは、予告どおり早朝鑑賞しました(笑)

>2000年代に作られた、1950年代の問題点をえぐる・・・とても良い作品だと思いました。

本当にここら辺はよく描かれていると思いましたし、昔を思い起こすような映像やダグラス・サークへのリスペクトはよかったんですが…申し訳ないけど、この主人公にはまったく共感できないというか、むしろムカついてしまってそっちばかりに目が行ってしまいました。

冒頭の娘とのやり取りから「何だコイツ」と思ってしまったんですよね。
「お母さんみたいに綺麗になれる?」という質問に対し、「そういう風に思ってくれて嬉しい」って答えになってないし(笑)
その後も、子供たちが親に構ってもらおうとするたびに、今は自分たちの問題(パーティとか世間体とか)で忙しいからあっち行ってなさいという態度でまったく愛情を感じませんでした。

あと、美術館で娘を追い払うシーンで彼に下心を感じてしまって…。
そんな男と、夫がアイデンティティ喪失しそうな時に二人で出かけるとか、人種も世間体も関係なく、夫に追い討ちをかけるような事を平気でしてしまうのが信じられないです。自分が一番かわいそうだと思ってるのかなぁと。

で、私的に完全にアウトだったのが、一言感想にも書いたんですが、黒人の少女が石を投げつけられたと聞いた時は無事を確認しなかったくせに、彼の娘だと知ったとたんに飛んで行った事です。
「かわいそうなサラ」とか言ってたけど、心配してるのは彼の方ですよね…。

自己中なバカ女にしか見えなかったので、夫目線で描いてくれた方がこの作品の意義を素直に受け止められたと思います。
こんな感想ですみません。

**************

>「アイス・キャッスル 氷上のヒロイン」

リメイクしてたんですね~。しかも同じ監督さんですか。
監督的にも思い入れのある作品だったんでしょうね。現代バージョンでは無理があったようですが(汗)
機会があったら見てみようかな。タイトルで気付かなそう…!

宵乃さん、こんにちは☆

  1. 2014/06/01(日) 13:33:52 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
コメントを有難うございます☆

> こんにちは、予告どおり早朝鑑賞しました(笑)

以下、コメントに書いて頂いたことは、予想できて
昨日「見ない方が・・・」と思っていました(笑)。。。

私的には、この主人公に、宵乃さんが書かれたような事を
言えるような人間ではないので、いやマジ、そうなんですよ、

だから書かれたことは、予想はついたけど、何もお返事書けない・・・という事です。
ホントにごめんなさい。。。


> **************


> >「アイス・キャッスル 氷上のヒロイン」
> リメイクしてたんですね~。しかも同じ監督さんですか。
> 監督的にも思い入れのある作品だったんでしょうね。現代バージョンでは無理があったようですが(汗)
> 機会があったら見てみようかな。タイトルで気付かなそう…!

バンクーバーオリンピック(の宣伝)用のテレビ映画だったようです。
・・・3回転はちょっと無理か?と思いました(笑)。
他、色々とありますが、オリジナルを見た人だけに見て頂きたいような作品です。
監督はこのお話しがお好きなのでしょうね~???


.
 
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古今東西、色々な映画が好きです♪
一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

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