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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


2-2009  ウンベルト D

  1. 2013/01/22(火) 23:00:00_
  2. ヴィットリオ・デ・シーカ
  3. _ comment:1
UMBERTO D  (ウンベルトD)  1951年・イタリア



ウンベルトD




 
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2013年1月22日(火)  セルDVD

監督 ビットリオ・デ・シーカ
主演 カルロ・バティスティ (ウンベルト・D・フェラーリ 役)

感想
デ・シーカさん、才能豊かな、大好きなイタリア人♪
俳優もしていますが、監督もなかなか「ひまわり」とかね。
今回、激安イタリア映画DVDを買って、この作品は初見です。

主演の方、俳優ではなく、演技は素人の大学教授との事!
イタリア・ネオリアリズムなので、それが正しいんでしょうけど、
ホントにお金に困った(元公務員の)年金生活者に見えて、凄い!

物語りが進んで、最後の方になって思ったのは、
・・・この人ホントに素人かい???


マリア役の女優は可愛い☆
こんな少女とも女性ともつかない、素敵な女優が
この時期のイタリアにいたなんて 全然知りませんでした。

フライク役の犬は、本当に良かった。
今まで犬とか猫は(現物が苦手という事もあり)
主役の場合以外は、ほとんど「可愛い」「まぁうまい」程度だったんだけど、

このフライク役は、そりゃ映画に出ているのだから
それなりの犬なんでしょうけど(芸能界の犬という意味)
そんなこと微塵も感じさせない、本当にその辺にいそうな
貧相で臆病で、でもご主人様が大好きで一緒にいたくて、
そんな役柄(犬柄?)を、

本当に私のような者でも心から感激する
自然な芸風とでも言いましょうか?
うん、ホントに良かった・・・

命の危険を感じ、疑って、離れるのか?どうするのか?
少し時間がかかったけど・・・
やっぱりそれは出来ない、と、松ぼっくりを追い、遊ぶ・・・。



マリアがアパートから見下ろし(見送り)
ウンベルトが電車の窓から それを見上げる、
簡単な別れの描写が かなりリアルで胸を突きました。


ラストはだからって食べてゆけるという確信はないけど、
きっと人間ではないけど、愛し守りたい存在があるのだから、
この人はやってゆけるのかもしれない・・・と
思わせてくれました。



「自転車泥棒」よりも「靴みがき」よりも
ある意味明日が見えそうな、そんな予感を感じさせてくれました。

良い映画でした・・・

今の日本でも、こういうヒトは増えていると思います。
贅沢をしてきたわけではないのに、年金暮らしになって
家賃も支払えない状況に追い込まれる人・・・

そして妊娠すれば棄てられる(誰の子か分からないというのも・・・ちょっとね)
そんな事も今も昔もありそうで、
何の解決法も見いだせる作品ではないけど、

イタリアの1951年当時のリアルが、
2013年の日本と重なって見えました。
見て良かった作品です。




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