FC2ブログ

映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


2-1949  黄金の馬車

  1. 2012/12/04(火) 22:30:00_
  2. ジャン・ルノワール
  3. _ comment:0
LE CARROSSE D'OR  (黄金の馬車)  1953年・フランス



黄金の馬車




 
.


2012年12月4日(火)  セルDVD

監督 ジャン・ルノワール
主演 アンナ・マニャーニ 

感想
すごく良い映画でした。


特にラストシークエンス/ラストシーンでは、
あぁこの映画は
「芸術」というモノについて語っていたのだな~と理解しました。 

女優(旅芸人)だけど、女優だけではなく、
大きな言い方でいうと、芸術とは、
そう「人生」というモノではなく、

その時だけ そこで そのように 輝く事、それがすなわちその人の全てとなりうること、
そんな感じではないでしょうか?


そしてこの映画は「舞台」に特化しているという事・・・ 
最初のボロボロの小屋を修理し(ほぼ建て直し)ながらの練習・・・

領主の館の、あの階段を真正面に見て
黄金の馬車が はじめて全部キチンと登場するシーンと、
最後の 大司教の登場するシーンの2回は、
その階段が舞台となり、出演者、鑑賞者、全部が本物の舞台と同じという事・・・。


あと・・・美しい色彩のカラフルな映画だという事、
もうフィルムが少し劣化しているのだけど、
封切り公開時は もっと素敵だったんだろうな~と思えること。

彼女のキャラに似合う衣装・私服、
貴族たちの・夫人たちの・それぞれの きらびやかなこと、
おもての明るい太陽、抜けるような空、
そういえば雨のシーンがなかったような気が?


旅芸人たちの描写も良かったです。
子供が多いのよね~。
それも家族全員で動いているので、「子役」という感じではなく、
自然とそこで育つ感じが、明るかった。


最後に・・・(とってもキレイごとなのかもしれないけど)多分監督はクリスチャンで、
神と教会に絶望感は抱いていなかったのだと思いました。 

黄金の馬車を 教会に寄付して、死の近い人は誰もがその馬車で教会に
行って死の前の秘蹟を受けることが出来る(カトリックですね)・・・

それが馬車にとっても、人間たちにとっても、一番良い事だということ・・・
領主も貴族たちも女性たちも、下々の人にとっても・・・本当に素晴らしい結論でした。



****************



一昨年に ジャン・ルノワール監督作品について書いた記事に、
それ以降の鑑賞作品名を短く追記しました。 → こちらです 





<<2-1950  エノケンのちゃっきり金太  | BLOG TOP | 2-1948  あるじ>>

comment

 
 管理者にだけ表示を許可する
 


このブログ内の検索フォームです

私のプロフィールです 

miri

Author:miri
古今東西、色々な映画が好きです♪
一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

カテゴリです❀

1975年からの記録(記事追加中です)

ネタばれについての、お知らせです。

感想文の中で映画の内容について深く触れている場合は、必ず大きな色文字でお知らせしています。 また、感想文の途中の一部分のみのネタばれの場合は、白抜きの隠し文字(反転で読めます)にしてあります。 ただ、申し訳ありませんがその白隠し文字は携帯(スマホ)では見えてしまいます(ペコリ)。 最後に、2008年以前の文章については、配慮はしてありません(ペコリ)。

« 2019 08  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31