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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


2-1926  恐るべき子供たち

  1. 2012/11/20(火) 22:30:00_
  2. ジャン=ピエール・メルヴィル
  3. _ comment:4
Les Enfants Terrible  (恐るべき子供たち)  1949年・フランス



恐るべき子供たち




 
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2012年11月20日(火)  セルDVD

監督 ジャン=ピエール・メルヴィル
主演 ニコール・ステファーヌ (エリザベート 役)

原作と脚本と物語りを進める「声」 ジャン・コクトー

感想
いやはや全く、ものすごい迫力でした。
ド迫力の映画・・・

なかなか久しぶりというか、あんまり見ないくらいの迫力でした☆

・・・私自身、姉と弟のきょうだいですが、
この映画のような感じはありませんでした。
普通に(無事に) そういう時期を やり過ごせたと思います。

ジャン・コクトーってどういうヒトか全然知らないのですが
(もちろん、名前くらい知っていましたけど)
この映画を引っ張る、あの暗い、どうしようもない「声」は、なかなか魅力的でした。

序盤は悪ぶっている不良が魅力的でもあり、
高校生の事だからと思いつつ、彼があまり物語りに関わらなかったことは残念でした。

中盤までは多少ゆっくり目で、あの きょうだいの
常識で見ると「?」な感じが、とっても不愉快ではあるんだけど、

母親の死や医者の親切や、
お金のある友人ジェラールの家族が連れて行ってくれた海、初めての汽車、旅行、
それらを通して、まぁ普通のきょうだいなんだな~と思えるところがあって良かった。

万引きの後走るんだけど、
心臓が弱いなんてウソでしょ~?全力疾走(爆)。


子供たち・・・と言いますけど、思春期の後期というか、
ほぼ大人なんですけど「頭の中身が お子チャマ」ということかもしれません。

結婚式だけして死んだお金持ちの彼が
きっとそうなると思った通りの「交通事故死」で、
あの大きなお屋敷が(その霊とともに)残されて、
ラッキー、みたいな?、すじ運びで、

途中で友達になった女の子を含めた
物語りの中盤以降のこの4人での日々・・・

愛憎、緊迫、裏切り、不作為の罪、
気付かないまま そっとしておけなかった あれもこれも・・・


姉を演じた女優がすごくって、もう狂気の淵でしか生きられない事を
その(大きくもない)身体ごと表現していました。

そしてあのラストへ・・・ 

そうなると分かっていて見ていても、迫力です。
ひとつずつ持ってきた つい立が、バーーーン!という音とともに崩れ去り、

FINの文字が。。。
最近にない種類の映画でした。

内容は良くはないですが、あの時期特有の、人間としての微妙な立ち位置と
それを 普通には やり過ごせなかった きょうだいの、他人には分からないアレコレ、

非常に文学的な作品で、自分の若かったころなども思い、
不愉快な思いをしながらも感動するという、
非常に珍しい体験をしました。


先日見たこの監督の「リスボン特急」などとは全く違う、
素晴らしい作品でした☆




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comment

残念ながら・・・

  1. 2012/11/26(月) 22:52:18 |
  2. URL |
  3. 鉦鼓亭
  4. [ 編集 ]
 miriさん、こんばんは

タイトルだけは知ってましたが、未見で内容も知らないんですよ。
(「あらすじ」はなるべく見ないようにしてますし)
J=P・メルビルも不幸な事に悪評高かった「リスボン特急」だけで・・・。
アレはドロンがドロンをしていて、ドヌーブがドヌーブやってただけの映画でしたね。(笑)

Re: 残念ながら・・・

  1. 2012/11/27(火) 18:57:07 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
鉦鼓亭さん、こんばんは☆
コメントを有難うございます☆

> タイトルだけは知ってましたが、未見で内容も知らないんですよ。

原作の文学が有名ですよね~。
映画のタイトルでは知りませんでした。

今回、激安のフランス映画10枚組を買って、その中にあったのです。
以前の記事の「どん底」なども、その中に入っていました。

> (「あらすじ」はなるべく見ないようにしてますし)

私も前は絶対に読まないようにしていたのですが、
あまりにも不愉快になる事が多くて、
途中まで見ているのに、時間がもったいないからやめることもできなかったし、

そんな事が続いたので、昨年くらいから読むようになりました。
いくつかのキーワードを特に警戒しています(爆)。

> J=P・メルビルも不幸な事に悪評高かった「リスボン特急」だけで・・・。
> アレはドロンがドロンをしていて、ドヌーブがドヌーブやってただけの映画でしたね。(笑)

ハイ、いまいちでした。
先日見たばかりなんですけど、ドロンのファンの為の作品でしたね~(大爆)。
あれ、最後にドヌーブが捕まらないのは何故でしょうか?
ものすごく納得いかなくて、ムカついています(笑)。

私はあといくつか作品を見ていますが、好きなのは・・・ないです。
映画として良いと思うのはありますけど・・・この作品が一番だと思います☆

  1. 2013/06/11(火) 02:41:22 |
  2. URL |
  3. マミイ
  4. [ 編集 ]
miriさん、こんばんは。

>子供たち・・・と言いますけど、思春期の後期というか、
>ほぼ大人なんですけど「頭の中身が お子チャマ」ということかもしれません。
私が思っていた「子供」よりも俳優さんの年齢層が上だったように思います。
(設定は16,7歳だったのでしょうか?俳優さんたちはもっと上に見えました。)

実はこの姉弟が苦手で・・・・・
ケンカするほど仲がいいって事なんでしょうか?
二人だけの「ゲーム」を楽しんでるのかもしれないですが
口が悪すぎてちょっとついていけませんでした。
よくもこんな男女を好きになるもんだ(^^;

映画を観た後に漫画版を買ってきて読んだのですが、
それだとちょっとこの姉弟を理解できたように思います。
映画はちょっと説明不足な部分が多かったように感じました。
(漫画ではポールは15歳だけど、顎のせいで19歳ぐらいに見えると説明してありました。
映画では姉から顎の事をからかわれる描写はあったけれど、
年齢的な説明はなかったように思います。)

>不愉快な思いをしながらも感動するという、
>非常に珍しい体験をしました。
そう!すごく不愉快なんです。笑
でもあのラストはすごかったと思います。
原作にも挑戦してみたいのですが、内容はあんまり好きではなかったので
ちょっと躊躇してます。

マミイさん、こんばんは☆

  1. 2013/06/11(火) 19:18:05 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
コメントを有難うございます☆
すごいお時間ですが、睡眠は充分にとってくださいネ~☆

> 私が思っていた「子供」よりも俳優さんの年齢層が上だったように思います。
> (設定は16,7歳だったのでしょうか?俳優さんたちはもっと上に見えました。)

ハイ、よく分かりませんでしたね~!
普通一般に現代日本人が使う単語の「子供」という年代ではないように思います・笑。

> 実はこの姉弟が苦手で・・・・・
> ケンカするほど仲がいいって事なんでしょうか?
> 二人だけの「ゲーム」を楽しんでるのかもしれないですが
> 口が悪すぎてちょっとついていけませんでした。
> よくもこんな男女を好きになるもんだ(^^;

多分、原作がヘンなんでしょうね~?
この頃のフランスの事は、よく分かりません、ハイ、今もですけど☆

> 映画を観た後に漫画版を買ってきて読んだのですが、
> それだとちょっとこの姉弟を理解できたように思います。
> 映画はちょっと説明不足な部分が多かったように感じました。
> (漫画ではポールは15歳だけど、顎のせいで19歳ぐらいに見えると説明してありました。
> 映画では姉から顎の事をからかわれる描写はあったけれど、
> 年齢的な説明はなかったように思います。)

それはそれは!
きっと漫画の方は、親切だったのでしょうね?

現代の日本人が真ん中に入って、通訳風に説明してくれる、という事なので
分かりやすかったと思います♪

> そう!すごく不愉快なんです。笑
> でもあのラストはすごかったと思います。

まぁよくあるラストかもしれないけど、
あぁやって映されると、何と言うか、すごく衝撃を感じますね~。

> 原作にも挑戦してみたいのですが、内容はあんまり好きではなかったので
> ちょっと躊躇してます。

お時間が大切なので、おやめになってはいかがでしょう?
まぁお節介ですけど~すみません☆


 
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古今東西、色々な映画が好きです♪
一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

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