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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


2-1827  コッホ先生と僕らの革命

  1. 2012/09/22(土) 22:30:00_
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  3. _ comment:2
Der ganz große Traum  (コッホ先生と僕らの革命)  2011年・ドイツ



コッホ先生と僕らの革命




 



2012年9月22日(土)  大きな街の映画館にて
 
監督 セバスチャン・グロブラー (劇映画デビュー作)
主演 ダニエル・ブリュール (コンラート・コッホ 役)

感想の前に

自分は、一応サッカーをよく見るほうで(男子の方が多いです)
今・日本のA代表キャプテンが所属するチームなどもある、
(1945年設立の VfL ヴォルフスブルク)
ドイツのサッカーも凄いと思っているので、

「今月は映画館に行けそうだな~」と思って調べた時に
この映画を発見! 即・決定!でした☆

事実に基づいてはいますが、創作部分も多いかと思います。
ドイツのサッカーの父と言われる人の話です。
「男・モナリザ・サッカー先生」ってとこでしょうか???

140年前、日本ですとまだ明治のはじめで政治もゴチャゴチャしていた時代、
ドイツは普仏戦争に勝って、次はイギリスじゃ~って意気盛んな頃でした。



感想

良い映画でした・・・歌詞は違うけど♪蛍の光♪の音楽は、
そして素晴らしいドイツ語の歌詞は、涙を誘い、
エンドロールの最後まで じーんときました。


あの場面で終わって良かったのです。
その後の事は1・2行、短く、サッカークラブの事だけで、
各個人の事は何も分からないまま、それで良かったです。

この国は、WWⅡ終戦まで、この後まだ70年、
そして東西統一は1989年まで待たねばならず、
試練の多い国でした・・・

ヒトラーの親世代かそのちょっと上の世代が、子供時代の話で(中高一貫?)。
お金持ちの中に一人、貧しい子供がいました。
異常に小さくて・・・やっぱ食べられないんだなって説得力ありました。

でも、その子がサッカーを上手にできるのは、映画的だけど
どこにでもありがちな感じで嫌気はしませんでした。

デブの子は一番上手に生きそうですね~。
元級長は、それなりに初恋終わらせて、上流として生きると思うし、
ロザリーは、元の雇い主が心を改めて、別のお屋敷で働けると思う。
あのお母さんはアメリカの技師への夢は親のモノ、子供の良いようにさせると思うし、

賢い子も、こころ反省した子も、
いろんな子がいたけど、きっと全員、このクラスのサッカー授業を忘れずに
こころの糧にして、それぞれの仕事の中で役立てたと思います。

校長は先駆者として鼻高く、
後援会長は、こころ改めてほしい・・・せめて息子の意をくんでほしい。
その他の先生等も、ドイツ式のままで構わないから
軍隊ではない、学校だと分かってほしい・・・。

コッホ先生は、生涯一教師と事実に書いてあったけど
その通りな感じで、どこかで見た人間と思っていたら
「ラヴェンダーの咲く庭で」のバイオリンマンだった!
お髭の有無で人間変わるよね~。
英語もドイツ語もペラペラ、スペイン生まれでドイツ育ち、ってアンタ誰???(爆)
って感じ?

・・・よくある学園モノだけではなく、
戦争風味の時代背景、貧富の差等の社会背景を
ちゃんと描いて、ちょっとだけ可愛い初恋の味もします。


良い映画でした。
監督は、この作品がデビュー作、今後も頑張ってほしいです!

この映画を見て「FOOTBALL」の意味が、心の底から分かった事と、
「オフサイド」の説明が、今まで聞いた中で一番よく分かった事は、収穫でした♪

今、ドイツでサッカーが平和に おこなわれるのには、
周りの人の無理解等を乗り越える、初めて導入した人の苦労があった事を忘れてはならないと思います☆

(「ベルンの奇蹟」そのうち再見します)

日本のサッカー導入時にもドラマあったなら、映画化してね♪



↓ この度断捨離の一部で映画チケットを捨てることにしました。
 その代わりに実寸大で記事に貼り付けます(笑)。 2020年9月

コッホ先生と僕らの革命映画チケット






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comment

コメントありがとうございました

  1. 2019/05/05(日) 10:07:00 |
  2. URL |
  3. 宵乃
  4. [ 編集 ]
>異常に小さくて・・・やっぱ食べられないんだなって説得力ありました。

年が違うのかなというくらい差がありましたよね。
色々な差がある中でクラスメイトにも冷たくされて、お母さんの夢のこともあって一人頑張ってたと思うと…(涙)

>いろんな子がいたけど、きっと全員、このクラスのサッカー授業を忘れずにこころの糧にして、それぞれの仕事の中で役立てたと思います。

ですよね。あの年代の子供たちにとってコッホ先生との出会いはかけがえのないものでした。

>戦争風味の時代背景、貧富の差等の社会背景をちゃんと描いて、ちょっとだけ可愛い初恋の味もします。

重すぎず軽すぎず、ちょうどよい塩梅でしたね。

>この映画を見て「FOOTBALL」の意味が、心の底から分かった事と、「オフサイド」の説明が、今まで聞いた中で一番よく分かった事は、収穫でした♪

ああ、こちらの説明でしたか。スポーツのルールを理解しようという気がまずないので、聞き流してました(汗)

>日本のサッカー導入時にもドラマあったなら、映画化してね♪

大河ドラマでマラソンだか駅伝だかの話をやっているから、サッカーもいつかやるかも?
ドイツの学校教育がきっかけというのは珍しい部類なのか、気になるところですね~。

宵乃さん、こんばんは☆

  1. 2019/05/05(日) 22:32:55 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
コメントを有難うございます☆

> 年が違うのかなというくらい差がありましたよね。
> 色々な差がある中でクラスメイトにも冷たくされて、お母さんの夢のこともあって一人頑張ってたと思うと…(涙)

はい、目に浮かびます。
サッカーがうまいところが、映画的でした(笑)。

> ですよね。あの年代の子供たちにとってコッホ先生との出会いはかけがえのないものでした。

はい、生涯一教師を貫かれたようですし、
先生ご自身も、子供達も、時代に翻弄されながらもきっと頑張って生きたと思います☆

> 重すぎず軽すぎず、ちょうどよい塩梅でしたね。

そうなんですよ~うまかったです!
これ以上重くても気分悪いし、軽いと真実味がなくなりそうで(笑)。

> ああ、こちらの説明でしたか。スポーツのルールを理解しようという気がまずないので、聞き流してました(汗)

簡単な言葉で、何回も説明を聞いたけどこの映画での説明が
はっきりと分かって本当に嬉しかったです。

> 大河ドラマでマラソンだか駅伝だかの話をやっているから、サッカーもいつかやるかも?

期待したいところです!

> ドイツの学校教育がきっかけというのは珍しい部類なのか、気になるところですね~。

多分どの国でも何でも最初は反対する人が多いですからね~!
子供の教育、というのは目の付け所が良かったような気がします。

日本や他の国の事も知りたいです☆

*****************

「桜桃の味」のコメントの返信を有難うございました。
宵乃さんのご説明がもう分かりやすくて!!

(例)同じ花粉にさらされて、何ともない人と寝込む人と・・・
そういう考え方もあるんですね!

自殺を忌み嫌うだけではなく、今後はそういう見方でも
見られると良いなって心から思いました。

いつも目を見開かせて下さって、本当に有難うございます☆


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