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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


2-1370  ツォツィ  (旧gooブログの記事)

  1. 2011/11/17(木) 23:00:00_
  2. その他の外国人監督作品
  3. _ comment:2
2011年11月19日の記事
タイトル 「再生と希望の物語り」



Tsotsi (ツォツィ) 2005年 イギリス/南アフリカ 合作作品を見ました。



ツォツィ




 
.


2011年11月17日(木)  BS民放

監督  ギャヴィン・フッド
主演  プレスリー・チュエニヤハエ  (ツォツィ 役)

感想
この映画のタイトルは、一昨年の映画を見る事を再開した頃からずっと聞いていて、
気になっていて、今回オンエアを見られて良かったです☆

今年は他にもアフリカ関係の映画を何本か見て、どれもこれも色々と考えさせられましたが、
この映画は事実ではなく、小説をもとにしているらしく、
その小説を知る人からは物足りないらしいのですが、私は映画だけを見た感想です。

何というか、良い映画でした。
荒削りで、まだまだ技術不足を感じる演出だけど、
その代わりに “力” “エナジー” を 感じました。


中途半端な終わり方かもしれないし、他の終わり方を描いた映像もあるらしいのですが、
私はあれでこそ、良かったと思えます。

何故なら、あの終わり方で、鑑賞者によって「その後」について、
全然受け止め方が違ってくるから、です。

私は大甘かもしれないけど、
彼のこころの再生を信じ、キチンと裁判・懲役を受け入れられる、それが希望となると思うのです。

今生では、もう、刑務所から出たら「お爺さん」だと思うから、
その希望という言葉は、良い暮らしをするとか、そういう意味ではなく、

彼の今回の人生での宿題を、きっと果たし、
自分自身(の、たましい)に、恥ずかしくなく、
凛として残りの人生を生きられるという意味です。


赤ちゃんって、凄いです。
モノ言わなくても、あの真っ直ぐに見る視線は、
この世の何よりも強い、と思います。

我が子だけではなく、それは、人類誰もが、そう “本能” として持っている
大切な美しいこころの深い部分に訴えかけてくるモノがあると思うからです。

「赤ちゃん泥棒」という映画では、赤ん坊が泣かないのが不満で仕方なかったけど、
この映画では、実際おとなしい赤ちゃんもいる事だし、
そこのところは引っ掛からずに(3日間の事ですし)見られました。

(首は据わっているけれども、寝返りもハイハイも出来ない、
 この映画の内容にあたっては、一番良い時期の赤ちゃんで
 そのあたりご都合は良かったですけど)

最初に見つけた時、連れて逃げた理由・・・
それはさっき書いた本能の部分と、
そして離れられない何かがあったからだと、自然に受け入れられました。

最初の方のツォツィの顔と、終盤の、誰とでもキチンと目線を合わせる顔と、
別人になってしまったのは(特に駅に居る障害者との目線)

その途中には「聖母」であり「自分の母親」でもあった
彼女の存在が大きく、


あの二人の別れとなる場面には、本当に涙が出ました。
彼女のお家が、スラムとはいえ、小奇麗に片付いていたのが、すごく好感。
人間は、住んでいる場所や、お金の有無ではないのですよね。

お金持ちの夫婦も、決してモノだけではなく、あの子を(名前は?)愛している事が
よく分かったし、襲われて助かった事の意味も、後々よく染みてくると思えます。

この映画に出てくる人物の誰もが、必死で生きている、
それは、きっと、この映画を作った製作者も、監督も、スタッフ・キャストの誰もが同じと思う。

何となく50年代の邦画のような感じも受けました。

この映画を見られて、本当に良かったです♪



※この記事は旧gooブログの記事ですが、感想文もほぼ同じなのでこの記事だけにします。




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comment

おはようございます。

  1. 2011/11/20(日) 07:18:13 |
  2. URL |
  3. 宵乃
  4. [ 編集 ]
コメント遅くなってごめんなさい。

>彼のこころの再生を信じ、キチンと裁判・懲役を受け入れられる、それが希望となると思うのです。

本当にそう信じられるラストでしたよね。別エンディングを観たわけではありませんが、このエンディングが一番だったと思います。
赤ちゃんも彼女も両親も、それぞれよかったですし、それによって彼が変わっていくのがよくわかりました。
わたしも観てよかったと思える、心の一本です。

あと、「赤ちゃん泥棒」の赤ちゃんはそういえば泣きませんでしたね~(笑)
「赤ちゃんのおでかけ」というコメディ映画を観たことがありますが、そこでも泣いてなかったかも。アメリカのコメディに登場する赤ちゃんは、アニメのキャラクター扱いなんですよね。「トムとジェリー」のジェリーみたいな役割だったりすることが多い気がします。

宵乃さん、こんにちは☆

  1. 2011/11/20(日) 14:51:19 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
> コメント遅くなってごめんなさい。

いえいえ、コメントしづらい記事で、申し訳ありません。
今日は有難うございます☆

> 本当にそう信じられるラストでしたよね。別エンディングを観たわけではありませんが、このエンディングが一番だったと思います。

売っているDVDには他の終わり方も入っているそうで、
それはちょっと、やめてほしいな~って思います☆

> 赤ちゃんも彼女も両親も、それぞれよかったですし、それによって彼が変わっていくのがよくわかりました。

本当にそうですね~!
甘いかもしれないけど、どの人の事を思い返しても、
良い方向に向かうと信じられる、この胸の熱さを、大切にしたいです♪

> わたしも観てよかったと思える、心の一本です。

おぉ~!!!
今回再見なさったのでしょうか?

私はCM切りして保存しようと思っています。
今年のベスト10にも入るかもしれないくらい良かったです。

> あと、「赤ちゃん泥棒」の赤ちゃんはそういえば泣きませんでしたね~(笑)

そうなんですよ~!!!
見ていて、その点がものすごく、気になって気になって、イライラしてしまって、
その点だけで、あの映画の評価が決まったくらい、気になりました。
(春に「煙突の見える場所」という邦画で、赤ちゃんがずーっと泣いていて、胸がスッとしました)

> 「赤ちゃんのおでかけ」というコメディ映画を観たことがありますが、そこでも泣いてなかったかも。アメリカのコメディに登場する赤ちゃんは、アニメのキャラクター扱いなんですよね。「トムとジェリー」のジェリーみたいな役割だったりすることが多い気がします。

それは知らなかったです~!!!
教えて頂いて良かったです。
ハリウッドのお約束の1つなのでしょうね?

何でも気になって目くじらを立ててばかりで、映画を楽しめない自分が、とても嫌なんです。
教えて頂いたので、今後は、そういう目で見る努力をしようと思います、有難う☆
 
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古今東西、色々な映画が好きです♪
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