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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


今年見た 邦画の ベスト10

  1. 2011/12/27(火) 06:03:24_
  2. 2009~2011年
  3. _ comment:4
2011年も有難い事に、たくさん邦画を見たので、作品賞など色々私なりに考えたいと思います。




 
【私が選んだ 今年初めて見た 邦画の各賞】

主演男優賞は・・・石原裕次郎さん です パチパチパチ~

選ばせて頂いた理由は
一番たくさん主演作品を見たからです。

主演女優賞は・・・吉永小百合さん です パチパチパチ~

選ばせて頂いた理由は
一番たくさん主演作品を見たからです。

監督賞は・・・溝口健二氏  対象作品:雨月物語 です パチパチパチ~

選ばせて頂いた理由は
監督としては1番だと思ったからです。

【番外編】 (演技等は いまひとつでも、とにかく良いのです☆)

一番可愛かったで・賞
  武井証 ( 対象作品:ぼくとママの黄色い自転車 ) (記事はこちら

この子も可愛かったで・賞
  深澤嵐 ( 対象作品:いけちゃんとぼく ) (記事はこちら

ひたすら・懐かしかったで・賞
  「野球狂の詩」 ( 作品全体の雰囲気等 ) (記事はこちら



*****************************************



≪初見で、質が高くて、好きな邦画作品≫



1位   泥の河          
          81年   小栗康平
          作りモノなのに、知らない時代なのに、何故か泣けた。(記事はこの下にあります)


2位   雨月物語
          53年   溝口健二
          この監督の作る作品の良い点が、きっと全部出ているのだと思う。(記事はこちら


3位   インスタント沼
          09年   三木聡
          もしも震災がなかったら、ずっと一番だったと思う。(記事はこちら) 


4位   羅生門
          50年   黒澤明
          まぁ陳腐な言い方ですが、名作だと思います。(記事はこちら) 


5位   利休          
          89年   勅使河原宏
          美術関係の全てが、ひたすら美しく、それだけで結構。(記事はありません)


6位   狂った果実
          56年   中平康
          最初の津川さんの美しい瞳で、全部分かってしまった。(記事はありません)
 

7位   アウトレイジ          
          10年   北野武
          久々に面白い北野映画でした。(記事はこちら


8位   地獄門
          53年   衣笠貞乃助
          私はこの映画、キレイだったし、良いと思いました。(記事はこちら) 


9位   夜のピクニック
          06年   長澤雅彦
          こんなに良い青春映画は珍しいです。(記事はこちら


10位  僕とママの黄色い自転車
          09年   河野圭太
          キレイごとにならなかった、素晴らしい映画でした。 (記事はこちら



次点:キトキト! 06年 (記事はありません)
次点:毎日が夏休み 94年 (記事はこちら



*************************************



2-1262・泥の河 1981年・日本



泥の河



9月20日(火) BS3

監督 小栗康平
主演 朝原靖貴 (板倉信雄 役)

感想
いや~小栗康平、初見、恥ずかしながら。
もちろんこの作品の時から、数少ない作品のアップのたびの宣伝等はよく知っていたけれども、
ちゃんと見るのは、初めてで、

でも最初の方は、また子供が主役か~と、とろい気持で見ていて、
だんだんどんどん引き込まれて、結局最後は「食いつく」という感じで見ました。

彼、板倉信雄役の朝原靖貴君は、今年の主演男優賞だな、こりゃと思いました。
多分子役だけで俳優にならなかったんだと思うけど、それで良いのだ~としみじみ。

この映画はかなり大人向けで、でも、一見としては子供の目線でもあるので、
見られない事もないけど、やはり無理でしょう、いわゆる大人でないと分からない事が多すぎて・・・。

お父さん役の田村嵩広さん、久しぶり、亡くなって長いものね・・・お元気に演じていて嬉しいわ☆
お母さん役の藤田弓子さん、おっぱいが見えたけど全然いやらしくない、
よその子供でも可愛がる、そういうところ素晴らしく上手に演じていた☆

加賀まりこさん、似合う役柄で、龍の彫り物乗せている時に、のぶおに見られて、辛かったね。
その前ののぶおとのシーン、本当に心通ったし、
自分の子供に良くしてもらっている一家の子供、に対しての
感謝の気持ちバリバリで、この辺子供いない人には、難しい演出。

子供たち、3人、
3人ともそれぞれに、これを演ずるために生まれてきたかのような、素晴らしい演技だった。
特にのぶお、最後の走るのぶおと、止まらない船、の演出のラストシーンは、
もしかしたら今までの邦画で一番かもしれない。(「人情紙風船」のラストとほぼ同じ感覚)

エピソードの一つずつが、戦後11年、でもまだ底辺と呼ばれる場所で生きる人々を、
本当に丁寧に描いていた☆
芦屋雁之助が、出てきてすぐに死ぬとこ、ありがちな感じで、
戦争で死んだ方がマシだったという言葉が悲しく響く。

お父さんがいなくなる事と、京大病院に入院していた女の人の事、小説読んでいないから
分かりにくいけど、それで良いと思えた、いろいろな事情があるのだものね、大人は。

そしてクライマックスの天神さんの夜、握りしめた50円玉、全部見てから何に使うか決めようと、
穴のあいたポケット、探しても出てこない、帰る・・・蟹の件、そしておばちゃんの・・・を見た

そんなわけでもう友達ではいられないと思ってはいたものの、まさかの突然の別れ、
親も子もそれぞれの理由で告げられず、ラストシーンへ。

のぶおはなんだかんだと言って、愛されていて、40過ぎてからの授かりっ子で、
貧しいながらも幸せで、幸せを、あの姉弟に会って初めて少しは分かりかけて・・・

お姉ちゃんがワンピースを返すところ、弟の全部の態度、お父ちゃんさえ生きていたら・・・
今ならトレーラーハウスで暮らす人の事かも?

81年に、56年の風景を再現できて、モノクロで撮って、この監督は天才でしょう。
初見で、好きになりました☆ もちろん今月のナンバー1、もしかしたら今年1位かも?

“多分今年の1位で・賞”




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comment

こんにちは!

  1. 2011/12/27(火) 13:28:16 |
  2. URL |
  3. 宵乃
  4. [ 編集 ]
いやぁ、いい作品でしたね。
miriさんの感想を読んで、ますます理解が深まったというか、忘れていたエピソードもはっきり思い出せました。こりゃあ、もう一度観ないとだめかも。
この作品を、若い頃と大人になってからの二度観ることができたら幸せでしょうね。きっと、見方がぜんぜん変わると思います。
子供たちの眼差しと、ラストの呼び声が印象的でした。

宵乃さん、こんにちは☆

  1. 2011/12/27(火) 15:56:37 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
コメントを有難うございます☆

> いやぁ、いい作品でしたね。

ですよね~♪

> miriさんの感想を読んで、ますます理解が深まったというか、忘れていたエピソードもはっきり思い出せました。こりゃあ、もう一度観ないとだめかも。

だめ、という事はないでしょうけど、機会があると良いですよね~☆

> この作品を、若い頃と大人になってからの二度観ることができたら幸せでしょうね。きっと、見方がぜんぜん変わると思います。

あぁ、私はそのチャンスがあったのに・・・反省。
まぁ90歳まで生きれば、何度でも見られる事でせう。
見方も変わ・・・らないかも(爆)

> 子供たちの眼差しと、ラストの呼び声が印象的でした。

仰るとおりですね~!!!

こんばんは。

  1. 2011/12/27(火) 17:23:55 |
  2. URL |
  3. ascapapa
  4. [ 編集 ]
いゃ~、名レビューですね!。感銘を受けました。
miriさんのお言葉一つ一つに、うんうんと頷くばかりです。私の言いたい事も総て書いて居られるので、私から改めてコメントするものはないのですが、一言だけ喋らせて下さい。

>特にのぶお、最後の走るのぶおと、止まらない船、の演出のラストシーンは、
もしかしたら今までの邦画で一番かもしれない。(「人情紙風船」のラストとほぼ同じ感覚)

その通りですね。
同じようなカメラの長回し撮影で、私が、ほかにも感動した作品では、
「みかへりの塔」1941年.清水宏監督。
「残菊物語」1939年.溝口健二監督。
などがあります。

アスカパパさん、こんばんは☆

  1. 2011/12/27(火) 20:33:14 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
コメントとTBを有難うございます☆

> いゃ~、名レビューですね!。感銘を受けました。

キャッ!
おほめ頂けて、嬉しいです~!!!

> miriさんのお言葉一つ一つに、うんうんと頷くばかりです。私の言いたい事も総て書いて居られるので、私から改めてコメントするものはないのですが、一言だけ喋らせて下さい。

いえいえ、何を仰いますやら~。

>特にのぶお、最後の走るのぶおと、止まらない船、の演出のラストシーンは、
>もしかしたら今までの邦画で一番かもしれない。(「人情紙風船」のラストとほぼ同じ感覚)
> その通りですね。
> 同じようなカメラの長回し撮影で、私が、ほかにも感動した作品では、
> 「みかへりの塔」1941年.清水宏監督。
> 「残菊物語」1939年.溝口健二監督。
> などがあります。

どちらも未見ですが、
「残菊物語」の作品名は、よく聞きますね~。
(特に淀川さん)
いつか見たいと思います!

もう1本は、清水宏ですかぁ~そちらも、機会があれば見たいです!
 
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古今東西、色々な映画が好きです♪
一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

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