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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


2-1196  羅生門 

  1. 2011/08/14(日) 23:00:00_
  2. 黒澤明
  3. _ comment:7
羅生門 1950年・日本



羅生門




 
.


2011年8月14日(日)  ムービープラス 

監督 黒澤明
主演 三船敏郎?まぁスターという意味で・・・ (多襄丸 役)

感想
数年前に あるテレビ番組で、芥川龍之介の「藪の中」の話と、その意味を聞いていたので、
ふんふんと見ていたのですが、
最後に(芥川の)「羅生門」の話が追加されいていたらしく、新鮮でした。
 

その追加部分が胸を打つ内容で、
出来過ぎかもしれないけど、

そういう事は、時代が違っても(特に終戦後とか貧しい時代には)
確かにあるのかもしれないと思った。


さて、事件の登場人物3名の事だけど、
誰が悪いとかではなく、
こういう事を「めぐりあわせ」というのだと思った


二人が元々どういう夫婦だったのかが、全然分からないし、
女が多襄丸との事をどう受け止めたのかも、真実は分からない・・・

杣売りが見ていた「事実」は、もちろん「事実」だけれども、
女(男二人も)の心のうちまでは分かるものではないし・・・
もちろんその心のうちが、あぁして3つの違う物語を作ったのだけど
それが最終的な4つ目の物語りに反映されているのか?というと・・・


そしてこの映画がオスカーもらった大きな理由が、
そういう芥川の世界を具現化した時に、
美術なり、衣装なり、時代考証なり、役者のなりきり方といい、

(私は数作品しか見ていないけど)
黒澤映画の中でも本当に出来の良い一本だから
ではないかな?と思いました。

(出来の良さと好き嫌いは違いますが、まぁこの作品は好きな方です)


当時の山奥の、その少しの時間を、凝縮し、
あとで考えると「見る方向によって全然違う出来事に映る」
・・・それは映画だけではなく現実の生活でもよくある事で、

本当はこのお話は「藪の中」だけで終わっている方が、
話としては正しいけれども

映画作品としては、こうしたほうが良かったのだと、
しみじみ思いました。




再見時感想はこちら  →  羅生門(50・日)(2回目) ・・・ 2-1196 




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comment

好きではないけど

  1. 2011/08/28(日) 11:43:18 |
  2. URL |
  3. 宵乃
  4. [ 編集 ]
わたしのなかで印象に残ってる作品です。これのリメイクも観たかな。
わたしは知らずに観たので、最初の不気味な羅生門のシーンから、どんな老婆が出てくるかなぁと思ってたらいきなり「藪の中」の話になってビックリしてしまいました。
ラストはああなってよかったですよね~。

あと、鍵コメの件ですが、あの作品は昔観たけど内容を忘れてしまって、そろそろ観ようかなぁとレンタル店で迷ったりしてました。大きめの店には置いてありますよ。

Re: 好きではないけど

  1. 2011/08/28(日) 17:12:19 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
宵乃さん、こんにちは☆
コメントを有難うございます☆

> わたしのなかで印象に残ってる作品です。これのリメイクも観たかな。

リメイクがあるのですか~!
クロサワに挑戦ですかね???すごい!

> わたしは知らずに観たので、最初の不気味な羅生門のシーンから、どんな老婆が出てくるかなぁと思ってたらいきなり「藪の中」の話になってビックリしてしまいました。

何と言うか、この映画の事はなんとなく昔から知っていて、
見ていないのに見ていたような、
多分、例の「淀川長治ラジオ名画劇場」だと思うのですが、
でもやはりちゃんと鑑賞するのが一番だと思いました☆

> ラストはああなってよかったですよね~。

そうですね~。
役者的には意外ではないのかもしれないけど、
まさかあぁいう風に終わるとはね~!

その点も評価が大きい事につながっているような気がしました。

> あと、鍵コメの件ですが、あの作品は昔観たけど内容を忘れてしまって、そろそろ観ようかなぁとレンタル店で迷ったりしてました。大きめの店には置いてありますよ。

そうですか!分かりました。
私はちょっと調べたいので、あと数日お時間頂けますよう、お願いいたします☆

おはようございます

  1. 2011/08/29(月) 06:59:47 |
  2. URL |
  3. マミイ
  4. [ 編集 ]
私は先にポール・ニューマン出演の
『暴行』を見ました。
(多分これが『羅生門』のリメイクだと思います。)

同じ映画を観ても、それぞれ感想が違うように
同じ状況に遭遇しても、それぞれ受け止め方が違うと思います。
「真実はいつも一つ!」のはずなのだけど、
主観が入ると、真相は藪の中になってしまいますね。
主観のない人間はいないと思いますし。

ラストもよかったですね。

マミイさん、こんにちは☆

  1. 2011/08/29(月) 15:38:13 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
コメントを有難うございます☆

> 私は先にポール・ニューマン出演の
> 『暴行』を見ました。
> (多分これが『羅生門』のリメイクだと思います。)

そうなんですか~タイトルは聞いたことあると思います。
機会があれば鑑賞したいと思います☆

> 同じ映画を観ても、それぞれ感想が違うように
> 同じ状況に遭遇しても、それぞれ受け止め方が違うと思います。
> 「真実はいつも一つ!」のはずなのだけど、
> 主観が入ると、真相は藪の中になってしまいますね。
> 主観のない人間はいないと思いますし。

我が家では毎日ある事ですよ~。
同じ出来事なのに、人によって全然とらえ方が違うのですよね。
殺人事件まではないけど、結構ミステリーな毎日です☆

そういう風に過ごしていると、事実も真実もなく、
そこにあるのは「それぞれの想い」だけだという事が分かります。
かなりサスペンスです!

> ラストもよかったですね。

アレは「藪の中」にはなく、余分な事ですけど
アレがなければどうしようもない話で終わりですし、
本当に良かったと思います☆

戦後などにもあったと思いますし、
今回の震災でも、施設に行く子供より、
親類縁者に引き取られた子供の方がはるかに多かったらしいですからね~。
人間って、やっぱ素晴らしいですね♪

では、今から参ります!

こんばんは。

  1. 2011/08/29(月) 19:42:24 |
  2. URL |
  3. アスカパパ
  4. [ 編集 ]
コメント&TBありがとうございます。
法廷サスペンスを想わせる秀作だと思います。これに類するサスペンス映画が、洋画にあったような気がします。今、思い出せませんが。
宮川一夫名カメラマンの撮影が、作品レベルを一層引き立てたと思います。例えば、羅生門のあの雨。と、書いている今も雨飛沫が聞こえてくるようです。
それに逆光線と木漏れ日のあの森林。モノクロならではの効果ではないでしょうか。
コメントを頂戴した私のレビューですが、挿入画面が小さすぎでした。引き延ばしてTBさせて頂きました。
撮影現場のあの森は、早朝散歩で何時も眺めている山の奥にあります。
一癖ある作品ですので、各人により評価やお気に入り具合は違う映画だとは思いますが、私の評価は秀作。且つ、好きな作品です。

追伸

  1. 2011/08/29(月) 20:15:30 |
  2. URL |
  3. アスカパパ
  4. [ 編集 ]
「羅生門」の洋画版は「暴行」でした。3年前に観ているのに、もう忘れていました。(恥)
この映画も一応、TBさせていただきます。
追伸
前のコメントで、一足先に、マミイさんが仰っていたのですね。失礼しました。

アスカパパさん、こんにちは☆

  1. 2011/08/30(火) 12:36:29 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
コメントとTB各2件ずつ、有難うございます☆

> 法廷サスペンスを想わせる秀作だと思います。これに類するサスペンス映画が、洋画にあったような気がします。今、思い出せませんが。
> 「羅生門」の洋画版は「暴行」でした。3年前に観ているのに、もう忘れていました。(恥)
> この映画も一応、TBさせていただきます。
> 追伸 前のコメントで、一足先に、マミイさんが仰っていたのですね。失礼しました。

私はその作品は未見ですが、タイトルは聞いた事があります。
いつか鑑賞したいなぁ~と思います☆

> 宮川一夫名カメラマンの撮影が、作品レベルを一層引き立てたと思います。例えば、羅生門のあの雨。と、書いている今も雨飛沫が聞こえてくるようです。
> それに逆光線と木漏れ日のあの森林。モノクロならではの効果ではないでしょうか。

ハイ、宮川氏は本当に色々な映画で、映像のマジッシャンとなって、
いやもしかしたら、ハットリ君のお弟子さんかも???(爆)
素晴らしい映像を見せて下さっていますね~!
アスカパパさんの書かれたシーン、目に浮かびます。
今ココがそうであるかのように、浮かびます!

> コメントを頂戴した私のレビューですが、挿入画面が小さすぎでした。引き延ばしてTBさせて頂きました。

ハイ、大きくなっていました!
でもあの記事は、今のその場所中心だったので、
前のままでも(もちろん、大きくても、どちらでも)良かったような気がしました。

> 撮影現場のあの森は、早朝散歩で何時も眺めている山の奥にあります。

実を言いますと、ひとけたさんの方も毎日ご訪問しています。
あ、でも、プレッシャーに思わないでくださいね(ペコリ)

> 一癖ある作品ですので、各人により評価やお気に入り具合は違う映画だとは思いますが、私の評価は秀作。且つ、好きな作品です。

ハイ、私も全く同じです。
あ、でも、秀作、とは、どのくらいでしょうか?

私は黒沢映画ではかなり良いと思います。
まだ「七人の侍」を再見していないので、ハッキリとは言えませんが・・・。
それに未見の作品も多いので恥ずかしいです・・・。
 
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Author:miri
古今東西、色々な映画が好きです♪
一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

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