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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


2-1157  雨月物語

  1. 2011/07/18(月) 23:00:00_
  2. 溝口健二
  3. _ comment:7
雨月物語  1953年・日本



雨月物語




 
.


2011年7月18日(月)  BS3

監督 溝口健二
主演 田中絹代 (宮木 役)

感想
溝口監督は先月「新・平家物語」というのを見て
なんとなくガッカリしていたのですが、
この作品は、やはり、言われているような
すごい監督なのだなぁ・・・と、思わせてくれました。



長いので感想文は大部分カットしました。
この物語は、日本人のどこか深いところに訴えかけてくる物語で
(ある程度の年齢以上、限定)
(古い映画が嫌いな若い人も、ある程度の年齢になったら、是非、見てほしい作品です)


この映画の作りそのものは、本当に計算され、
セット等も美しく、フィルムが一部悪かったので惜しいけれども、
これこそが芸術という感じもしました。


源十郎、子ども、宮木・・・
3人元気で忙しく働いて毎日が暮れるだけで良かったのにね・・・。
本当に大切なモノが何か、分かるための道のりだったのね。

若狭姫は、命があって、この世に居たかった、その心の叫びは本当に可哀想で、
全部置いて、あの世に行く方が幸せだと、最後にはお付きの右近とともに、分かったでしょうか?

藤兵衛「自分でやらなきゃ分からなかった」
妻「しっかり元気を出しておくれ」
なんという二人、これがリアルな夫婦の姿
夫は妻を捨てられず、妻は最初から分かっていた幸せを、もう離さない。


田中絹代と京マチ子の演技、ものすごい迫力でした。
森雅之さんも「浮雲」の悪いイメージを払しょくできてよかった☆
小沢栄太郎さんもこんな映画に出ていたのね~。
妻の人も右近もすっごく良かった。


坊やが、頂いた食べ物を、お母様にお供えして、
田畑に働く人を遠景に・・・
こころに しみいる終わり方で、撮影がすごいと思いました。





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comment

こんにちは!

  1. 2011/07/26(火) 10:30:49 |
  2. URL |
  3. 宵乃
  4. [ 編集 ]
「新・平家物語」と同じ監督だったんですか、気付きませんでした。受ける印象がまるで違うなぁ。
やはり、この「雨月物語」は日本人ならいつか観てほしい作品ですよね。もちろん、海外にも自信をもっておススメしたい!
男性と女性のこういうすれ違いは古今東西通じるものがありますしね。
細かい所は忘れてきているので、次の放送では必ず永久保存版用に録画します!

管理人のみ閲覧できます

  1. 2011/07/26(火) 10:31:29 |
  2. |
  3. [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます

宵乃さん、こんにちは☆

  1. 2011/07/26(火) 17:21:36 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
コメントを有難うございます☆

> 「新・平家物語」と同じ監督だったんですか、気付きませんでした。受ける印象がまるで違うなぁ。

ハイ、そうなんですよね~。
あの映画はいま一つで、らいさまだったのに、ガックリきてもうこの監督は見たくないとさえ思ったのですが、
雨月物語は高校生のころから、例の「淀川長治ラジオ名画劇場」で聞いていたので、
仕方なしに録画して見たのですが、もうビックリしました☆

> やはり、この「雨月物語」は日本人ならいつか観てほしい作品ですよね。もちろん、海外にも自信をもっておススメしたい!

ハイ、映画をお好きな方なら、洋の東西を問わず、お薦めしたいですね!
ただ、あまりにもお若いとか、人生経験が少ない方には
古臭くて面白くない・・・と映るかもしれないので、ある程度の年齢以上で、、、ですね♪

> 男性と女性のこういうすれ違いは古今東西通じるものがありますしね。

本当に相手を想う、という気持ちが、嘘ではないゆえに悲しかったりします。
男性の「俺はもっとできる」というお気持ちも分かるのですが、
やはり女性なら「毎日平穏ならそれが有難い」と思ってしまいますよね。

> 細かい所は忘れてきているので、次の放送では必ず永久保存版用に録画します!

必ずそうなさってくださいね!
もし再見なさったら、是非、ご感想をお聞かせ下さいね~♪

お久しぶりです。

  1. 2011/07/27(水) 19:24:47 |
  2. URL |
  3. ちゃぶまる
  4. [ 編集 ]
溝口健二ですね!現代劇なんかもありますが、この人はやっぱり時代劇ですね!
観たのはずいぶん前なので記憶があいまいなのですが、
道端で野武士のようなならずものに襲われるシーンが強烈でした。
もしかしたらワンカットだったのかも。
引いたところで悪事を残酷に記録している、という具合でした。
(ふつうあんな画で撮ったら怒られちゃうなあ)

話は変わりますが、投票でどの映画が選ばれたのかとても楽しみです!

Re: お久しぶりです。

  1. 2011/07/28(木) 08:40:33 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
ちゃぶまるさん、おはようございます☆
コメントをありがとう~。

> 溝口健二ですね!現代劇なんかもありますが、この人はやっぱり時代劇ですね!

そうですか~。
現代劇はまだ見た事ないので、いつか見たいと思います☆

> 観たのはずいぶん前なので記憶があいまいなのですが、
> 道端で野武士のようなならずものに襲われるシーンが強烈でした。
> もしかしたらワンカットだったのかも。
> 引いたところで悪事を残酷に記録している、という具合でした。
> (ふつうあんな画で撮ったら怒られちゃうなあ)

宮木が殺されるところですね?
仰るとおりに、引いたところから、冷静に正確に記録している感じでした。
なので残酷さ、無念さが伝わってきました。

でも、私はあの時、宮木の背中におぶわれていた「子ども」も、
一緒に殺されたと思い込んでいたので、後で、それをしなかったと知り、

野武士でもやはり「子どもを殺したくない」というこころを持った
人間であるのだなぁ~と、思いました。
(放置しておけば死ぬと思ったのかもしれないけど)

> 話は変わりますが、投票でどの映画が選ばれたのかとても楽しみです!

ハイ、明日、宵乃さんか私かどちらかがお誘いに参りますので、
どうぞお楽しみに~♪

京マチ子のイメージは牡丹の花

  1. 2017/01/17(火) 23:48:17 |
  2. URL |
  3. 鉦鼓亭
  4. [ 編集 ]
 miriさん、こんばんは
 昨日はコメントありがとうございました。

この映画の作りそのものは、本当に計算され、
セット等も美しく、フィルムが一部悪かったので惜しいけれども、
これこそが芸術という感じもしました。
>完璧に作り込んでましたね。
クランク・インしたら妥協しない溝口監督、宮川キャメラマンの真骨頂を見せてもらいました。
宮川さんも溝口さんに、
(スケジュールが遅れて困り果てた製作側が、監督に「何とかカメラ回してもらえないでしょうか」とお伺いを立てたら、
「僕はいいんですよ、僕は。でも、あのキチガイが「うん」って言わないんだよ」
指ささされて言われたとか。(「新・平家物語」の時)
トークショーで聞いた話では、大映がセットに一番金掛けてたそうです。
ロケに見えるようなシーンでもセットで作り込んで撮影してると言ってました。

役者さん達の演技のアンサンブルは、僕が観た溝口作品の中でこれが一番かもしれません。
クセの強い上田吉ニ郎(呉服屋)も短い出場だけど、しっかり作品に溶け込みながら印象を残してくれました。

※いずれリマスター版がDVDになったらご覧になってみて下さい、素晴しく綺麗ですよ。
(多分、こっちが終わったら、そちらでも上映があるでしょうから、大きなスクリーンでご覧になるのも良いと思います~「雨月物語」と「山椒太夫」はほぼ満員でした(土、日というのも有るけど))

Re: 京マチ子のイメージは牡丹の花

  1. 2017/01/18(水) 11:36:02 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
鉦鼓亭さん、こんにちは☆
コメントを有難うございます☆

一昨日に書き忘れたのですが、私ももちろん作品の出来は「近松物語」がベストと思っていますが、
この「雨月物語」だけ、かなり早く見て、再見していないので、他とは比べられない感じなのです。
今年中に再見しようと思います。

また、あとで調べて分かりましたが、
私は「羅生門」を、この映画より後で見ているので、
この映画の二人のイメージが、そちらと被るわけなかったのです(笑)。

京マチ子さん、牡丹のお花のイメージですか?
・・・どうしても「すけきよ!」のイメージで・・・(テレビ版)

すみません、私は女優さんとしての彼女は(2009年までは)中高年の年齢でしか
知らなかったので・・・おばさん的なイメージが強くて・・・。

> 完璧に作り込んでましたね。
> クランク・インしたら妥協しない溝口監督、宮川キャメラマンの真骨頂を見せてもらいました。
> 宮川さんも溝口さんに、
> (スケジュールが遅れて困り果てた製作側が、監督に「何とかカメラ回してもらえないでしょうか」とお伺いを立てたら、
> 「僕はいいんですよ、僕は。でも、あのキチガイが「うん」って言わないんだよ」
> 指ささされて言われたとか。(「新・平家物語」の時)

ははは・・・どっちもどっちというか・・・。

> トークショーで聞いた話では、大映がセットに一番金掛けてたそうです。
> ロケに見えるようなシーンでもセットで作り込んで撮影してると言ってました。

それはそれは・・・きっと、今ではCGで終わる場所まで?(笑)。

> 役者さん達の演技のアンサンブルは、僕が観た溝口作品の中でこれが一番かもしれません。
> クセの強い上田吉ニ郎(呉服屋)も短い出場だけど、しっかり作品に溶け込みながら印象を残してくれました。

再見時には呉服屋さんを注視しますね~♪

> ※いずれリマスター版がDVDになったらご覧になってみて下さい、素晴しく綺麗ですよ。

BS3でそういうのがオンエアされてて、録画しているはずですので。。。

> (多分、こっちが終わったら、そちらでも上映があるでしょうから、大きなスクリーンでご覧になるのも良いと思います~「雨月物語」と「山椒太夫」はほぼ満員でした(土、日というのも有るけど))

映画館はたまにしか行けないので、娯楽性の強い新作を選ぶと思いますが、
溝口作品を映画館で見るのは、今現在では贅沢の極みですね~!
羨ましいです~。


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古今東西、色々な映画が好きです♪
一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

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