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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


2-1069  グランド・ホテル

  1. 2011/05/16(月) 23:00:00_
  2. その他の外国人監督作品
  3. _ comment:4
GRAND HOTEL  (グランド・ホテル)  1932年・アメリカ



グランドホテル




 
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2011年5月16日(月)  お借りしたDVD

監督 エドマンド・グールディング
主演 主に5人

グレタ・ガルボ (グルシンスカヤ 役)
ジョン・バリモア (ガイゲルン男爵 役)
ジョーン・クロフォード (フレムヒェン 役)
ウォーレス・ビアリー (プレイジング 役)
ライオネル・バリモア (クリンゲライン 役)


感想
今月も先月に続いて、グレタ・ガルボ大先生の作品を鑑賞。
しかも「ニノチカ」同様、ヨーロッパで、ドイツ人やロシア人が英語をしゃべっている!
舞台は、ベルリン☆ 第2次大戦前の、花の都☆


実はこの映画の裏話、淀川さんのラジオ名画劇場で、ミミタコ、
多分1年に1度くらい彼女たちの話なさっていたわよね~
若かったのでシッカリ覚えている私・・・
彼女たちっていうのは、ガルボとクロフォードの事で、有名な話なので割愛しますが、
今回実際に鑑賞して、それを確かめられて、本当に嬉しかった☆


この映画は、いわゆる「グランドホテル形式」というのを確立した映画で、本当に一番最初にこういう事を考えた人ってすごいと思います。
脚本家の勝利~♪
しかも80年近く過ぎても、それが、いろんな国のいろんな映画に反映されているから、本当に凄い!
コロンブスの卵と同じで、あとから考えれば誰にでも分かりそうだけどね~。


さて、主要な人物5人と、あと数人、そしてフロントやメイドなどホテル側の数人、
いろんな人にそれぞれ光当たるけれども、


私が一番こころを打ったのは、余命短い人その人ではなく、
その人に「お金はある、自分は先が短い、一緒にいてくれ」
と、言われたクロフォード演ずる女性が、
「そんなこと言わないで、良い医者を探しましょう」と言った言葉と、その時の態度です。


お金のためではなく、本当にあなたを
~好きだからではなく、同情からでもない~
女性特有のある気持ち、

それを持っているから、あなたとパリへ旅立ちます。
そんな二人が回転ドアから出るのが眩しかったのと、


地味だけど、最初のシークエンスの中で、
フロントの一人が、初めての子供が生まれるかどうかで、やきもきしていて、
その後数回出てきて、最後の最後に、母子ともに健康な出産の知らせが入り
「昼休みに行く」その何気ない幸せ・・・
それはこの映画の内容からすると

本当にささやかで、ともすれば忘れられがちな出来事なんだけど、
どうしても書きかたかった事です。


ガルボ大先生は、主演の中では、主演ではないかもしれないけど、
あのホテルを出て、ウィーンでどうしたかと思うと、泣けそうになるから、
人生ってそういうものかなぁ~と思ったり、

大好きなドリュー・バリモアちゃんのお爺さんの演じたスマートな男爵、
兄である余命短い人役の人とのシーンはやはり温かく、
演技よりも自然さが感じられ、
男爵がお金を簡単に盗める人なら おこらなかった出来事に胸が痛みました。

あとオリジナル「チャンプ」で良かった主演さん、この映画では
“男性の悪いところ”を一身に、上手に演じていたと思いました。


さすがの作品賞。
多分人間の賞は、ガルボかクロフォードか、とかいう揉め事もありそうなので、なかったのだと思います。この映画は、作品賞以上の作品賞です。


「THE 有頂天ホテル」好きだったけど、やっぱりあいつはパクリ屋だと思いました。
まぁ従業員メインにしたところは、考えたと思うけどね、
この作品を見てしまったから、もうダメです。


長々書きましたが、この映画は、今現在に見ても、全然古くない、映画のお手本・鏡のような素晴らしい作品です。
未見の方には是非一度のご鑑賞をお勧めいたします☆





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comment

こんにちは。

  1. 2011/05/19(木) 15:09:57 |
  2. URL |
  3. アスカパパ
  4. [ 編集 ]
コメントとトラックバックありがとうございます。
老人に対するクロフォードの心情について述べて居られるところが素敵です。
このことは男性たる私にとっては、到底気付くことが出来ぬところです。
名画は、時を選ばなず感銘を与えると同時に、観賞するそれぞれの人に対して、違った視野からも人生を考えさせるものだなぁ。と思いました。

アスカパパさん、こんにちは☆

  1. 2011/05/19(木) 17:30:13 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
こちらこそ、コメントとトラックバック有難うございました。
お陰さまで、素晴らしい映画に出会えました☆

> 老人に対するクロフォードの心情について述べて居られるところが素敵です。

ガルボの演じた人の心情にもいろいろと感じましたが、
一番感じたのは、あの場面だったのです☆

> このことは男性たる私にとっては、到底気付くことが出来ぬところです。

女性は女性のセリフ等に敏感ですので、きっと多くの女性が気になるシーンだと思います。

> 名画は、時を選ばなず感銘を与えると同時に、観賞するそれぞれの人に対して、違った視野からも人生を考えさせるものだなぁ。と思いました。

本当にそうですね~。
アスカパパさんの記事でも、同じ事を思いました。

この映画は、本当に今後も、永遠に残る作品だと思います♪
いろんな人に見て頂きたいですね!!!

こんにちは!

  1. 2012/03/20(火) 10:48:35 |
  2. URL |
  3. 宵乃
  4. [ 編集 ]
秘書さんがおじいさんについて行くくだりは本当に良かったですよね。男爵やバレリーナ、社長のことを思うと切なくもありますが、彼女の気持ちとおじいさんの嬉しそうな表情に救われました。
彼女の事を悪く言っている感想(金目当て的な)をみかけたところだったので、miriさんが彼女の心情を代弁してくれてスッキリしました。

あと、三谷さんはね~、確かにこういう作品が多くて好意的には取りにくいです。この前、NHKのプロフェッショナルとかいうドキュメンタリーを見て、いちおう観客を楽しませたいという気持ちは伝わってきたけど、観たいとはあまり思えませんでした。どうしても「これも何かのパロディなのでは?」と疑ってしまいます・・・。

宵乃さん、こんにちは☆

  1. 2012/03/20(火) 12:34:43 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
コメントを有難うございます☆
やはりイラストは頑張られたのですね・・・そう思ったのですが失礼かと思い書かなかったのです。
寒い間、手がかじかむと聞いていたので、少しはマシになってきたから(と言っても昨日あたりからまた寒いですが)本当に素晴らしいイラストです!!!

> 秘書さんがおじいさんについて行くくだりは本当に良かったですよね。男爵やバレリーナ、社長のことを思うと切なくもありますが、彼女の気持ちとおじいさんの嬉しそうな表情に救われました。
> 彼女の事を悪く言っている感想(金目当て的な)をみかけたところだったので、miriさんが彼女の心情を代弁
してくれてスッキリしました。

そう書いて下さり、有難う☆
一つだけ、となると、あのシーンが一番でした。
男性にはなかなか分かり辛い、彼女の言動だと思いますが、
何十年経っていたって、女性特有の気持ちは、同じだと思いますので・・・。

> あと、三谷さんはね~、確かにこういう作品が多くて好意的には取りにくいです。この前、NHKのプロフェッショナルとかいうドキュメンタリーを見て、いちおう観客を楽しませたいという気持ちは伝わってきたけど、観たいとはあまり思えませんでした。どうしても「これも何かのパロディなのでは?」と疑ってしまいます・・・。

ハハハハハ・・・昔は凄く好きだったんですけど・・・。
先日見た「ザ・マジックアワー」とか言うのも(私にとっては彼の最新作)
きっと何かのパクリかもしれない・・・と、今後期待してます(爆)。

>観客を楽しませたいという気持ちは

多分、これは本当にそう思っていると思います。(トークショーなどの言動で)
完全オリジナルで勝負してほしいですね~!!!
 
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Author:miri
古今東西、色々な映画が好きです♪
一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

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