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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


2-994  潜水服は蝶の夢を見る  (旧gooブログの記事)

  1. 2011/03/16(水) 22:30:00_
  2. その他の外国人監督作品
  3. _ comment:0
2011年3月17日の記事
タイトル 「奇跡」



潜水服は蝶の夢を見る



2-994  Le scaphandre et le papillon   (潜水服は蝶の夢を見る) 
2007年・フランス/アメリカ製作作品 を見ました。




 
.


2011年3月16日(火)  BS民放にて

監督 ジュリアン・シュナーベル
主演 マチュー・アマルリック(ジャン=ドー役)

感想
記憶と想像力・・・
それは少し前に見た「タイムマシン」という映画にもあった言葉。
私も、とても、励まされた言葉・・・。


この映画、ずっと前から、内容をなんとなく知っていて、
あまり病気の人の話は見たくないので避けてきたのですが、
このたび、良い機会に恵まれ、見ました。


この映画そのものは「海を飛ぶ夢」よりは、ずっと、見やすかった。
もちろん、そういう身体(同じ症状ではありません)に、なってからの年数が違うし、
言いたい事も、違うので、簡単に両者を比較することはできませんが、


この映画は、強く訴えることはなく、
淡々と語るなかで、主人公が、
自分の中から、生きる力を見出すところが良いと思います。


常々「奇跡」という言葉を使われる映画などが多いと思いますが、
私が、自分の体験で分かった事は、


奇跡とは、治らない病気が治ったり、
助からない命が助かることではないのです。


愛する人を亡くして、それでも生きなければならない時、
(そして経験はしていないけども、同じような意味ではないかと想像する)
この映画のように、自分の身体が、全く不自由になり
以前の自分の身体でなくなってしまっても、なお、生きなければならない時、
(この映画の場合、動かせるのは左の眼球と瞼だけです)


それでも「明るい方向を見て生きようとする意志の力」を持ち続ける事だ思います。


そこには人それぞれ宗教や、信じ抜くモノが必要だとは思いますが、
この映画の主人公の場合は、
自分の人生がここに(病院に)あると、理解しつつ、
記憶と想像力・・・その力で、人間は、過去も未来も手に入れられる・・・
そして周りの人の思いが通じてゆく過程、
彼自身、言葉につながる歌(うなり)ができるようになってゆきつつある事・・・


それらが、彼に、彼の内面に、奇跡をもたらしたのだと思います。


私は、自分の身体が不自由ではないので、
見たくないモノをたくさん見てしまうので、
なかなか自分の中にある「その力」だけを信じて生きてゆくことは難しいけれども、


この映画は終わり方も、キレイごとではなくて、本当に感銘を受けたので、
この主人公の事を、ずっと忘れずにいたい・・・と、そう思いました。



※この記事は旧gooブログの記事ですが、感想文もほぼ同じなので、この記事1本にします。




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