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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


(1-310)  フレンジー  (2回目)

  1. 2010/12/15(水) 23:30:00_
  2. アルフレッド・ヒッチコック
  3. _ comment:4
再見  FRENZY  (フレンジー)  1972年・アメリカ



フレンジー





 
.


2010年12月15日(水)  BS2を鑑賞しました。

監督 アルフレッド・ヒッチコック
主演 ジョン・フィンチ(ブレイニー役)

感想
初見時の感想は素直なのに、長い年月の間、私はこの映画を「ヒッチさんの中で一番嫌い」
と思い込んで過ごしていました。

今回のオンエアで、とりあえず見て、いやなら止めて、その場ですぐに削除しよう、と思い、
気軽な気持ちで見始めたらビックリ!!!

この映画はヒッチらしくて良い作品ではありませんか~!!!

多分、見なかった長い年月の間に、この映画の中で残ったモノは
「女性を、ものすごく怖ろしい方法で殺す・その死体が恐い」というところだけだったのでしょうね!
勘違いというより、それは怖ろしい思い込み・・・

それと、去年から色々な映画を見ていて、残酷なシーンに慣れてしまっている自分を発見!
「スリーピー・ホロウ」や「フロム・ヘル」とか「悪魔の理髪師」とか(唄いながら殺す~♪)
あと「トワイライト」とかいろいろ見たので、何というか、この作品の殺し方は、

結構人間らしいというか、人間を追求した、真面目なシーンというか、
異常者を、後ろの2枚の絵の異常さ加減と共に見せたり、
死体そのものも、本当に恐いけど、何というか色々と見た今では
そうね~首なしで動いているのを見てしまっているし、
あぁ人間って死んだらこうなるのか・・・とかマジに半分笑えて、半分怒りで、
恐怖とは別のモノが私を包んだのです。

そして撮影方法がすごいと思いました。
詳しい事はよく分からないけど、初見時にも触れているところもあるのですが、

今回は
・最初のシーンからヒッチさんが出てきて、そのカメラがそのまま、川の死体へ・・・
・現在の彼女が、犯人の部屋へ入ってから、カメラが静かに階段を下り、雑踏へ紛れ込むところ
・ジャガイモの中から、ピンの飾りを探すシークエンスの総て
・最後の最後の本当に最後の緊張感走る1分くらい

などなど・・・凄いではないですか~!!!

あと、警部さんの奥さんとの会話のシーンですが、
ただ単に面白いのではなく、ヒッチさんと奥さんの夕食を必ず共にする事とか、
(夕食を共にするために、毎日撮影を夕方で終えていたのです、ロケも出来ませんわね)

その食事内容にとてもこだわっていたとか、
そういう内容の番組(奥さんが監督の他界後に想い出話をしていた)を見たので、

あぁこれは、
もしかしたら遺作になるかもしれないから
(実際は最後から二作目)

奥さんへの感謝の想いを込めたシーンなんだなぁ~と
思いました。というか、確信しました。




そんなわけで、削除どころか保存版にする事に決めました☆

先日再見した「ファミリー・プロット」(これが遺作)が、明るくて一番好きなのには変わりないけど、
「フレンジー」に対する今までの誤解・・・というか思い込みは、反省と共に、サヨナラ致しました。



************************************



初見時感想は → こちら





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comment

おはようございます

  1. 2010/12/22(水) 07:32:35 |
  2. URL |
  3. 宵乃
  4. [ 編集 ]
>・現在の彼女が、犯人の部屋へ入ってから、カメラが静かに階段を下り、雑踏へ紛れ込むところ

このシーンはほんとゾッとしたというか、むしろ感動したというか、すごい演出でしたよね。
刑事と奥さんとの会話も、ほのぼのしすぎで奥さんの感覚がやや怖いけれど、素敵な夫婦で面白かったです。
犯人への嫌悪感がすさまじくてもう見る気は起きないけれど、これもさすがヒッチさんという作品でした。

あと、よくわからなかったんですが犯人の母親ってどこに行っちゃったんですか? 何のために一瞬顔見せしたのかわからなくて・・・。

宵乃さん、おはようございます☆

  1. 2010/12/22(水) 08:32:07 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
コメントを有難うございます☆

> >・現在の彼女が、犯人の部屋へ入ってから、カメラが静かに階段を下り、雑踏へ紛れ込むところ
> このシーンはほんとゾッとしたというか、むしろ感動したというか、すごい演出でしたよね。

ココは、初見時もかなり感じたらしく、書いてありました。
他の部分は書いていないところも多いけど、
この部分は、若くても、年齢いってもわかるんだなぁと・・・。

この部分だけで、やっぱりこの監督はフツーではないと、しみじみ思いますネ。

> 刑事と奥さんとの会話も、ほのぼのしすぎで奥さんの感覚がやや怖いけれど、素敵な夫婦で面白かったです。

この点は、初見時も引っかかったけど、感想が変わっていて、
今の私なら、さらっと同じことできそうで、面白いですよね~。

あの奥さんは自分の奥さんをモデルにはしていない?と思うので、
映画上の必要と、普段の生活が、一緒になっているシーンだと思いました。

> 犯人への嫌悪感がすさまじくてもう見る気は起きないけれど、これもさすがヒッチさんという作品でした。

そうなんです、だから私も見ない間に、この映画は「嫌悪」だけで・・・
それがウン十年経って、こう変わりました。

宵乃さんも、是非、熟年世代になった時に再見して下さい!!!

> あと、よくわからなかったんですが犯人の母親ってどこに行っちゃったんですか? 何のために一瞬顔見せしたのかわからなくて・・・。

あれは、私の感覚では、一緒に住んでいなくて(写真があったし)
久しぶりに遊びに来ていたんだと思います。)

それで「僕のママよ~」って、人に見せたくて、
(多分、母親は何も知らないから、溺愛していると思うし)
(そうでなきゃ、連続○○は出来ませんよね~!)

あと、主人公以外のヒトにも、主人公にも、自分には普通の母親がいるから、
自分もまともな人間という、印象付けをしたくて、それで見せたんだと思います。
(あくまでも私の主観です)

こんにちは。

  1. 2010/12/22(水) 17:02:31 |
  2. URL |
  3. アスカパパ
  4. [ 編集 ]
コメントとTBありがとうございます。
miriさんは再見されたのですね。(私は先日のBS放映が初見です)
再見の場合、初見とは異なる所感を得ることが、誰でもありますね。(私も一杯あります)
miriさんの、初見の時の、大嫌い。というご感想も、それはそれで、率直にして、極めて素直な良い受け取り方だったのでは、と思います。

往々にして、初見の時は、純粋な感想が。再見して、見方が成熟した感想の場合が、多いです。(私の場合ですが)
でも、これは、どちらがいいという問題でもないとも考えます。私の場合、初見の感想は、文そのものは拙いながらに、何事にも左右されない大胆さがあったようです。

アスカパパさん、こんばんは☆

  1. 2010/12/22(水) 19:02:55 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
こちらこそ、コメントとTBを有難うございます☆

> miriさんは再見されたのですね。(私は先日のBS放映が初見です)
> 再見の場合、初見とは異なる所感を得ることが、誰でもありますね。(私も一杯あります)
> miriさんの、初見の時の、大嫌い。というご感想も、それはそれで、率直にして、極めて素直な良い受け取り方だったのでは、と思います。

そうですネ~!仰る通りだと思います☆
再見にしても、初見との時間が、どれくらい空いているか?ということも
感想に関係してくるような気がします。
この作品の場合、もうものすごい時間ですから、ハハハハハ~です。

> 往々にして、初見の時は、純粋な感想が。再見して、見方が成熟した感想の場合が、多いです。(私の場合ですが)
> でも、これは、どちらがいいという問題でもないとも考えます。私の場合、初見の感想は、文そのものは拙いながらに、何事にも左右されない大胆さがあったようです。

初見時は純粋ですよね~やっぱり☆
再見の場合は、筋が分かっているから、落ち着いて観察できる、という感じもあるようですネ~。

嬉しいのは、この作品のように、キライだったのが、良い方向に向かう時で、
悲しいのは、反対の時ですね!
明日は、映画の内容の一部が、後者になった作品です。
では、また明日、もしもお時間が頂ければ・・・。(ご無理のないようにお願いします)
 
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古今東西、色々な映画が好きです♪
一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

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