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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


(1-228)  さすらいの航海  (2回目)

  1. 2010/11/14(日) 23:30:00_
  2. スチュワート・ローゼンバーグ
  3. _ comment:2
再見  Voyage of the Damned  (さすらいの航海) 1976年・イギリス/スペイン



さすらいの航海





 
.


2010年11月14日(日)  セルVHS

監督 スチュワート・ローゼンバーグ
主演 たくさん

感想
「キリスト教徒が、その収容所を作ったのだ」
私には、監督が言いたかった事は、ただひと言の、このセリフだけだったのだと、今回心から分かりました。
それはもう理屈ではなく、この映画は、その為に作られたのです。それが心の底から分かったのです。   

一旦、4ヶ国に降りる事が出来た彼らのうち3分の2が収容所で死んだという事は、
その時はドイツだけだったのが、この映画の2ヶ月後にポーランド侵攻から始まって、
イギリス・スイス以外のほぼ全ヨーロッパがナチスに墜ちて、収容所にやられたからでしょう?

そういう歴史を(戦後のイスラエルの歴史等も)よく知りもしないで、戦争のない時代の
のほほんとした島国に、生まれ育った人間が「長い・つまらない・何が言いたいのか分からない」ですって!!!
もう今後は、ネットで人の感想を読まないで、昔の通りに、自分らしく鑑賞してゆこうと思いました。
(・・・と言いつつ、ついつい読んでしまいますが・・・)

☆ ブログで仲良くさせて頂いてる方との意見交換は全然違う意味なので
今後も大いに続けさせていただきたいので、宜しくお願いします ☆

今回一番思ったのは、父親があぁいう状態でキューバで入院していると知りながら、
母親の気持ちも考えずに、勝手に心中した娘を、本当に思いやりがない、と憎みました。
あの母親、ユダヤ人、戦争、夫があんなふう、その上宝物にしていた一人娘に
あんな死に方をされてどうすりゃいいのよ???

しかし、リン・フレデリックは思い出すほどに可愛らしい☆
リー・グラントは上手。

当時好きだったジェームス・メイスンが、メッチャイイ役で本当に嬉しかった
しかしあの船に子供は他にも居たのに・・・もちろん親と離れてはいなかったけど・・・ちょっとエコ贔屓? 
父親の「資格と認められなくとも恩返しで医者をやっている」という言葉に動かされたのよね・・・
ジェームス・メイスンって悪い役は考えられないわ☆ (北北西に進路を取れ、で、悪人でした×××)

マリア・シェルはちょっと太ってて可愛らしさも少なかったけど、
娘が何してるか分かって、気も狂わんばかりになった事、分かります、
そんな事して欲しくなかったのよね・・・教師だと思っていたのに・・・。

でもやっぱり母親だよね・・・愛しているのよね。
その娘役のキャサリン・ロスは、一番得した役かもしれないね。まあ一番良かった頃かな?
あぁして働いて働いて、戦後は親子で再会できたと信じたい。

同じ人間なのにね、同じようにドイツで生まれ育ったのにね。
どこが違うの?ユダヤ人とゲルマン民族!どこも違わない!

あの船員たちが一番憎たらしかったけど、彼らも枝葉、只の末端、ヒトラーがどうしてあぁなっちゃたのか?
その辺を勉強して、後世の人間は政治をしなければならなかったのに、結局は同じ道を
(もちろん人種迫害はしていないけど、他は同じ)。

それは、アダムとイブ、ノア、アブラハム、イサク・・・と続く人類の歴史でも、結局同じだったんだろうか、
と・・・残念。彼らの経典である旧約聖書の道を・・・。

最近フェイ・ダナウエイをよく見る。やはりよく演じていた。
オスカー・ウェルナーも、マックス・フォン・シドーも。
この3人のモデル人物はそれぞれにすごい人間だったと思う。

オーソン・ウエルズの役柄はサイテー人間、でもまぁ貫録たっぷりでよく演じました。
娘たちを取り戻したい父親役の人は、静かに反戦を体中で訴えていたね。
娘たちが下船する時、誰もねたまなくて本当に良かった。
☆ 役柄ではトローバーさんが一番頑張ったと思いました ☆ 

この作品を見て、心から映画を愛し続けてきて良かったし、今後もそうありたいと思いました。
今映画を見られる環境に感謝します。



追伸:ドイツ語ではない事に、やはり違和感は感じたが、あまり(いや、ほとんど、全く)気にならないくらい良かった。



初見時感想は → こちらです




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comment

こんにちは。

  1. 2010/11/29(月) 12:03:30 |
  2. URL |
  3. 宵乃
  4. [ 編集 ]
見終わってずしっとくる大作でしたね。以前観て、★もつけてるんですが、勉強不足の自分にはまともな感想が書けそうになく諦めました。
そろそろ内容もぼんやりしてきたし、機会があったら再見してみようかな。でも、心中と教師と偽っていた娘のくだり、「キリスト教徒が、その収容所を作ったのだ」のセリフは記憶に残ってます。やるせなさがこみ上げてくる作品でした。

宵乃さん、こんにちは☆

  1. 2010/11/29(月) 15:06:30 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
コメントを有難うございます☆

> 見終わってずしっとくる大作でしたね。以前観て、★もつけてるんですが、勉強不足の自分にはまともな感想が書けそうになく諦めました。

★とは、ご自身の覚えでしょうか?
勉強不足・・・そんなぁ・・・日本人には分かりにくい世界ですよね~!

> そろそろ内容もぼんやりしてきたし、機会があったら再見してみようかな。でも、心中と教師と偽っていた娘のくだり、「キリスト教徒が、その収容所を作ったのだ」のセリフは記憶に残ってます。やるせなさがこみ上げてくる作品でした。

よく覚えていらっしゃいますよね~。
この作品は、私が映画に目を向けなかった時期にオンエアがあったらしいのですが、
DVDにはなりそうもない(キリスト教徒がそうしているのだ、と聞こえます)ですから、貴重なオンエアでしたよね~。

再見なさったら、是非、感想をお聞かせ下さいね☆
(もし記事になさらない場合は、内緒でね♪)
 
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