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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


(1-407)  ドクトル・ジバゴ  (2回目)

  1. 2010/10/17(日) 23:00:00_
  2. デヴィッド・リーン
  3. _ comment:4
再見  Doctor Zhivago  (ドクトル・ジバゴ)  1965年・アメリカ/イタリア



ドクトルジバゴ



初見時感想は → こちら(前編) と こちら(後編) です。





 
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2010年10月17日(日)  買ったDVDを鑑賞しました。

監督 デヴィッド・リーン
主演 オマー・シャリフ(ユーリ役)

感想
一気に見るチャンスが出来、見られて本当に感謝、感謝です☆

長年見ていなかったので、内容はほぼ初見と同じで、また、
初見時はCMカットが多かったはずなので・・・というか、とにかくこの映画は、
自分が思っていたような映画ではなかったので、本当に心底ビックリしました。

何と言うか「戦争と平和」でも同じような事を感じたのだけど、超・個人的な話だった!!!
もちろんロシア革命(戦争と平和では、ナポレオン侵攻)を描いていて、
それがなければ話は進まないのだけど、

結局、どんな時代でも、人間は、人を求め、愛し、守り、そして必要があれば別れる・・・
愛がなければ人間は生きていても仕方ないし、愛があるからこそ生きる、
というメッセージが強く伝わってきた。

全体的に、やっぱり今の私はトーニャ目線だから、
最近は意地悪な役柄ばっかりのジェラルディン・チャップリンが、
愛しく切なく、そう、健気で、可愛らしい・・・

その後、パリで(行きたくて行ったわけでもないと思うけど)その子供たちは、どう育って行ったのだろう?
娘は、父親の顔も知らない・・・祖父はいずれ死んだだろうし、
トーニャはお嬢様育ちが味わった事ない苦労をして、子供たちを守ったんだろうね・・・
この世での再会がなくとも、いつかはきっと、と、愛するユーリを想って・・・

顔に出るからダメよね、誠実な医者と言うのは。パルチザンが連れてゆくのか・・・そうかあ~
まさに、ラーラに別れを告げた、まさにその日、連れてゆかれて、2年も・・・

あの悪党が、最初から最後前まで、よー出ていたわ!!!
革新者の妻として殺されるのを阻止する、と言った言葉は、本当だったのだろうか?
どちらにしても、ユーリとの間に生まれた子供の手を離したのだから、やっぱり悪党だったんだ。

ラーラの強制収容所での死、というのも、どうなったのか?
長女もいたのに、一体、どうしたの?
支えは愛なら、どうしてユーリの兄とそういう関係になれるの?

今回、ラーラなる女性の、いや、女の、浅はかさや、汚さを、まざまざと知り、
昔とはずいぶんイメージが違う・・・
でも、あの曲だけは、いつまでも美しく心に残っている

アレック・ギネスも若く、あの国の体制が整った頃、ターニャと名付けた娘が見つかり、
バラライカの名手と!!! それはユーリの母譲り、だから、胸が締め付けられる、

そういう体制でも、国が落ち着けば、89年のペレストロイカまでは、庶民はとにかく生きるしかなく、
両親を知らずに育っても、夫がいるようで良かった、若い二人で力を合わせて生きてほしい。

ラストシーンが、ダムにかかる虹だった事には、心底まいった!
この映画は、やっぱり重くて、唯一無二の映画だけど、昔思っていたような映画ではなく、

ロシア革命を背景に、人間が生きる様を描いた大作で、
今の私には、夫を信じて待つトーニャが、一番心に近しく、共感を持てるので、

ユーリとラーラの愛は、本当は恋でしかなく、
ラーラという女は、結構なワルで、残念だった。(でも、ジュリー・クリスティは、昔のまま大好き☆)

今回再見して、話の流れが全部分かり、スッとしたし、特典映像を、また見てみたいと思う。

追伸:パーシャは、ラーラのカムアウトを聞いて棄てなかったのが、本当に偉いと思ったけど、
    勝手に生きて、妻子を棄て、最後に殺されそうな時に、妻を頼るだなんて、可哀そうな人間だと思った。

言葉の問題:やはり、ロシア人が英語をしゃべるのは、耐えられない。
        今後、ドイツやロシアの話の場合は(再見の映画に限るけど)
        最初から吹き替えで見る方が良いかもしれないと、思っています。




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comment

こんにちは。

  1. 2010/11/01(月) 15:05:33 |
  2. URL |
  3. アスカパパ
  4. [ 編集 ]
コメントとトラックバック有難う御座います。

この映画は、3回は観ていると思いますが、最近観た時から随分経っていますので、忘れている部分も少しありそうです。
miriさんのレビューを読ませて頂いて、思い出す儘にコメントさせていただきます。もし間違いがあってもご容赦ください。

>結局、どんな時代でも、人間は、人を求め、愛し、守り、そして必要があれば別れる・・・
愛がなければ人間は生きていても仕方ないし、愛があるからこそ生きる、
というメッセージが強く伝わってきた。

miriさんの言葉がこの映画の総てを物語っていると思います。全くその通りでして、いまさら私が追加するような言葉は何も見つかりません。

>全体的に、やっぱり今の私はトーニャ目線だから、

私は男性ですので、ユーリ目線になりがちですが、女性では、トーニャに好感を持ちますね。ラーラは自由奔放すぎて、、。

一方の男性ですが、彼の弁護士は、ラーラに「世の中には2種類の男が居る。①表面は純潔だが裏では軽蔑される男。②純粋ではないが生きる術を知る男」といった意味の言葉を吐いたと思います。
彼は②であり、ユーリは①だったと思います。

>でも、あの曲だけは、いつまでも美しく心に残っている。

全編に流れる「ラーラのテーマ」は素晴らしいですね。「風と共に去りぬ」の親戚のような映画という気もします。

他の国の人が喋る英語は、確かに違和感を感じますね。英語は世界語に近いので、仕方なく聴いてはいますが、、。

アスカパパさん、こんにちは☆

  1. 2010/11/01(月) 17:18:05 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
こちらこそ、コメントとトラックバックを有難うございます☆

> この映画は、3回は観ていると思いますが、最近観た時から随分経っていますので、忘れている部分も少しありそうです。
> miriさんのレビューを読ませて頂いて、思い出す儘にコメントさせていただきます。もし間違いがあってもご容赦ください。

ご容赦だなんて・・・どうか私にはそんなに気を使わないで下さいね☆

> >結局、どんな時代でも、人間は、人を求め、愛し、守り、そして必要があれば別れる・・・
> 愛がなければ人間は生きていても仕方ないし、愛があるからこそ生きる、
> というメッセージが強く伝わってきた。
> miriさんの言葉がこの映画の総てを物語っていると思います。全くその通りでして、いまさら私が追加するような言葉は何も見つかりません。

有難うございます☆
何十年ぶりに見て、あまりにショックを受けたので、心から自然に出た言葉なのです・・・。

> >全体的に、やっぱり今の私はトーニャ目線だから、
> 私は男性ですので、ユーリ目線になりがちですが、女性では、トーニャに好感を持ちますね。ラーラは自由奔放すぎて、、。

多分、昔見た時は、ラーラを好きだったと思うのですが、
今回、自分の立場年齢が変わってしまったので、ラーラの良くない点ばかりが目につきました。

> 一方の男性ですが、彼の弁護士は、ラーラに「世の中には2種類の男が居る。①表面は純潔だが裏では軽蔑される男。②純粋ではないが生きる術を知る男」といった意味の言葉を吐いたと思います。
> 彼は②であり、ユーリは①だったと思います。

おぉ~そういう言葉がありましたか~あまり覚えていませんが、
②は一般的に普通の人、普通に生きるには、大方の男性はそうならなくてはですね・・・

ユーリは、二人の女性を同時には幸せに出来ない、してはいけない(大昔の王様とかは別でしょうけど)
という簡単な事に、気付きながら、見て見ぬふりというか、ラーラの魅力に・・・
ですね・・・今の一般の男性でも、こういう人も少しはいるのかもしれませんね・・・。

> >でも、あの曲だけは、いつまでも美しく心に残っている。
> 全編に流れる「ラーラのテーマ」は素晴らしいですね。「風と共に去りぬ」の親戚のような映画という気もします。

本当に映画音楽の名作で、この「ラーラのテーマ」と「ムーンリバー」の2曲が、中学生の時から一番好きでした☆
もちろん他にも良い音楽はいっぱいありますが・・・。

> 他の国の人が喋る英語は、確かに違和感を感じますね。英語は世界語に近いので、仕方なく聴いてはいますが、、。

そうですね~仕方ないのでしょうね~。
ロシアの人はどう思うのか聞いてみたいですネ~。
でも、やっぱり製作(資本・お金)を考えると、英語になるんでしょうね~~涙。

確か20歳くらいの時に、

  1. 2012/04/07(土) 12:12:06 |
  2. URL |
  3. 宵乃
  4. [ 編集 ]
映画好きなら観なきゃという使命感と、名作という事で期待いっぱいで見ました。「不倫モノかよっ!」ってガッカリしましたけど。
結局流されちゃうラーラさんに感情移入は出来ないものの、戦場でうっかり再会してユーリの方から迫った事の方が信じられませんでした。
あんたを信じて待ってる奥さんの事も考えろよ!って思いましたね~。戦争で現実的になったというか、自立した女に成長した?ラーラにとっても良くない事でしたし。ユーリに対する怒りばかりが印象に残ってます。
時間が経ってるので、記憶違いしてるかもしれないし、終盤は良く覚えてないけど、わたしもトーニャに肩入れして観てました!

Re: 確か20歳くらいの時に、

  1. 2012/04/07(土) 19:44:27 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
宵乃さん、こんばんは☆
コメントを有難うございます☆

> 映画好きなら観なきゃという使命感と、名作という事で期待いっぱいで見ました。「不倫モノかよっ!」ってガッカリしましたけど。
> 結局流されちゃうラーラさんに感情移入は出来ないものの、戦場でうっかり再会してユーリの方から迫った事の方が信じられませんでした。
> あんたを信じて待ってる奥さんの事も考えろよ!って思いましたね~。戦争で現実的になったというか、自立した女に成長した?ラーラにとっても良くない事でしたし。ユーリに対する怒りばかりが印象に残ってます。
> 時間が経ってるので、記憶違いしてるかもしれないし、終盤は良く覚えてないけど、わたしもトーニャに肩入れして観てました!

宵乃さんはお若い時から今と同じような感じで鑑賞されていたのですね~。
あ、もちろん今もお若いですけど☆
かなり、3人の人間関係について覚えていらっしゃるのですね~!

私は初見時は、トーニャには、全然、目が行っていなかったように思います(爆)。
温かい家庭とかよりも、情熱の方に気持ちが行っていたように思います。
恥ずかしいですが、仕方ないです。

まぁ歴史モノ?というか、人間たちの後ろでこの映画をシッカリと構成している
ロシアがソ連になってゆく、その状況とかを(フィクションですが)
見るのも面白いかもしれません。
もしも再見なさったら、是非ご感想を聞かせて下さいね~♪
 
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Author:miri
古今東西、色々な映画が好きです♪
一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

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