fc2ブログ

映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


2-791  気球の8人

  1. 2010/10/11(月) 22:00:00_
  2. デルバート・マン
  3. _ comment:0
Night Crossing  (気球の8人)  1981年・イギリス



気球の8人





 
.


2010年10月11日(月)  ムービープラスを録画して鑑賞しました

監督 デルバート・マン
主演 ジョン・ハート (ピーター役)

感想

最初はタイトルだけで「楽しそう」と思い録画しました。

タイトルバックで知ったのが「マーティ」の監督ですよ☆ という事☆
それだけで、ウケますよね~!



**********************************



鑑賞後の感想

もう、本当に感激というか、胸を打たれました。

実話を元にした映画、というのを、いくつも見てきました。
そして、鑑賞後は、事実と違うところにガックリきたりしたモノです。

この映画は、今までで初めて、ものすごく強く
「事実はどうなんだ? 
知りたい! 知りたい! 知りたーい!!!」と
思うというより、欲しました。


東ドイツ、西ドイツ、この話は1978年~79年の話で、
あと10年待てば、壁は壊されたのに、
でも10年も待っていたら、子供が大人になってしまうし・・・

この映画が作られたのが、1981年で、エンドロール前に字幕で、
彼らが今どんなふうに幸せに生きているか?と書いてあったけど、
89年以降を知る者としては、何というか、あ~書いちゃってるって感じで・・・

亡命、簡単にはいかないもの、まして子連れでは。
気球、って、素人が手作りで作れるのね??? 本読んだだけで?
もちろん、多少は仕事関係で技術もあったけど・・・。

とても怖ろしかったのは、最初の方で、友人の息子、優秀な高校生が
あの壁を乗り越え、逃げようとした時、自動銃で撃たれて、何十発もうけ、死んだところ・・・
あれはいわゆるセンサーか??? 人間が見損なっても、ちゃんと殺せるようになっているなんて!
賢い、進歩的な、将来有望な青年が、そんな風に死んだこと!!!

そして見終わった後に哀しく思った事は、
東に置いてきた、おばあちゃんの事、10年経って、再会できたんだろうか?
その辺を、詳しく知りたい、と思いました。

気球を手作りして、西ドイツへ・・・
一度失敗して、そこで家族がより結束して、
一度はやめると言った友人一家も参加して、8人。急いで、急いで。

当日、ちょうど、軍に正体のバレる時と、ほぼ同時になって
今度こそ失敗は許されない・・・
あの、カーチェイスでもないけど、
追いかけっこ的な、でも、どんな映画よりも
シリアスに、ドキドキして(実話だから)
本~当に、恐かったです。


何でDVDがないのだろう?
すごく地味で、暗いとも思える、そんな映画だけど、
こういう映画こそが“秀作”だと思います。

そしてそれは、89年を待たないうちに作られた事に大きな意味があって、
こういう出来事が、事実としてあった、という事を、
西側世界に、広く、大きく、宣伝する効果があったからです。
(公開から89年までに見る事に、
 大きな意味があったのでしょう)


見られて感謝です。
そして“事実を知りたい”と、強く願います☆




P・S 
あの若い方の妻役が、グリニス・オコーナーで、リトル・モ―の人、らしい、可愛らしかった☆
たった一つだけ、かなり残念だったのは、この映画はイギリス製作なので、当然英語使用です。
最近、舞台がドイツなのに、ドイツ語を話さないなら、
日本語吹き替えの方がマシでは?と思うようになりました





<<2-792  ギルバート・グレイプ | BLOG TOP | 名探偵コナンの映画について>>

comment

 
 管理者にだけ表示を許可する
 


ご挨拶

2021年2月から新ブログ「スクリーンのこちら側から・・・」に記事をアップしています。 このブログは今後も月に一度のまとめ記事をアップし続けます。 

このブログの検索フォームです

カテゴリです❀

1975年からの記録

私のプロフィールです 

miri

Author:miri
古今東西、色々な映画が好きです♪
一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

ネタばれについての、お知らせです。

感想文の中で映画の内容について深く触れている場合は、必ず大きな色文字でお知らせしています。 また、感想文の途中の一部分のみのネタばれの場合は、白抜きの隠し文字(反転で読めます)にしてあります。 ただ、申し訳ありませんがその白隠し文字は携帯(スマホ)では見えてしまいます(ペコリ)。 最後に、2008年以前の文章については、配慮はしてありません(ペコリ)。

« 2023 09  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30