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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


2-349 宮廷画家ゴヤは見た

  1. 2009/07/29(水) 23:30:00_
  2. ミロス・フォアマン
  3. _ comment:2
今月の「ブログ DE ロードショー」の感想に書いた・昨年鑑賞した「宮廷画家ゴヤは見た」の
感想文を、恥ずかしながらアップします☆




 
.


この監督には何回か会っていて、(映画を見たという意味です)
高1の時に「カッコーの巣の上で」を映画館で見て、(しかも併映が「アデルの恋の物語」)
19歳の時に「ヘアー」を映画館で見ました。(しかも併映が「MR.レディ MR.マダム」)
その次が「アマデウス」初見時です。

それから長~い時間が経って、去年この記事の映画を見て、先日アマデウス再見・・・と、
全部スゴイ映画でした。 ・・・こう書き出してみると、
ミロス・フォアマンって、私にとって結構特別な監督かもしれません



GOYA’S GHOSTS (宮廷画家ゴヤは見た) 2006年・アメリカ/スペイン



ゴヤ



2009年7月30日(木) レンタルDVD (映画鑑賞の記録2)

監督 ミロス・フォアマン
主演 ハビエル・バルデム、ナタリー・ポートマン

感想 
おそろしい、怖い、拷問系の映画だった
ミロス・フォアマンって何の監督だったっけ?とにかく怖いよ!
(少し後で、カッコーやアマデウスの監督と思い出しました)

ゴヤは主人公ではなく、狂言回しなのかな?
とにかく悲惨、「キング・アーサー」とか「バリー・リンドン」も真っ青だよ!
スペインってこういう歴史を歩んできた国だったんだね!

フランス軍が「開放」のためにスペインに入って、
男を殺し、女にヒドイ事をする場面は見ていられなかった。
何回も見るのをやめようと思ったけど、
やめられなかったのは、多分監督の力量。


目について離れないから困るわ、怖くて眠れないし、明日は2001年宇宙の旅、だというのに!
こんな疲れる映画!
そうね、フツウの映画の3本分は見たって感じだよ

明日にひびくと困る。
あの女優すごいと思うよ・・・主人公は・・・何とも言えない・・・
あとは明日、ネットで少し読んでからにするわ。



翌日の追記:

ネットであまり読んでいないけど、
最初と最後のゴヤの描いた絵のバックがすごかった
写実、で、王妃の不細工も、ちゃんと書いて!
でも、2001年宇宙の旅にはひびかなかった、ホッとしています☆

(この翌日、7月31日が、第1回ブログDEロードショーの開催日でした)



今思う、この映画の事

絶対に駄作ではなく、傑作だけど、秀作とも思えるけど、
今まで見た中で一番疲れた映画で、その疲れ方が尋常ではなく、
本当に恐くて眠れなかったくらい・・・
(「ブラインドネス」は、気持ちが悪い駄作で、全然レベルが違います)

今年出会った「ジェリー」とはちょっと違うけど、忘れられないという点では同じ。
この映画のいろんな場面は、今でも強く心に焼き付けられ、
振り払っても無駄で、人間の「悪」の部分がえぐりだされ、

本当に辛い映画・・・拷問の場面も、公開死刑の場面も、
フランス軍が来るところなんかは・・・もう・・・
身も心も病む人間、奪われた赤ん坊、思いがけなく育って、精神病院、
上手に立ち回った主人公だけど、最後の最後は、あれは一つの愛の形だろうか?

狂言回しのゴヤだけど、決して要らない役柄ではなく、
あの人が狂言回しだからこその、表現や演出上の良さがあったと思う。

2度と見たくないと思ったけど、きっと、いつでも、まぶたの裏側で再生できる
それも、最初から最後まで、非常に詳しく再生できる、稀有な作品だと、今は思います
(昨年のベスト10とかには、そっぽを向く感じで選ばなかった事を、自分でよく覚えています)




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comment

やっと観ました

  1. 2011/03/17(木) 15:48:09 |
  2. URL |
  3. マミイ
  4. [ 編集 ]
miriさん、こんにちは。

少し前にレンタルしていて、やっとこさ観れました。
miriさんが説明してくれていたので
ある程度は覚悟して観ていたつもりなのですが
やはり、拷問や戦争、略奪のシーンは
目を覆いたくなりました。

>狂言回しのゴヤだけど、決して要らない役柄ではなく、
>あの人が狂言回しだからこその、表現や演出上の良さがあったと思う。
原題や邦題に「ゴヤ」が入っているのに
あくまでゴヤが主役ではないのは不思議な感じがしました。
でも、彼がいないと成り立たない作品ですね。

Re: やっと観ました

  1. 2011/03/17(木) 18:51:36 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
マミイさん、こんばんは☆
コメントとTBを有難うございました☆

> 少し前にレンタルしていて、やっとこさ観れました。

お疲れ様でございました。

> miriさんが説明してくれていたので
> ある程度は覚悟して観ていたつもりなのですが
> やはり、拷問や戦争、略奪のシーンは
> 目を覆いたくなりました。

ものすごくヒドイ描写が多くて、今でもハッキリと目に浮かびます。
スペインっていうと公開死刑って浮かぶけど、ココまでとはね~。

> >狂言回しのゴヤだけど、決して要らない役柄ではなく、
> >あの人が狂言回しだからこその、表現や演出上の良さがあったと思う。
> 原題や邦題に「ゴヤ」が入っているのに
> あくまでゴヤが主役ではないのは不思議な感じがしました。
> でも、彼がいないと成り立たない作品ですね。

マミイさんの仰る通りで彼は「見た」んですよね~。
私はこの映画を美術関係の作品と思いこみ、借りたんです。本当にしんどかったです。

ゴヤを通じて、監督が見ていたんでしょうけどね~。
本当に大疲れの映画でした。
こういう映画の後は、軽い明るい邦画とかミュージカルや青春モノに限りますよね~。
 
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