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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


2-786  ラ・マルセイエイーズ

  1. 2010/10/06(水) 23:00:00_
  2. ジャン・ルノワール
  3. _ comment:3
La Marseillaise  (ラ・マルセイエイーズ)  1938年・フランス



ラ・マルセイエイーズ





 
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2010年10月6日(水)  買ったDVDを鑑賞  (5枚組最後の1枚)

監督 ジャン・ルノワール
主演 ピエール・ルノワール(ルイ役)

感想
最初の方の映像が、すごくひどくて、がっくり来ていたのですが、
あとの方は良い感じになって、結構ラストシークエンスあたりは、美しかったです☆

ルノワールは、祖国の歴史を描きたかったんだろうな~と思いました
フランス革命、教科書で習ったり、「ベルばら」を何十回も読んだり、
いろいろと知っているつもりだったけれども、

この映画を見て思った事は、革命とは、数行あるいは数ページで学ぶ事ではなく、
ベルばらのようにある種のキレイな事ではなく、

人間と人間が、それも同じ国で、同じ軍服を着ている者同士が、
武器をとって、殺し合った上に、成立してゆくものだという事・・・その・むごさ

王家、貴族、代議員、そして多くの庶民、神は人を平等に作られたのだと、
この時期を抜けて、自分たちで、その手にしたフランス人は強いね、今も。
(よその国から「人は皆平等」と、教えられて手にした自由とは違うと思った)

そしてバスティーユ襲撃から、長い時間がかかっている事、その間の王家側の色々や、
庶民側でも色んな人が居て、あっさり「こうしよう」「そうしましょう」で
決まる事ではなく、とてもリアルな事なのだという事・・・

特にスターの居ない映画だと思うけど、きっとそれが革命なのだから。

革命のさなかでも、人は恋をして、子供が生まれる、
親に反対され、お金がなく義勇軍に参加できない、
友が撃たれた時はかけつけ、一緒に居ても、やはり戦うと、出てゆく
間に合わなかった恋人、でも、最後に抱きしめてその胸で死んでゆく・・・

マルセイユから何十日もかけて、食べる物も乏しく、歩いてパリへ行く・・・
マルセイユの義勇軍だから「マルセイエイーズ」なんだって、初めて知りました。

「自由万歳!」 最後のそのセリフと行進、まだまだこれから続くよ「革命」は。
この、中途半端というか、国王や王妃の処刑までさえもいかない
この映画の作りは、意図されたもので、胸を打つのでした。

自由の尊さをうたう、フランス革命に見せかけて
ヒトラーへの皮肉とも・とれるらしいけど、
やっぱり、自分たちの手で「自由」を勝ち取ったことを描きたかったように、
私は思います☆



**********************************



きっと、ルノワールの未見作品には、多くのこういう祖国へ愛の作品や、
ここ数ヶ月で見てきたように、絵になる美しい作品が多いと思います。

現在入手できるDVDの作品数は多いのですが、ちょっと疲れてきましたので、
できれば、最後にパッと華やかな作品を10月下旬に見て、一応の終わりにしたいです。




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comment

管理人のみ閲覧できます

  1. 2010/10/19(火) 19:51:50 |
  2. |
  3. [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます

こんにちは。

  1. 2011/06/26(日) 18:05:14 |
  2. URL |
  3. アスカパパ
  4. [ 編集 ]
コメントとTBありがとうございます。

>特にスターの居ない映画だと思うけど、きっとそれが革命なのだから。

いゃ~、ほんとうに、そうですね。
たった一行の中に見事に集約されたmiriさんの表現に、感歎しました。
日本ではあまり騒がれなかった作品と思いますが、隠れた名画かもしれません。
他にも「自由への闘い」や「小間使の日記」など、ジャン・ルノワールの作品は、そんなのが多いのは何故でしょうね。

アスカパパさん、こんばんは☆

  1. 2011/06/26(日) 21:26:17 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
こちらこそ、コメントとTBを有難うございます☆

> >特にスターの居ない映画だと思うけど、きっとそれが革命なのだから。
> いゃ~、ほんとうに、そうですね。
> たった一行の中に見事に集約されたmiriさんの表現に、感歎しました。

アスカパパさんにそう仰って頂くと、本当に嬉しいです。
有難うございます!
でも、もしも、間違っていたら、ごめんなさい☆

> 日本ではあまり騒がれなかった作品と思いますが、隠れた名画かもしれません。
> 他にも「自由への闘い」や「小間使の日記」など、ジャン・ルノワールの作品は、そんなのが多いのは何故でしょうね。

あくまでも私の勝手な考えですが、
ルノワール監督は、作品数が多いですよね~。
なので一般受けしにくい作品は、後回しになったのではないでしょうか?
「小間使の日記」は未見で分からないのですが、他の2作品はそんな感じがします。

それに比べて「河」などは、一般受けしやすいですよね。
戦争の影はあっても、戦争そのものや革命とは違うので、
日本人に受ける感じですものね~。
いかがでしょうか???
 
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