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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


2-769 南部の人

  1. 2010/09/18(土) 23:00:00_
  2. ジャン・ルノワール
  3. _ comment:2
The Southerner (南部の人) 1945年・アメリカ



南部の人




 
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2010年9月18日(土)  買ったDVDを鑑賞。(5枚で8000円、全部未見なので、かなりお得)

監督 ジャン・ルノワール
主演 ザカリー・スコット(サム役)
    ベティ・フィールド(妻・ノーナ役)

感想
この作品は残念ながら、私にとっては
「キレイ事」の連続で、心を打つモノがありませんでした
ルノワール監督らしい「絵になる1シーン」も、あんまりなかったし、

一番ウソ臭かったのは、妻ノーナが、どんなことがあっても、真っすぐに前を見て頑張る姿・・・
それなのに、髪や服が汚れたりしないし、疲れない、あれも・これも・何もかも頑張る、食べる物もないのに!

どんな状況になっても、夫婦が仲良く、助け合い、夫サムは、どんな誘惑にも目もくれず、
畑と家族だけに生きる・・・美しいわね、でも、心を打たないのよね、この描写では。

子供がヒドイ病気にかかっても、いつの間にか治っているし?
お金もないのに、診てくれる医者なんて、いるはずないし。

お祖母ちゃんの意地悪なところや、いろいろと「もっとも」と思っていたのに、
ラストになって、急に物わかりが良くなり、正直「?」と思った。

隣のイヤなオヤジが一番親近感あったし、真実の姿だと思う。
自分が、この荒れ地で散々苦労してきたから、突然隣に来られたって、良くなんかしてやらない
そういう気持ちは本当によく分かるし、この人がいなかったら、この映画はウソの塗り固めになったと思う。

でも、ナマズの件で、この人もイイ人にならざるを得なくなり、
結局、南部の、貧しい農家の人たちは皆で、助け合って、頑張って生きているんだよ、って感じ???
いったいぜんたい、何が言いたいん???

綿花の農家、時代は少しずれていても「プレイス・イン・ザ・ハート」のような
あぁいう作品なら心を打ったと思う。

今まで見たルノワールの中で、一番良くなかった。
淀川さんの解説も、いまひとつでした。


そうそう一ヶ所だけ良かったのは、工場勤めの友人の言葉。
「農夫も町工場の人も、お互いさま、農夫は食べ物を作るというが、そのための道具は町工場で作る」
そう言って、農夫が一番偉いみたいな言い方するサムを、上手に戒めるところ。

この世では皆お互いさま、助け合っているから、食べ物を作る人だけが偉いだなんておかしいし、
それは現代の社会でも・どの家庭でも・言える事だと思います。




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comment

こんばんは。

  1. 2011/01/16(日) 19:09:54 |
  2. URL |
  3. アスカパパ
  4. [ 編集 ]
う~ん、なかなか厳しいご批評ですね。
拝読していて、仰ることは、理解出来ます。
私は、そういうところは気が付きませんでした。全体として、大自然に生きる男の不屈の精神に共感しました。
こうして、お互いに、自己の奇譚のない意見を述べ合うことは、鑑賞眼がより育って、いいことですよね。
ジャン・ルノワールも、アメリカでは、やはりハリウッドの影響皆無とは云えなかったかもしれませんね。あの、ハッピー・エンド的なムードを見ると、そう感じないこともありません。

こちらも有難うございます☆

  1. 2011/01/17(月) 07:44:03 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
コメントとTBを有難うございます☆

> う~ん、なかなか厳しいご批評ですね。
> 拝読していて、仰ることは、理解出来ます。

ははは・・・恥ずかしくて、穴があったら入りたいです。
私独自の見方です・・・。

> 私は、そういうところは気が付きませんでした。全体として、大自然に生きる男の不屈の精神に共感しました。

でも、アスカパパさんのレヴューを読ませていただき、
大自然に生きる、という見方をすれば、
素晴らしい作品だと思います。素直にそう思えました。

> こうして、お互いに、自己の奇譚のない意見を述べ合うことは、鑑賞眼がより育って、いいことですよね。

ハイ有難うございます☆
なかなか意見が違うと、難しい場合もありますが、
今回は、アスカパパさんの仰る通り、
違う意見を述べ合う事が、より良かったのだと思えいます♪

> ジャン・ルノワールも、アメリカでは、やはりハリウッドの影響皆無とは云えなかったかもしれませんね。あの、ハッピー・エンド的なムードを見ると、そう感じないこともありません。

そのあたりも悲しかったですね・・・。
フランスに残ることはできなかったのでしょうけど、
カルネ監督などを思うと・・・。

ルノワール監督のいろんな心も、この映画に投影されているのでしょうね~。
アメリカ製作作品、ですから、ハッピーエンドしかなかったのでしょうね~。

今週もどうぞ宜しくお願いします♪
 
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古今東西、色々な映画が好きです♪
一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

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