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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


(1―211)  大いなる幻影  (2回目)

  1. 2010/07/15(木) 23:00:00_
  2. ジャン・ルノワール
  3. _ comment:2
再見   La Grande Illusion  (大いなる幻影)  1937年・フランス



大いなる幻影





 
.


2010年7月15日(木)  2002年頃にBS2でオンエアされたのを録画保存してあったDVDを鑑賞しました。

監督 ジャン・ルノワール
主演 ジャン・ギャバン  (マレシャル大尉役)

感想
初見は高3の春です。
完全に覚えていたシーンは、何とラストシーンだけだった!
雪の中、スイスに入った二人、撃たないドイツ兵。

それと「この戦争が最後さ」「それは幻想だ」
この数回繰り返す台詞・・・。それはよく覚えていた
確か淀川さんも何回も言っていたからだと思う。

(実際、この映画が作られて70年以上経って、第一次世界大戦からは90年も経っているのに、
いまだに、地球のどこかで、戦争があるのですものね・・・最後の戦争が幻影でなくなる日は来ないの???)

今回、初見に近い気持ちで見ましたが「ゲームの規則」と違って、美しい場面は多くはなかった・・・
戦争の話だし仕方ないけど。

ゼラニュウムってこの頃からずっとあるんだね、本当にひそやかに、したたかなお花。
それを手折って、遺体に飾るというのは、この戦時に、精一杯だったと思う。

フランス軍とドイツ軍の上官二人が数ヶ国語話せるし、
貴族であり、職業軍人である事に誇りを持っている事は素晴らしいとも思えたが、よく考えると悲しい誇り。

他の映画とのリンク
・脱走のために掘った土を畑に戻すところは「ショーシャンクの空に」を思ったし、
・WWⅠの割りと自由な捕虜収容所は「バルトの楽園」を想った。
・この映画自体、言葉がキチンとしていて非常に好感が持てる。
 (「まぼろしの市街戦」と同様にフランス人はフランス語を、ドイツ人はドイツ語を、イギリス人は英語を話すところ)

クリスマスに会が開かれ、敵も味方もなく、キリスト教国とは思ったが、
♪ラ・マルセイエイ―ズ♪唄って、独房へ・・・
でも、フランス人たちは嬉しそうだった、日本人はどうかな?君が代は暗い・・・

エルガのエピソード、気持ちはよく分かったけど、なんというか、ドイツ兵に見つからなかったのは不思議。
あの別れで終わりだと思う。終戦後、戻らないと確信する。
(ココ初見時の感想と真逆でビックリ)
それでも良いから、という気持ちは、子供を守り、未亡人として暮らす彼女の“心の叫び”だと思った。

そうそう、捕虜収容所を移動する時の景色は、美しかった。
白黒でも、真っ青なドイツの田舎の青空が見えたから・・・そして最後のお城の収容所自体は、美しいと思った。

彼ら二人を生かして逃がす為に、命をかけた貴族軍人は、
多分、終戦を、心から信じたかったのだと思いたい、ドイツ人の方も、同様に・・・。

アナログBS2 録画8年前 デジタルテレビで見る気がしなかったけど、
パソコンで再生したら、まあまあの画質で見られて、本当に嬉しかった☆
「マンハッタン」とか「天井桟敷の人々」とか色々とアナログBS2で録画してあるから、
時間作ってパソコンで再見したいと思う。

やっぱり個性光る大好きなルノワール監督
DVDボックスがお値打ちだったから買ってしまった。5枚とも未見だからね~!



*************************



初見時等の感想はこちら

大いなる幻影(37・仏) ・・・ 1-211
大いなる幻影(37・仏)(殿堂入り) ・・・ 1-211




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comment

こんばんは。

  1. 2010/07/31(土) 19:20:39 |
  2. URL |
  3. アスカパパ
  4. [ 編集 ]
コメントとトラックバックありがとうございました。

>完全に覚えていたシーンは、何とラストシーンだけだった!

あのラストシーンは名場面と思います。ラストシーン・ランキングも選んでみたい。と思っているのですが、間違いなく入れると思います。因みに、第1位は「第三の男」で確定しています。

>いまだに、地球のどこかで、戦争があるのですものね・・・最後の戦争が幻影でなくなる日は来ないの???)

本当に、そう思います。「明日への遺言」で「戦争は無くならないと思う」と呟いた岡田中将の言葉が未だに離れません。

>ゼラニュウムってこの頃からずっとあるんだね、本当にひそやかに、したたかなお花。
このシーンは私も印象深いです。

>他の映画とのリンク
「サウンド・オブ・ミュージック」のラストシーンが、この映画のラストシーンとリンクします。

>♪ラ・マルセイエイ―ズ♪唄って、独房へ・・・
でも、フランス人たちは嬉しそうだった、日本人はどうかな?君が代は暗い・・・

君が代もそうですが、「海ゆかば」を代表とする当時の軍歌にも暗いものがあったのを思い出します。音楽的には短調のせいですが。

>エルガのエピソード、気持ちはよく分かったけど、なんというか、ドイツ兵に見つからなかったのは不思議。
あの別れで終わりだと思う。終戦後、戻らないと確信する。

同感です。

>そうそう、捕虜収容所を移動する時の景色は、美しかった。

これも同感です。

>パソコンで再生したら、まあまあの画質で見られて、本当に嬉しかった☆
「マンハッタン」とか「天井桟敷の人々」とか色々とアナログBS2で録画してあるから

あの時代に、DVDをお持ちでしたか。私はビデオテープでしたので…。

>やっぱり個性光る大好きなルノワール監督、
DVDボックスがお値打ちだったから買ってしまった。5枚とも未見だからね~!

楽しみですね。私も未見の作品があります。

>ココから先、7冊目のノートの中身は、9割以上「邦画」です。

邦画大好きの私です。日本人だから、日本映画を愛したいです。私が今まで観た映画の半数近くは邦画です。

アスカパパさん、こんにちは☆

  1. 2010/08/01(日) 10:21:20 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
コメントとトラックバックを有難うございました☆

> あのラストシーンは名場面と思います。ラストシーン・ランキングも選んでみたい。と思っているのですが、間違いなく入れると思います。因みに、第1位は「第三の男」で確定しています。

でました~!アスカパパパさんのランキング~!goodですね~!
いつか見せて頂ける日を、楽しみにしています☆

> 本当に、そう思います。「明日への遺言」で「戦争は無くならないと思う」と呟いた岡田中将の言葉が未だに離れません。

あの作品、良かったですネ☆
藤田さんの主演としての遺作になり、ご立派な作品で良かったですね~!

> >他の映画とのリンク
> 「サウンド・オブ・ミュージック」のラストシーンが、この映画のラストシーンとリンクします。

あぁ~そうかもしれませんね~まぁ敵がいなかったけど、同じようにスイスへ入ると言う事ですね~。
季節が違うのでピンとこなかったけど、さすが、アスカパパさんです!!!

> 君が代もそうですが、「海ゆかば」を代表とする当時の軍歌にも暗いものがあったのを思い出します。音楽的には短調のせいですが。

日本の歌はそれはそれなりに素晴らしいのですが、あぁいうシーンには合いませんよね~!
今はサッカーの応援とかでも♪翼を下さい♪が多いみたいですね!

ゼラニュウム、移動時の景色、エルガのエピソード、
共感できる部分が多くて嬉しいです!

> あの時代に、DVDをお持ちでしたか。私はビデオテープでしたので…。

2002年に初めてのHDD(DVD付き)を買いまして(自分のモノ)
他の部屋はまだビデオだったんですけど、いまは全部の部屋でHDD(又はブルーレイ、DVD付き)になりました。
ウチはレーザーディスクの時代がなく、いきなりHDDになったのです。

> 楽しみですね。私も未見の作品があります。

はい、また、感想を読んで頂けると嬉しいです。月に2枚の予定です。

> 邦画大好きの私です。日本人だから、日本映画を愛したいです。私が今まで観た映画の半数近くは邦画です。

はい、私も邦画には邦画の良さがあると思っています。好きな作品も多いです。
これからも宜しくお願いします☆
 
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古今東西、色々な映画が好きです♪
一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

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