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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


2-657  翼よ!あれが巴里の灯だ

  1. 2010/06/21(月) 23:00:00_
  2. ビリー・ワイルダー
  3. _ comment:4
The Spirit of St.Loius  (翼よ!あれが巴里の灯だ)  1957年・アメリカ



下のイラストは「忘却エンドロール」の宵乃さんが描かれた素晴らしいイラストです。この飛行機は、このイラストの通りに、明るい空の下に広がった暗い雲の中を、さらに低く、今の飛行機では考えられない低いところを時々ナナメになって、ヨロヨロと飛んで行ったのです。その感じがとてもよく出ている、素晴らしいイラストです。




宵乃さんの記事へ飛びます






 
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2010年6月21日(月)  BS2を録画しながら、ほぼリアルタイムに鑑賞しました。

監督 ビリー・ワイルダー
主演 ジェームス・スチュワート (リンドバーグ役)



感想の前に・・・私の勘違い

  長年この映画の事を、戦争映画だと勝手に思い込んでいて、見るのを避けていた事。
  他に、リンドバーグと言う人は金持ちの道楽で行ったのだと、長年思い込んでしまっていた事。
  両方とも全くの間違い・勘違いでした。ゴメンなさい☆



ココから感想です。

ワイルダー流石の、オーソドックスな作り!
この映画は映画のお手本のような作り。


いつものように、小物の使い方が上手
虫、ミラー、ネックレス、計器(催眠術師のように)お魚カレイ、
メダル(神父さんから貰った聖クリストファ・・・海を行く旅人の守護聖人・・・のお守り )

ひとつひとつの回想
サスペンダーの会社の人 飛行機を作る会社の人 神父さん 救急車

最後に着陸の時やっと口にした“神よご加護を”
でもね、本当はずっと神様が守ってくれたのよ、落ちなかったでしょう?
もうちょっとで落ちていたものね、寝ていたし。

神父さんの事や過去の事色々と思うけど、全てがつながっていてこの事の為だったんだよね
パリで人々がキチガイみたいに手を振っていた事、
終わり方があっさりとしていた事、機への愛情、ラストシーンは本物のフィルムだった事、

う~ん、見やすい映画でした。

原題がワイルダーらしくて、“スピリット”がこの映画のテーマ、飛行機の名前ではない“たましい”なのだ。
根底を流れる神への想い、そして自分の魂がそこにつながっている事。
だからこそ、この映画には「今」巡り合えたのだと思う

邦題はまあ素敵だけど、原題の深い意味が伝わらず、興行の為丸出しで悲しい。
(たしかに、リンドバークの書いた手記の邦題でもあるのですが)

話がわかっているのに・こんなに感激するなんてすごいし
撮影がすごい 低いとこを飛んで不思議 手をふったり 目視で確認したり

プロローグの言葉“意思と肉体と魂をとして(かけて)”
1927年の話
1957年公開まで30年
それからさらに53年
今の飛行機とは全く違う重み?
今は軽い・・・誰でもお金を使えば乗ることが出来る・旅行の道具
昔は「許された人が頑張って使う大切な道具」だったのね

鑑賞後、唐突に、
グレン・ミラーが渡れなかった大西洋、この映画で渡れて、本当に良かったと
思いました。(ジェームス・スチュワートの顔を見ていたら、本当に良かったねって、涙が出ました)



信じられない事にDVDがない!
(その後、TSUTAYAオンデマンドで発売されました)
下の写真は、この映画の1シーンの写真です。



ジェームス・スチュワート





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comment

こんにちは

  1. 2010/06/30(水) 10:00:04 |
  2. URL |
  3. 宵乃
  4. [ 編集 ]
またまたイラストを載せていただいてありがとうございます。miriさんのブログに載っているほうが、なんだかサマになるから不思議!

リンドバーグさんについてはまるで知らなかったので(冒頭で説明してたかも・・・?)、ほんとうにたどり着けるのかハラハラしてしまいました。
夢に向かって一生懸命になっている姿を見ると、本気で応援したくなりますよね。出資者のひとたちも、パリの人たちも、こんな気持ちだったのかな?

>今の飛行機とは全く違う重み?

この時代の新型(?)飛行機の扱いは、現代の宇宙ロケットの扱いのようでしたね。値段的にはましだけど。
こういう忍耐と勇気のある人々が、科学の発展に貢献しているんだなぁと思います。

こんにちは。

  1. 2010/06/30(水) 10:18:48 |
  2. URL |
  3. アスカパパ
  4. [ 編集 ]
>鑑賞後、唐突に、
グレン・ミラーが渡れなかった大西洋、この映画で渡れて、本当に良かったと
思いました。(ジェームス・スチュワートの顔を見ていたら、本当に良かったねって、涙が出ました)

↑miriさんの、上記の文を読み終えた途端に、私も…、不覚にも涙が出ました。本当です。
だって、素晴らしい名文ですもの!!!

この頃の、私のノートを眺めていますと、時々、俳優ベスト10を書いてあるのが目に留まります。
その殆どが、外国男優の部、第1位は、ジェームズ・スチュワートであります。

ジェームズ・スチュワートの思い出については、何れ、古今東西の俳優ランキングを公表の暁に述べたいとは思っているのですが、その前に公表すべきランキングもありますもので…。(笑)

このコメントを投稿後に、折り返し、トラックバックさせていただきます。

宵乃さん、こんにちは☆

  1. 2010/06/30(水) 14:59:15 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
コメントを有難う~!
そして素晴らしいイラストを載せさせていただき、本当に有難うございます☆

> またまたイラストを載せていただいてありがとうございます。miriさんのブログに載っているほうが、なんだかサマになるから不思議!

いえいえ、こちらこそ、私のブログが、宵乃さんのイラストで、パッと華やかになるので、本当に有難いです。
やはり“イラストそのもの”の良さが光るのだと思います♪

> リンドバーグさんについてはまるで知らなかったので(冒頭で説明してたかも・・・?)、ほんとうにたどり着けるのかハラハラしてしまいました。

リンドバーグの事は、学校で習ったような気がします。
クリスティの「オリエント急行殺人事件」って知っていますか?映画にもなっています。
あの、元々の事件は、リンドバーグがモデルなんですよね・・・もし分からなかったらゴメンなさい☆

> 夢に向かって一生懸命になっている姿を見ると、本気で応援したくなりますよね。出資者のひとたちも、パリの人たちも、こんな気持ちだったのかな?

あの出資者の人たちは、自分のためにもやっていたと思うけど、純粋な思いもあったと思います。
パリの人々は、昔から他人のことを自分のことのように、気が狂ったかのように喜べるような映画がありますよ~。

> >今の飛行機とは全く違う重み?
> この時代の新型(?)飛行機の扱いは、現代の宇宙ロケットの扱いのようでしたね。値段的にはましだけど。
> こういう忍耐と勇気のある人々が、科学の発展に貢献しているんだなぁと思います。

そうですね~!
人類の進化には、いろんな要素があるけど、こういう報われた人の影に、どれほどの犠牲が・・・とも思います。
科学の発展で受けた恩恵は、人類の平和のために、お金ではなく、公平に享受させてもらいたいですネ。
(平和ボケの日本人の発言です)

アスカパパさん、こんにちは☆

  1. 2010/06/30(水) 15:07:18 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
コメントとトラックバックを有難うございます☆

> ↑miriさんの、上記の文を読み終えた途端に、私も…、不覚にも涙が出ました。本当です。
> だって、素晴らしい名文ですもの!!!

そんなふうに書いて下さり、有難うございます☆
本当に唐突に、この人はグレン・ミラーさんなのだ(でもあったのだ)という感じを受けて・・・
多分、俳優という職業は、その場でその人をするだけでなく、やはり心身刻み込まれるのではないか?と思いました。

> この頃の、私のノートを眺めていますと、時々、俳優ベスト10を書いてあるのが目に留まります。
> その殆どが、外国男優の部、第1位は、ジェームズ・スチュワートであります。

いろんな映画に、いろんな監督に、引っ張りだこの売れっ子さんでしたものね。
でも、冷たいスターさんではなく、あたたかい人間味のあふれた、素晴らしい男性でしたよね。

> ジェームズ・スチュワートの思い出については、何れ、古今東西の俳優ランキングを公表の暁に述べたいとは思っているのですが、その前に公表すべきランキングもありますもので…。(笑)

どうぞごゆっくりアップなさって下さいね。
いつまでも楽しみにして、お待ちしています☆

> いい映画は、時を選ばず。人を選ばず。ということを実感させると、痛切に思います

本当にこの映画は、そのお言葉通りの映画ですネ!
戦争映画と思いこんでいた私ですが、多分「パリは燃えているか」とゴチャゴチャになっていたのだと思います。
でも、今、巡り合えたからこその感想もありますし、こういう映画を見られて、本当に幸いです☆

いつも有難うございます☆ 大理石の男は、また後日お邪魔します。
 
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古今東西、色々な映画が好きです♪
一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

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