FC2ブログ

映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


(1-144)  望郷  (殿堂入り)

  1. 2010/06/03(木) 22:30:00_
  2. ジュリアン・デュヴィヴィエ
  3. _ comment:10
殿堂入り  Pepe le Moko  (望郷)  1937年・フランス



望郷





 
.


2010年6月3日(木)  セルDVD

監督 ジュリアン・デュヴィヴィエ
主演 ジャン・ギャバン(ぺぺ・ル・モコ役)

感想
覚えている場面も多く、話の流れもホトンド分かっていたけど、
何と言うか、うまく書けないけど、この映画も名作と言われる作品ではありますが・・・

映画的手法、監督のきっと意図すると思える
カスバの全景、二人の出会いの目と目のやりとり、
心が燃える場面の巴里の風景のやり取り、緊迫する警察との戦いの全て、
船を見送り名を叫ぶ時に警笛が鳴りその声をかき消すところ、最後の自分で死を選ぶところ、
そんな全ては素晴らしいと思ったのですが、

今回私が心を寄せたのは「イネス」だから、イネス視線でこの話を解くと・・・

“元々フランスで銀行強盗して逃げてきて、私がかくまってやったのよ、2年も尽くして、
あちこちの女に手を出して浮気されたけど、許してきた、だって彼はいつも私のとこに戻ってきたもの・・・
でも今度は違う、彼は私に飽きて、この街にも飽き飽きして、彼女と巴里に行きたいんだわ・・・
誰が行かせるものですか、それなら警察に捕まえてもらう方がよっぽどマシよ・・・
何で?なんで死ぬの?警察がちゃんと見ていないから、彼があんな事をするのよ、
あぁゴメンなさい、私が悪かったわ、どうか生き返ってあなた~!”

こんな感じの話なのでありました。

ギャバンは若過ぎず、ちょっとまだ若さも残っていて良い感じでした。
ギャビーさんは、いかにも監督の使いそうな目でモノ言える女優さんですが、

今の私は、生活にまみれて疲れて、ぺぺに愛してもらいたい・・・
ただ、それだけのイネスに心が揺れ

その役柄を、この女優さんはよく演じていたと思いました。



初見時等の感想はこちら

1-144 ・・・ 望郷(37・仏)
1-144 ・・・ 2回目



**********************



いよいよ、デュヴィヴィエ監督のDVDはあと1本になりました。
6月後半に鑑賞します。




<<2-640  愛の流刑地 | BLOG TOP | 2-639  気分を出してもう一度>>

comment

管理人のみ閲覧できます

  1. 2010/06/16(水) 09:44:25 |
  2. |
  3. [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます

こんにちは。

  1. 2010/06/16(水) 17:28:26 |
  2. URL |
  3. アスカパパ
  4. [ 編集 ]
miriさんは、女性ですから、極く自然に、イネスに心を寄せられて鑑賞されたのは、当然のことだと思います。私は男性ですので、極く自然にぺぺ・ル・モコ目線で観ていたと思います。
そうであってこそ、映画は面白いと思います。ああ、そういう見方もあるのだなぁ。と、勉強になりました。
映画で、いろいろな人生の縮図が垣間見られるのは楽しいです。
トラックバックさせていただきました。

追伸:
ご質問に対するお答えを忘れていました。
下記の通りです。
①題名=『青春』という名の詩
 著者=宇野 収/作山宗久
 発行所=産業大学出版部
 昭和61年10月30日 初版発行

②題名=老いてこそわかる映画がある
 著者=吉村英夫
 発行所=大月書店
 2004年6月11日第1刷発行

以上です。

アスカパパさん、おはようございます☆

  1. 2010/06/17(木) 09:04:07 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
コメントとトラックバックを有難うございます☆

> miriさんは、女性ですから、極く自然に、イネスに心を寄せられて鑑賞されたのは、当然のことだと思います。私は男性ですので、極く自然にぺぺ・ル・モコ目線で観ていたと思います。

ハイ、そうですね☆
後で記事をゆっくりと読ませて頂きますネ。

> そうであってこそ、映画は面白いと思います。ああ、そういう見方もあるのだなぁ。と、勉強になりました。

色々な人の映画への見方が、こんなにも色々とあると知ったのは、ネットのお陰だと思います。
勉強になりますネ、ホントに!

> 映画で、いろいろな人生の縮図が垣間見られるのは楽しいです。

この映画は、まさにそうですね!
カスパの全景を見ると、いつもなんとなく悲しくなってしまいます・・・。

> ご質問に対するお答えを忘れていました。
> 下記の通りです。

ご本の事、教えて下さり、有難うございます。
書かれた先生は存じ上げませんが、特に②は興味ある内容です。
いつか読めたら・・・と思います。

  1. 2012/06/16(土) 23:42:43 |
  2. URL |
  3. マミイ
  4. [ 編集 ]
miriさん、こんばんは。
初見時と2回目再見の記事も読ませていただきました。

イネス目線でのお話のまとめ、わかりやすかったです。
一時の激情に身を任せて行動しても
後悔しか残らないのかもしれません。
悲しいお話だったけど、こちらの気持ちまで凹んで沈みこんでしまうような
終わり方ではなかったので、このあたりは監督さんがお上手なんですよね。

カスバの街並みやそこに住む人々の暮らしぶりなど
すごくこの映画の雰囲気にあっていて
とてもひきこまれました。
行ってみたいけど、迷いこんで帰ってこれなくなってしまいそうでちょっぴり怖いです(^^;

マミイさん、おはようございます☆

  1. 2012/06/17(日) 06:29:50 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
> 初見時と2回目再見の記事も読ませていただきました。

いやいや、お恥ずかしい・・・本当に有難うございます☆

> イネス目線でのお話のまとめ、わかりやすかったです。

イヤ全く人間は、自分の立場が優先で、お恥ずかしい事です。

> 一時の激情に身を任せて行動しても
> 後悔しか残らないのかもしれません。
> 悲しいお話だったけど、こちらの気持ちまで凹んで沈みこんでしまうような
> 終わり方ではなかったので、このあたりは監督さんがお上手なんですよね。

そうですね~まぁ長く名作、監督の代表作と、
愛されてきたのですものね~そういう作品なのでしょう・・・。

> カスバの街並みやそこに住む人々の暮らしぶりなど
> すごくこの映画の雰囲気にあっていて
> とてもひきこまれました。
> 行ってみたいけど、迷いこんで帰ってこれなくなってしまいそうでちょっぴり怖いです(^^;

迷いこんで・・・もしかして方向何とかですか?
私はあぁいうのを見ると、どんどん枝葉の道に行ってしまいたいんですよ~(爆)。

マミイさんはダーリンさんに手をひかれて行かれるのが宜しいかと・・・(笑)。

ぜんぶ読ませて頂きました

  1. 2012/07/11(水) 12:02:43 |
  2. URL |
  3. 宵乃
  4. [ 編集 ]
やはり観る毎に見方が変わっていって興味深いですね~。
わたしは今回初見で、この3つめの感想に一番近い感じです。やはりイネスさんが一番身近に感じるというか、気持ちがわかります。嘘をついたことをなじられて、「言ってもきかないでしょ…?」とうつむきながら答えるとこにグッときました。
ただ、ぺぺにはぜんぜん感情移入できなくて、望郷の思いが強ければ強いほど「自業自得だろうが…」と冷めた目で見てしまって…。
危険な場所に自分から入っていく女性も(犯罪を助長するから)嫌いなので、ヒロインにもムカついてしまったし、その他の人々は誰が誰だか把握しきれなかったり…ダメダメですね~。
あと、ここだけは譲れないんですが、ギャバンの皺がないのにはガッカリです(笑)

**********************
ブログ、今はきちんと見えているようで安心しました。教えて下さってありがとうございます。あと、追伸の方も読ませて頂きました。
やはり、あのトムという男は、「死刑台のエレベーター」のバカップルと同じで、わたしには理解できない人種だという事がわかりました。誰にも感情移入できない作品は、私にはちょっと観るのが辛いですね~。

書き忘れました

  1. 2012/07/11(水) 12:55:46 |
  2. URL |
  3. 宵乃
  4. [ 編集 ]
「ハート・ロッカー」ご覧になったんですね。
わたしもあれはすごく疲れました。嫌いというほどではないけど、再見はしなくていいです(笑)
目の前に家族がいても、遠くに感じているように見えるシーンは哀しかったですね~。

Re: ぜんぶ読ませて頂きました

  1. 2012/07/11(水) 16:03:06 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
宵乃さん、こんにちは☆
お恥ずかしい昔の感想も、たくさん読んで頂き、コメントを有難うございます☆

> やはり観る毎に見方が変わっていって興味深いですね~。

高校生、OL、おばちゃん、と、
どんどん変わりますね~(爆)。
2回目の時は、世界名画劇場だと思います。

> わたしは今回初見で、この3つめの感想に一番近い感じです。やはりイネスさんが一番身近に感じるというか、気持ちがわかります。嘘をついたことをなじられて、「言ってもきかないでしょ…?」とうつむきながら答えるとこにグッときました。

あの女性は、高校生から見ると、情けない女にしか見えなかったのでしょうけど
ココまで来ると、いじらしい女性に見えるのですよね~。

> ただ、ぺぺにはぜんぜん感情移入できなくて、望郷の思いが強ければ強いほど「自業自得だろうが…」と冷めた目で見てしまって…。

まぁ、強盗やらかして逃げて来たんで、
北アフリカには、そういうのが多かったかもしれませんね~?

> 危険な場所に自分から入っていく女性も(犯罪を助長するから)嫌いなので、ヒロインにもムカついてしまったし、その他の人々は誰が誰だか把握しきれなかったり…ダメダメですね~。

ヒロインは、映画的に必要な存在で、仕方ないですけど、
その他のヒトなどどうでも良いですよ(笑)。

> あと、ここだけは譲れないんですが、ギャバンの皺がないのにはガッカリです(笑)

爆笑、ですよね~。貴女らしくて、素敵☆
私もギャバンは中年の頃の方が好きですが、
この作品よりも若い時のも見ていますが、まぁ演技は良いと思います。

> **********************

> やはり、あのトムという男は、「死刑台のエレベーター」のバカップルと同じで、わたしには理解できない人種だという事がわかりました。誰にも感情移入できない作品は、私にはちょっと観るのが辛いですね~。

感情移入・・・出来る作品の方が少ないのではないでしょうか?
映画は作りモノですから、私はそのあたり、ほんの一部の作品を除いて
他人ごとだから冷静に見る、って感じの方が多いと思います。

まぁ宵乃さんは「太陽がいっぱい」「死刑台のエレベーター」は今後は再見なさらず、
他の多くの良いフランス映画に出会ってほしいです♪

>「ハート・ロッカー」ご覧になったんですね。
>わたしもあれはすごく疲れました。嫌いというほどではないけど、再見はしなくていいです(笑)
>目の前に家族がいても、遠くに感じているように見えるシーンは哀しかったですね~。

すみません、こちらには多くの人がコメント書いていらっしゃったので
「雪之丞」に、コメントさせて頂きました。

オスカー作品賞をとった意味はあると思いますし、アメリカ人にとっては
本当に町内に何人も、戦争でおかしくなった人もいると思うんですけどね、
だから良い作品だと思うんですけど、

日本人として時間を使って、イラク戦争のこと、もう知りたくないって感じなんですよ~
セコイかもしれないけど、見たくないというか、
この作品の疲れ方は異常でしたよね~。

戦争から帰って来た家族と、待っていた家族と、
深い溝が出来るのは、国家のせいだと、私は思うので、見るのが辛かったです・・・。

♪ここは地の果てアルジェリア どうせカスバの夜に咲く~♪

  1. 2013/08/18(日) 22:37:53 |
  2. URL |
  3. 鉦鼓亭
  4. [ 編集 ]
 miriさん、こんばんは

イネスの心情、書かれてる通りで、よく解かります。
僕も、この作品、一番目が行ったのはイネスです。
二番目は現地人の刑事スリマン。
三番目がぺぺでした。(笑)

戦前、リアルタイムで見たら、きっとカスバに憧れただろうな。
最後は、確かに切ない事は切ないんだけど、
自分で選んだ人生の結末ですからね・・・。
ちょっと、期待値が高すぎたかもしれません。

弟は「フランス人(西洋人)の優越意識が感じられて」イマイチだったと言ってました。
僕は、その辺はそれ程でもないけど、ヨソ者の勝手な話を美化しただけ、という感じはしました。

Re: ♪ここは地の果てアルジェリア どうせカスバの夜に咲く~♪

  1. 2013/08/19(月) 19:13:16 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
鉦鼓亭さん、こんばんは☆
コメントを有難うございます☆

> イネスの心情、書かれてる通りで、よく解かります。
> 僕も、この作品、一番目が行ったのはイネスです。
> 二番目は現地人の刑事スリマン。
> 三番目がぺぺでした。(笑)

高校生が見ると、反対になります、きっと今の時代でも(笑)。

> 戦前、リアルタイムで見たら、きっとカスバに憧れただろうな。

あ、それは間違いないと思います☆

> 最後は、確かに切ない事は切ないんだけど、
> 自分で選んだ人生の結末ですからね・・・。

お互いこの年齢になると、そういう風にしか見られませんよね~!

> ちょっと、期待値が高すぎたかもしれません。

この監督の有名な作品はこれと「舞踏会の手帖」で、
両方とも高校生が初見したら、いつまでもこころに残る作品なのですが、
なかなかね~(笑)。

期待して下さい!
って今の年齢でも思える作品もあるのですけど、コレはね~(笑)。

> 弟は「フランス人(西洋人)の優越意識が感じられて」イマイチだったと言ってました。

いつ頃初見されたのでしょうか?
フランス映画なんて昔も今も同じですよね、そういうとこ(笑)。

> 僕は、その辺はそれ程でもないけど、ヨソ者の勝手な話を美化しただけ、という感じはしました。

ひとことで言えば、そう言う映画です、ハイ☆
私も同感です!!!

・・・でも、若いやらわかいこころに残っているこの作品は、
そういう作品では、全くありません。
両者は私の中で、何の矛盾もなく、一緒に存在しています♪


.
 
 管理者にだけ表示を許可する
 


このブログ内の検索フォームです

私のプロフィールです 

miri

Author:miri
古今東西、色々な映画が好きです♪
一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

カテゴリです❀

1975年からの記録(記事追加中です)

ネタばれについての、お知らせです。

感想文の中で映画の内容について深く触れている場合は、必ず大きな色文字でお知らせしています。 また、感想文の途中の一部分のみのネタばれの場合は、白抜きの隠し文字(反転で読めます)にしてあります。 ただ、申し訳ありませんがその白隠し文字は携帯(スマホ)では見えてしまいます(ペコリ)。 最後に、2008年以前の文章については、配慮はしてありません(ペコリ)。

« 2019 08  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31