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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


5-1326  三度目の殺人

  1. 2017/09/09(土) 23:00:00_
  2. 是枝裕和
  3. _ comment:2
三度目の殺人  2017年・日本



三度目の殺人




 
.


2017年9月9日(土)  近所のシネコンにて

監督 是枝裕和
主演 福山雅治

感想
良い映画だと思います、
今年の邦画ナンバー1になりました。


是枝監督は、正直言うと「誰も知らない」を映画化したことで引っかかっていて、
どうしてもいつまでも好きにはなれない人だけど、
良い映画を作るとは思っています。

この映画のヒロインである広瀬すずを売り出したい気持ちは
この映画では感じなかったので、気持ち悪くなく見られました。
広瀬は、前に見たその気持ち悪さを感じた映画と全く違って、
すごくうまかったし、良かった、全然違う人間でした。

やっぱり役所さんがうまいから、全員がそこに高く引き寄せられるんでしょうね、
もちろん主演も、私はそんなふうに思いました☆

福山さんもトシとってきて、俳優らしくもなってきたし、
重盛役にはピッタリでした。

満島ひかりの弟君も、その役柄に・背中に・私たち一般鑑賞者をのせて
重くて大変だったとは思うけど、良いお仕事になりましたね!

市川実日子と吉田鋼太郎も良かったです。
特に市川は、自分のするべきことが心底分かっている
けっこうな女優だなって感じしました。


この映画を見て、見終わって、
人は自分の手のひらを見て、
空を見上げるんだろうな、
それで監督の勝ちなんだろうな、って思いました。


あと、ある女優ですが、彼女は演技をしていないんだなって感じでしたね(笑)。
平気でうそをつく、それは役柄ではなく、彼女自身だったんですね!



以下、内容に触れていますので、お気を付けください。



********************************



まぁ描写しない人物や関係性も多いわけで
ちょっとずるいかな?とか思わないでもないけど、
あれこれ入れたら4時間になるから仕方なかったんでしょうね。

重盛の娘を想う気持ちと、
三隅の会えない娘と、その面影を感じる咲江への想いと、
私は普通の人間だからそこに感慨深くします。

でもその時に咲江の両親を見てしまうと、
この世で一番してはならないことの一つと
それを見て見ぬふりする大罪が、咲江の言葉に映ってきて
もしかしたら、犯人は・・・と、思わないでもないですね。。。


三隅の役柄に命がなければ
ただの絵空事になるところだったから


もちろん監督の書いた上手な(映画にするための)脚本ではあるけれども
そこを好感するかどうかでこの映画の評価は変わるんでしょうね、
やっぱ役所さんしかいないでしょ?
まさか恭平に出来るわけないし(笑)。

この映画の宣伝を少し見た時に、「三度目」の意味が分かったように思ったことと
広瀬の役柄にはそういうことがあるんではないか?と思ったことは
今でもそのまんまです。
だからって、威張っているわけではないけど・・・

あ、そうそう、
判決の出た後に咲江の前を三隅がちらとも見ずに通り過ぎる
あの場面も私には涙モノでした。


夢の中の雪遊び、みんなそれぞれに、
我が子や我が親とは 今はできなくなってしまったことを
ああやって、3人の身体を上から映して、
とても美しくて哀しいシーンでした。




↓ この度断捨離の一部で映画チケットを捨てることにしました。
 その代わりに実寸大で記事に貼り付けます(笑)。 2020年9月

三度目の殺人映画チケット





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comment

こんにちは。

  1. 2017/09/24(日) 09:38:06 |
  2. URL |
  3. 白くじら
  4. [ 編集 ]
私も本作は初日鑑賞でした。(^^)/

全体的に派手なシーンもなかったけれど、しっかり引き込まれてしまいました。
特に、役所さんと福山さんとの会見のシーンがよかったですね。常に役所さんの方が主導権を持っていて、結局はすべてが彼の掌で踊らされていた感がありました。(^^)

あと、裁判所の流れについては、まさかこんなように真実を知る以前に、自分たちの都合を優先しているのには驚きました。
まさに、犯罪者はどっちだ!と言いたいです。

あの雪合戦のシーンはとてもよかったですね。
私は最初回想かと思っていましたが、夢だったんですね。(^^;

あ、ある女優に関しては、地だったんでしょうかね。(-o-;

白くじらさん、こんにちは☆

  1. 2017/09/24(日) 13:27:11 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
コメントを有難うございます☆

> 私も本作は初日鑑賞でした。(^^)/

あ、同じ日だったんですね、嬉しいです♪

> 全体的に派手なシーンもなかったけれど、しっかり引き込まれてしまいました。
> 特に、役所さんと福山さんとの会見のシーンがよかったですね。常に役所さんの方が主導権を持っていて、結局はすべてが彼の掌で踊らされていた感がありました。(^^)

はい、私は福山さんはあまり俳優として評価していなかったんですが
「そして父になる」では良かったと思って、
でもこの映画ではやっぱりまだまだだなあと思ったんです。

それはやっぱり、レベルの違う、役所さんという存在が大きかったと思います☆
役所さんでなかったら、この映画は失敗していたくらい思います☆

> あと、裁判所の流れについては、まさかこんなように真実を知る以前に、自分たちの都合を優先しているのには驚きました。
> まさに、犯罪者はどっちだ!と言いたいです。

何か他の映画とかサスペンスドラマとかで見たことあります。
白くじらさんはあまり見たことなかったんでしょうか?
それはショックですよね・・・。

私はどうせ的な目線もあって・・・その中でも無名俳優の裁判長が
けっこう本物みたいに見えて、良かったです☆

> あの雪合戦のシーンはとてもよかったですね。
> 私は最初回想かと思っていましたが、夢だったんですね。(^^;

・・・3人が普通の状態で会ったことはないですから
回想ではありませぬ・・・夢ですがもしかして願望だったりして(笑)?

美しいシーンでした♪

> あ、ある女優に関しては、地だったんでしょうかね。(-o-;

ハハハハハ・・・あまりにもグッドタイミング(バッドタイミングかも?)で(笑)。

彼女の事昔好きだったんで(若い時の過ちはともかく)
3人も可愛い子供やもちろんご主人様を裏切っていたことを知り、
今度こそは呆れ果て嫌いになりました。

この役柄は、ピッタリでした、「地」です、間違いなし!!!


.
 
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